フランス現地時間27日夜に開催された「第76回カンヌ国際映画祭」授賞式で、コンペティション部門に出品された是枝裕和監督の映画『怪物(インターナショナルタイトル:MONSTER)』(6月2日公開)が脚本賞を受賞した。脚本を手がけたのは、映画『花束みたいな恋をした』などの作品で知られる坂元裕二。また、ヴィム・ヴェンダース監督の映画『PERFECT DAYS』(日本公開未定)で、日常の楽しみを満喫するトイレの清掃員・平山を演じた役所広司が最優秀男優賞を受賞した。
授賞式には是枝監督が出席し、「ありがとうございます。一足早く日本に帰った坂元裕二さんに、すぐ報告します」と、トロフィーを受け取った。
「僕がこの脚本の基になったプロットをいただいたのが2018年の12月なので、もう4年半前になります。そこに描かれた2人の少年たちの姿をどのように映像にするか、少年2人を受け入れない世界にいる大人の1人として、自分自身が少年の目に見返される、そういう存在でしかこの作品に関わる誠実なスタンスというのを見つけられませんでした。なので、いただいた脚本の1ページ目に、これだけは僕の言葉なんですけども、『世界は、生まれ変われるか』という1行を書きました。常に、自分にそのことを問いながら、この作品に関わりました。一緒に脚本を開発した川村元気さん、山田兼司さん、作品に関わっていただいたスタッフ、キャストの皆さん、みんなの力でこの賞をいただけたと思っております。ありがとうございました」とスピーチ。
また、現地メディアの中継で是枝監督は、受賞後すぐに坂元に報告したところ、「夢かと思った」と返事があったと明かし、続けて「たった一人の孤独な人のために書きました。それが評価されて感無量です」と、喜びの言葉を寄せたことを伝えた。
カンヌ国際映画祭において日本映画の脚本賞の受賞は、2021年の「第74回」で濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が受賞して以来2年ぶり。是枝監督作品のカンヌ映画祭でのコンペ部門での受賞は、昨年の『ベイビー・ブローカー』に続き2年連続。04年『誰も知らない』では主演を務めた柳楽優弥が最優秀男優賞を受賞、13年『そして父になる』では審査員賞、『万引き家族』では最高賞であるパルム・ドールを受賞している。
授賞式には是枝監督が出席し、「ありがとうございます。一足早く日本に帰った坂元裕二さんに、すぐ報告します」と、トロフィーを受け取った。
また、現地メディアの中継で是枝監督は、受賞後すぐに坂元に報告したところ、「夢かと思った」と返事があったと明かし、続けて「たった一人の孤独な人のために書きました。それが評価されて感無量です」と、喜びの言葉を寄せたことを伝えた。
カンヌ国際映画祭において日本映画の脚本賞の受賞は、2021年の「第74回」で濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が受賞して以来2年ぶり。是枝監督作品のカンヌ映画祭でのコンペ部門での受賞は、昨年の『ベイビー・ブローカー』に続き2年連続。04年『誰も知らない』では主演を務めた柳楽優弥が最優秀男優賞を受賞、13年『そして父になる』では審査員賞、『万引き家族』では最高賞であるパルム・ドールを受賞している。
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2023/05/28