グランビスタ ホテル＆リゾート（本社：東京都千代田区）は、昨年5月で66年間の営業に幕を閉じた神戸市立須磨海浜水族園（神戸市須磨区）の跡地一帯に、『神戸須磨シーワールド』とオフィシャルホテル『神戸須磨シーワールドホテル』を6月1日開業すると発表。外観・内観イメージや概要を明らかにした。

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　須磨海浜公園は2019年に再整備方針が決定し、「神戸須磨 Parks + Resorts共同事業体」が再開発を行ってきた。スマスイの愛称で親しまれた水族園は建て替えとなり、昨年年9月には園地の一部とにぎわい施設「松の杜ヴィレッジ」が先行オープンした。新たな水族館とホテルの開業により、“新・須磨エリア”が完成する。

■水族館『神戸須磨シーワールド』

　『神戸須磨ワールド』は「すべてのいのちは、こんなに大きい。」をコンセプトに掲げ、「生物にふれ生命のぬくもりを感じ生命の大切さを心と体で感じとっていただける水族館」を目指す。水族館が社会に対して担う4つの役割（リクエーション、教育、保全、調査）とともに、学び「Education（エデュケーション）」や遊び「Entertainment（エンターテインメント）」を融合させる。

　目玉として、西日本で唯一シャチの展示を行い、「オルカスタジアム」でダイナミックなパフォーマンスを楽しめる。また、横幅21×高さ2.7メートルの窓越しにシャチを観ながら食事ができるブッフェレストランや、世界初めてシャチの生態を学ぶことができる教育ゾーン「オルカラボ」「オルカホール」も展開する。

　さらに、イルカとふれ合い生態を学ぶことができる「ドルフィンビーチ」や、横幅12×高さ2.7メートルのワイドな水槽の前でイルカを観察できる「ドルフィンホール」も備える。このほか、瀬戸内海の自然や神戸・須磨の生態系の学びの場も提供する。

　料金は「開業後は大変な混雑が予想されるため、変動料金を導入し、一年を通じてより多くのお客様に楽しんでいただけるような料金設定としました」と説明。1DAYで大人（高校生以上）2900円〜3700円、小人（小学生・中学生）1700〜1800円を設定する。通常期間は大人3100円、小人1800円。

■オフィシャルホテル『神戸須磨シーワールドホテル』

　『神戸須磨シーワールドホテル』は、「海の夢をみる休日。」がテーマの“海への旅にいざなう価値体験型ホテル”とする。全客室がオーシャンビューで、水槽付きのプレミアムルームや日本初の「ドルフィンラグーン」を常設する。

　国内で初めてホテル内に「ドルフィンラグーン」を常設。間近でイルカを観察し、イルカの生態を学ぶことができる。

　プレミアルーム「シーワールドアクア」（66平米）は、水槽付き。ワンダーキャビンをコンセプトに、大海原を航海するような客船を想起させるインテリアと大迫力な水槽、シャチカラーの白と黒をモチーフにした優雅な空間がクルージング気分を盛り上げる。

　プレミアルーム「プレミアキングアクア」（47平米）も水槽付き。キングサイズのベッドと癒しの水槽が特徴。シーショアー「海辺」のグラデーショナルな白から青へとうつり変わるシームレスなインテリアで、特別な空間を演出する。

　オフィシャルホテル宿泊者は、チェックインからチェックアウト日まで『神戸須磨シーワールド』に何度でも入館無料。地産地消のブッフェレストランを備える。13日から宿泊予約受付を開始する。