「後悔」「ミス」「やっぱりいらん」。そんな後ろ向き発言が並ぶ“マイホーム”アカウントがある。投稿者は3年前“庭付き戸建て”を新築したおはるさん（@oharu_hoooome）。新生活とともに新居の“映え系”Instagramを始めようとしたところ、続々と後悔ポイントが発覚。そこで、“家づくりの失敗”を発信することに。念願の庭付き新築戸建て。検討に検討を重ねた注文住宅ながら、住んでみたら絶望した家づくりの失敗とは。

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■入居わずか３年も「お金がたまったらリフォームしたい」場所

――ご自身の失敗から学んで欲しい、というお気持ちで「新居の失敗」を投稿されているとのことですが、ご自宅の「後悔ポイントbest３」はどのようなものですか。

【おはる】　3位は「お風呂の窓」です。今年で入居３年目ですが、まだ開けたことないんです。よく考えたら、以前住んでいたアパートでは窓なくても問題なかったんですよね。お風呂に窓をつけたら断熱効果が下がるし掃除する場所も増える、開ければお隣さんから丸見えで…。空を眺められるような作りだったら窓があってもいいかもしれないですね。

――「開かずの窓」状態なんですね…。第2位は？

【おはる】　次は「ファミリー玄関」です。我が家のファミリー玄関、狭い狭い（笑）。ベビーカーを置いているんですけど、それでもういっぱいで通れないんです。間取り図からは想像できなかったですね。フォロワーさんも「同じです」って方が多くて。ファミリー玄関を作るなら最低でも大人２人が横に並べるぐらいのスペースが必要だと思います！

――ゲストが使うメイン玄関と、家族が使う空間を仕切りで分けた「ファミリー玄関」は近年人気ですが、仕切ったことで使い勝手が悪くなってしまった、ということですね…。では、マイホームで最も後悔しているポイントはどこでしょうか。

【おはる】　なんと言っても白い玄関タイル。とてつもなく汚れます！掃除しても次の日にはめちゃくちゃ汚れます。白って清潔感あるし、広く見えるからいいなぁと思って採用したのが間違い。雨が降れば「泥水撒かれた？」ってぐらい汚れちゃいます。頑張って週１で掃除しているんですが、掃除しても真っ白のタイルには戻らなくて。お金をが貯まったら真っ先にリフォームしたいです！

■担当者との感覚の違い？「不自然なコンセントの位置」「主張しすぎる幕板の太さ」

――“後悔”というほどではないけれど、新居には「思っていたのと違う」というポイントも多々あったそうですね。

【おはる】　これもありすぎて（笑）。まず、第３位は「コンセント」。スタディスペースにあるコンセントなんですが、通常だと縦並びですが、わざわざ横並びに変更したんです。それを“標準仕様の高さ”にしたら、机からめちゃくちゃ高い位置で！

すぐに営業さんに確認したら「モデルハウスもその高さですが使ってたら慣れますよ。変じゃないですよ」って。思わず心の中で『慣れるかーい！　変じゃーーー！』とツッコミました…。もっと机に近い高さにつけたかったですね…。

――プロに「変じゃないですよ」と言われたら反論しにくいですが、机に対してコンセント位置が高いとコードが気になりますよね。第２位はいかがですか。

【おはる】　2位は「リビング階段」です。想像以上に音が２階に響くし、冬はめちゃくちゃ寒い！　実はエアコンの位置が悪くて、リビング階段の正面につけてしまったため、暖房の暖かい空気が２階へ行ってしまうんです。リビング階段を採用される人は床暖房をお勧めします。

――「リビング階段」はエアコンの位置に要注意と…。

【おはる】　そして…１位は「幕板（まくいた）」です！　吹き抜け部分の壁に取り付けられるものですが、これ見た時は旦那と２人で『思ってたんと違うな…』って言いましたね。「細い木が入ります」と聞いていたけど、想像よりもだいぶ太かったんです。人によって細いとか太いとか感覚が違うから、絶対にどんなものが採用されるか見て確認したほうがいいです。もっと細い幕板がよかったなぁ…。

――確認、大事ですね。最後に家づくりを予定されている方にメッセージをお願いします。

【おはる】　ぜひ、先人たちが魂込めたインスタの投稿を読み漁ってください。私のインスタもおすすめです（笑）！　家づくりってめちゃくちゃ決めることがあって大変ですけど、妥協せずに最後まで向き合ってください。私は調べもせずに「それでいいわ」って決めたところが後悔ポイントになってます。そして、家づくりを楽しんでください。楽しんだらその分お家に愛着が湧くはずです！

【おはるさん宅DATA】
関西圏／4人家族（ご夫婦、長男5歳、次男0歳）／延床32.63坪