“RIZIN初代フェザー級王者”の斎藤裕(35)が、29日に開催される格闘技『FEDELTA presents RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』(国立代々木競技場第一体育館)で、1年ぶりにRIZINに戻ってくる。昨年4月に牛久絢太郎に敗れて以来の試合で、注目度もファイターとしての成長も急上昇中の平本蓮(24)と対戦する。
ORICON NEWSでは、久々の試合に向けて静かに闘志を燃やす斎藤にインタビューを実施。試合のない期間には「引退」を考えることもあったが、「あの試合が最後になっていいのか」と自分の中のファイティングスピリットに再び火を付け、ファンの大きな声援をエネルギーに変えて試合に挑む。そんな“不屈のファイター”の試合にかける思い、平本蓮が得意とするSNSバトルへの本音、そしてフェザー級が盛り上がるきっかけとなった朝倉未来との抗争について聞いた。
■今の平本蓮と同じ24歳の頃は「上しか見ていなかった。それが若者ですよね」
――前回の牛久絢太郎選手との試合から1年が経ちましたが、復帰するまでの間に「引退」の2文字が頭をよぎったこともあったのでしょうか?
【斎藤】そうですね、この先どうしようかなとちょっと考えさせられました。プロの選手なので結果を受けていろいろ決めていかなきゃいけないですし、自分の気持ちが起き上がらなかったらもう試合をやるという決断はしなかったと思います。休んでいる間にいろんな人と話していくなかで、「あの試合が最後になっていいのか」という気持ちがあったので、引っかかるならもう一度やったほうがいいと決断しました。
――平本選手は現在24歳とRIZINの中でも若い選手ですが、斎藤選手は24歳のときはどんなファイターでしたか?
【斎藤】24歳は修斗でプロデビューしたときで、上しか見ていなくて自分が負けるなんて思わなかったです。これからどこまでも勝ち続けてチャンピオンに向かっていくんだという気持ちでした。ただ、いま思うとまったく実力がなくて、よくそんなことを思えたなって(笑)。でも、それが若者ですよね。上しか見てないし未来しか見えてない。10年くらい前の日本の格闘技界は今ほど盛り上がっていなくて、そんなにいい時代ではなかったですけど、それでも20代の大事な時期に勝負をしようと頑張っていた、悩める若者でした。
――そんな悩める若者だった24歳の斎藤選手と、いま24歳の平本選手が戦ったら…?
【斎藤】平本選手が勝ちますね(笑)。でも、それからキャリアを重ねて、練習も重ねて、いいことも悪いこともたくさん経験してきたので、いまの自分が平本選手とやるにはいい時期だと思います。
■SNSバトルは「1回始まったら終わりがない」もし平本蓮に仕掛けられたら…
――平本選手はSNSバトルやトラッシュトークで注目を集め、試合に向けてSNSで煽るのは世界的な格闘技のトレンドになっています。この風潮を斎藤選手はどう考えていますか?
【斎藤】SNSのやり取りって、試合が終わっても負けたら根に持たれたりして、ずっとそっちのバトルは続いていくから、1回始めてしまったら終わりがないですよね。世間を巻き込むという意味ではそういった方法もアリかもしれないけど、それを見たい人と見たくない人にも分かれると思います。
――もし今回、平本選手からSNSバトルを仕掛けられたら、どう反応していましたか?
【斎藤】どうしただろう…、まともにやりあう体力はないですね(笑)。
――平本選手は今回の試合を「人生の大一番」と表現しています。対戦相手の大きな意気込みは斎藤選手にも影響しますか?
【斎藤】相手ありきではあまり考えてないので、自分の試合をすることに集中していますけれども、気迫は感じるかもしれないです。試合をする選手はみんな何かしら自分の思いを持っているし、かけてきた時間とか準備したものって、けっこう試合に出ますから。そうやって気合をみなぎらせてくれたほうが試合は面白くなるので、100%で来てほしいですね。
――斎藤選手は今年で36歳となりますが、ファイターとして年齢を重ねることでプラスになることとは?
【斎藤】1試合1試合を経験してきたことは、必ずプラスになっていると思います。試合だからこそ得られる経験は練習とはぜんぜん違いますし、練習が強くても試合で勝てなかったら意味がないと僕は常々思っているので、今回の試合が終わった後も自分の成長を感じられると信じています。コンディション的な部分は年齢を重ねると難しくなってきて、10年前とは明らかに違うので、やりくりというか差し引きみたいなものを考えないといい状態で試合に臨めないですね。
――今回の試合決定直後に「全部の試合が終わった後に自分の試合が一番印象に残っているような強烈なインパクトを残したい」と言っていました。ダブルメインイベントのもう1試合の牛久絢太郎VS朝倉未来戦を意識していますか?
【斎藤】メインカードなので、そこは意識せざるを得ないというか。でもメインだけではなく他にも勝負論のあるカードが多いので、本当にすごくいい大会になると思いますし、そのなかで自分の試合が内容も結果も含めて特に印象に残ればいいなと思っています。
■RIZINフェザー級の分岐点は「僕が朝倉未来選手に勝った試合。負けていたら…」
――今大会のダブルメインイベントや、6月の『RIZIN.43』でクレベル・コイケVS鈴木千裕のタイトルマッチが組まれるなど、フェザー級が盛り上がっています。そのきっかけは斎藤選手と朝倉未来選手の2人の抗争が始まりでした。
【斎藤】僕が1回目の朝倉選手との試合(2020年11月の『RIZIN.25』)に勝ったことが、この階級の分岐点だったと思います。あそこで僕が負けていたら、フェザー級の展開は見えていなかったかもしれないし、あそこから僕にも朝倉選手にもいろんなストーリーができて、いろんな選手がフェザー級に参戦してきましたね。
――斎藤選手が1回目の牛久戦、2回目の朝倉戦、そして2回目の牛久戦と短期間で試合を続け、心身ともに本当に大変だったと思うのですが、あの頃からRIZINのフェザー級が一気に勢いが出てきました。
【斎藤】王者として防衛戦をやって階級を確立させることが自分の役割だと思っていました。王者が試合をしていかないと階級の流れはすぐに変わってしまうので、自分にできることはやってきたつもりです。
――初代王者として、再びベルトを腰に巻きたい思いは強いでしょうか?
【斎藤】クレベル選手に勝ってベルトを巻きたいとは思わないですね。他にクレベル選手とやりたい人がいっぱいいると思うので、僕は後回しでいいです(笑)。ベルトということで言うと、流れとかタイミングなんですよね。次の挑戦者に鈴木選手が選ばれましたが、6月にクレベル選手が試合をするなら勝ち続けている鈴木選手になるのは当然の流れで、これが8月だったら別の選手かもしれない。そういう流れがあるので、なかなか自分の希望通りにならないのも僕はよくわかっているので、自分がそういう流れに乗ればそういう話が来るかもしれないし、タイトルマッチは求めてもできるものではないですから。
――最後に、平本戦後のビジョンを教えてください。
【斎藤】「こいつとやりてえな」ってビビッと思える選手と試合をやりたいです。「自分と手が合いそうだな」っていう選手がたまにいるので、そういう選手がいたらすぐに飛びつける状態にしておきたい。それは日本の選手に限らず、海外の選手を含めてですね。
◆『FEDELTA presents RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』対戦カード
・第9試合
牛久絢太郎 VS 朝倉未来
・第8試合
斎藤裕 VS 平本蓮
・第7試合
倉本一真 VS 太田忍
・第6試合
武田光司 VS ルイス・グスタボ
・第5試合
浅倉カンナ VS V.V Mei
・第4試合
RENA VS クレア・ロペス
・第3試合
スダリオ剛 VS ロッキー・マルティネス
・第2試合
金原正徳 VS 山本空良
・第1試合
雑賀“ヤン坊”達也 VS アリ・アブドゥルカリコフ
【ABEMA PPVなどで全試合生中継】
ORICON NEWSでは、久々の試合に向けて静かに闘志を燃やす斎藤にインタビューを実施。試合のない期間には「引退」を考えることもあったが、「あの試合が最後になっていいのか」と自分の中のファイティングスピリットに再び火を付け、ファンの大きな声援をエネルギーに変えて試合に挑む。そんな“不屈のファイター”の試合にかける思い、平本蓮が得意とするSNSバトルへの本音、そしてフェザー級が盛り上がるきっかけとなった朝倉未来との抗争について聞いた。
――前回の牛久絢太郎選手との試合から1年が経ちましたが、復帰するまでの間に「引退」の2文字が頭をよぎったこともあったのでしょうか?
【斎藤】そうですね、この先どうしようかなとちょっと考えさせられました。プロの選手なので結果を受けていろいろ決めていかなきゃいけないですし、自分の気持ちが起き上がらなかったらもう試合をやるという決断はしなかったと思います。休んでいる間にいろんな人と話していくなかで、「あの試合が最後になっていいのか」という気持ちがあったので、引っかかるならもう一度やったほうがいいと決断しました。
――平本選手は現在24歳とRIZINの中でも若い選手ですが、斎藤選手は24歳のときはどんなファイターでしたか?
【斎藤】24歳は修斗でプロデビューしたときで、上しか見ていなくて自分が負けるなんて思わなかったです。これからどこまでも勝ち続けてチャンピオンに向かっていくんだという気持ちでした。ただ、いま思うとまったく実力がなくて、よくそんなことを思えたなって(笑)。でも、それが若者ですよね。上しか見てないし未来しか見えてない。10年くらい前の日本の格闘技界は今ほど盛り上がっていなくて、そんなにいい時代ではなかったですけど、それでも20代の大事な時期に勝負をしようと頑張っていた、悩める若者でした。
――そんな悩める若者だった24歳の斎藤選手と、いま24歳の平本選手が戦ったら…?
【斎藤】平本選手が勝ちますね(笑)。でも、それからキャリアを重ねて、練習も重ねて、いいことも悪いこともたくさん経験してきたので、いまの自分が平本選手とやるにはいい時期だと思います。
■SNSバトルは「1回始まったら終わりがない」もし平本蓮に仕掛けられたら…
――平本選手はSNSバトルやトラッシュトークで注目を集め、試合に向けてSNSで煽るのは世界的な格闘技のトレンドになっています。この風潮を斎藤選手はどう考えていますか?
【斎藤】SNSのやり取りって、試合が終わっても負けたら根に持たれたりして、ずっとそっちのバトルは続いていくから、1回始めてしまったら終わりがないですよね。世間を巻き込むという意味ではそういった方法もアリかもしれないけど、それを見たい人と見たくない人にも分かれると思います。
――もし今回、平本選手からSNSバトルを仕掛けられたら、どう反応していましたか?
【斎藤】どうしただろう…、まともにやりあう体力はないですね(笑)。
――平本選手は今回の試合を「人生の大一番」と表現しています。対戦相手の大きな意気込みは斎藤選手にも影響しますか?
【斎藤】相手ありきではあまり考えてないので、自分の試合をすることに集中していますけれども、気迫は感じるかもしれないです。試合をする選手はみんな何かしら自分の思いを持っているし、かけてきた時間とか準備したものって、けっこう試合に出ますから。そうやって気合をみなぎらせてくれたほうが試合は面白くなるので、100%で来てほしいですね。
――斎藤選手は今年で36歳となりますが、ファイターとして年齢を重ねることでプラスになることとは?
【斎藤】1試合1試合を経験してきたことは、必ずプラスになっていると思います。試合だからこそ得られる経験は練習とはぜんぜん違いますし、練習が強くても試合で勝てなかったら意味がないと僕は常々思っているので、今回の試合が終わった後も自分の成長を感じられると信じています。コンディション的な部分は年齢を重ねると難しくなってきて、10年前とは明らかに違うので、やりくりというか差し引きみたいなものを考えないといい状態で試合に臨めないですね。
――今回の試合決定直後に「全部の試合が終わった後に自分の試合が一番印象に残っているような強烈なインパクトを残したい」と言っていました。ダブルメインイベントのもう1試合の牛久絢太郎VS朝倉未来戦を意識していますか?
【斎藤】メインカードなので、そこは意識せざるを得ないというか。でもメインだけではなく他にも勝負論のあるカードが多いので、本当にすごくいい大会になると思いますし、そのなかで自分の試合が内容も結果も含めて特に印象に残ればいいなと思っています。
■RIZINフェザー級の分岐点は「僕が朝倉未来選手に勝った試合。負けていたら…」
――今大会のダブルメインイベントや、6月の『RIZIN.43』でクレベル・コイケVS鈴木千裕のタイトルマッチが組まれるなど、フェザー級が盛り上がっています。そのきっかけは斎藤選手と朝倉未来選手の2人の抗争が始まりでした。
【斎藤】僕が1回目の朝倉選手との試合(2020年11月の『RIZIN.25』)に勝ったことが、この階級の分岐点だったと思います。あそこで僕が負けていたら、フェザー級の展開は見えていなかったかもしれないし、あそこから僕にも朝倉選手にもいろんなストーリーができて、いろんな選手がフェザー級に参戦してきましたね。
――斎藤選手が1回目の牛久戦、2回目の朝倉戦、そして2回目の牛久戦と短期間で試合を続け、心身ともに本当に大変だったと思うのですが、あの頃からRIZINのフェザー級が一気に勢いが出てきました。
【斎藤】王者として防衛戦をやって階級を確立させることが自分の役割だと思っていました。王者が試合をしていかないと階級の流れはすぐに変わってしまうので、自分にできることはやってきたつもりです。
――初代王者として、再びベルトを腰に巻きたい思いは強いでしょうか?
【斎藤】クレベル選手に勝ってベルトを巻きたいとは思わないですね。他にクレベル選手とやりたい人がいっぱいいると思うので、僕は後回しでいいです(笑)。ベルトということで言うと、流れとかタイミングなんですよね。次の挑戦者に鈴木選手が選ばれましたが、6月にクレベル選手が試合をするなら勝ち続けている鈴木選手になるのは当然の流れで、これが8月だったら別の選手かもしれない。そういう流れがあるので、なかなか自分の希望通りにならないのも僕はよくわかっているので、自分がそういう流れに乗ればそういう話が来るかもしれないし、タイトルマッチは求めてもできるものではないですから。
――最後に、平本戦後のビジョンを教えてください。
【斎藤】「こいつとやりてえな」ってビビッと思える選手と試合をやりたいです。「自分と手が合いそうだな」っていう選手がたまにいるので、そういう選手がいたらすぐに飛びつける状態にしておきたい。それは日本の選手に限らず、海外の選手を含めてですね。
◆『FEDELTA presents RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』対戦カード
・第9試合
牛久絢太郎 VS 朝倉未来
・第8試合
斎藤裕 VS 平本蓮
・第7試合
倉本一真 VS 太田忍
・第6試合
武田光司 VS ルイス・グスタボ
・第5試合
浅倉カンナ VS V.V Mei
・第4試合
RENA VS クレア・ロペス
・第3試合
スダリオ剛 VS ロッキー・マルティネス
・第2試合
金原正徳 VS 山本空良
・第1試合
雑賀“ヤン坊”達也 VS アリ・アブドゥルカリコフ
【ABEMA PPVなどで全試合生中継】
2023/04/26