フランスで開催中の「第76回カンヌ国際映画祭」で、最新作『首』のワールドプレミア(世界初上映)を飾った北野武監督。同映画祭への参加は、『アウトレイジ』以来13年ぶり。今回、日本の実写映画で初めて「カンヌ・プレミア」部門での選出となり、北野監督のこれまでの実績が評価された形となる。北野監督は現地時間22日に受けた取材で「映画人にとって、カンヌ映画祭は、ステータス。ここに来られただけでも光栄」と喜びを見せていた。 現地では、フォトコール、レッドカーペットアライバル、そして公式上映という映画祭の行事に、出演者の西島秀俊、加瀬亮、中村獅童、浅野忠信、大森南朋らとともに出席した北野監督。レッドカーペットでは貫禄たっぷりに堂々と歩き、「キタノー!」という熱狂的なファンの歓声に手を振って応えていた。カンヌ国際映画祭代表のティエリー・フレモー氏と熱い抱擁を交わし、再びカンヌの地での再会を喜び合う場面もあった。
2023/05/24