4月14日から16日にかけて、ヘリテージカーから最新のものまで“クルマ文化を愉しむ”をコンセプトに、千葉・幕張メッセで開催された『AUTOMOBILE COUNCIL 2023』(オートモビル カウンシル)。大手自動車メーカーのマツダは、ロータリーエンジンを搭載したプラグインハイブリッド車『MX-30 e-SKYACTIV R-EV』(欧州仕様車)を日本で初披露した。
プレスカンファレンスに登壇した同社取締役専務執行役員の青山裕大氏は、今回のマツダブースのテーマを「ロータリーエンジンの可能性の追求と新しい価値への挑戦」と説明。
「ロータリーエンジンは、『三角形のローター』が回転することによって動力を取り出すユニークな構造を持っています。56年前、そのロータリーエンジンをマツダが世界で初めて量産化に成功いたしました。
(その背景には)1960年代、車業界の再編成構想を打ち出され、自らの存在価値を示せない企業はこの荒波を乗り越えられなくなったとき、マツダは、存在価値をロータリーエンジンに懸けました。その開発を成功に導くことが至上命題となり、マツダの未来をとした不退転の挑戦が始まり、実用化への開発は実に6年に及びました。どこまでも続くいばらの道で、予想をはるかに超える技術的課題が次々と立ちはだかり、万策尽きて解決不能になった瞬間も一度や二度ではありませんでした。
量産化に成功した後も、オイルショックによるロータリーエンジン撤退の危機が訪れ、それを乗り越えるために技術者たちは常に挑戦を続けてきました」
こうした歴史を背景に、マツダはロータリーエンジンの持つ燃料の多様性や拡張性の高さをいかし、走る喜びと優れた環境性能の両立を追求。1970年代に公害対策のために、各社が動力性能を落として対応する中、従来性能を維持したまま燃費を改善したロータリーエンジンの開発に成功し、業界に先駆けて排ガス規制をクリアした『コスモAP』を発表。マツダが世界で初めて実用化した水素ロータリーエンジンを搭載した『RX-8ハイドロジェンRE』も展示し、その歴史と、未来に向けたマツダの挑戦をブースで紹介した。
この“未来”の部分につながっていくのが今回、国内で初披露となる『MX-30 e-SKYACTIV R-EV』(欧州仕様車)といえるだろう。この車に搭載された新たなロータリーエンジンの特徴について、青山氏は次のように説明した。
「ロータリーエンジンを発電機として採用したマルチ電動化技術を搭載したモデルです。発電用ロータリーエンジンは、必要とされる出力性能をコンパクトに実現できるロータリーエンジンの特徴をいかし、高出力モーター、ジェネレーターと同軸上に配置して搭載しています。そしてこのコンパクトなユニットに、17.8kWhのリチウムイオンバッテリーと50リットルの燃料タンクを組み合わせることで電欠を心配することなく、モーター駆動ならではのより緻密なクルマの反応の作り込みによる、マツダの意のままの走りを楽しんでいただくことができる車です」(同氏)
青山氏は現職に就いてからも、「ロータリーエンジンファンの強力な情熱を感じる機会が多々ありました」と、ファンの熱意を感じていると話し「私たちマツダは、ロータリーを諦めたくない。やっぱり作り続けたい」と宣言。
「私たちは2012年以降、ロータリーエンジンの量産をしばらくストップしていました。ロータリーの灯がここで消えてしまうのではないかと、特にファンの皆さまには本当に心配をおかけいたしました。しかしロータリーエンジンは、私たちマツダの飽くなき挑戦の精神の象徴であり、マツダのアイデンティティとして、未来へ受け継いでいかなければならないものです。ロータリー(エンジン)にはまだまだ可能性があります。私たちマツダ全員の思いと情熱を込めております。どのような形でも、たくさんじゃなくても、作り続けることが大事であると考えております」
その上で、「地球温暖化抑制、カーボンニュートラルへの対応は、将来から借り受けている今を生きる私たちの大きな社会課題です。一方で、心ときめく移動体験が作り出す、今を生きる私たちの“いきいきと暮らす楽しさ”と“生きる喜び”も大切に、マツダらしいやり方で“飽くなき挑戦”を続けていきます」と力強く語った。
プレスカンファレンスに登壇した同社取締役専務執行役員の青山裕大氏は、今回のマツダブースのテーマを「ロータリーエンジンの可能性の追求と新しい価値への挑戦」と説明。
(その背景には)1960年代、車業界の再編成構想を打ち出され、自らの存在価値を示せない企業はこの荒波を乗り越えられなくなったとき、マツダは、存在価値をロータリーエンジンに懸けました。その開発を成功に導くことが至上命題となり、マツダの未来をとした不退転の挑戦が始まり、実用化への開発は実に6年に及びました。どこまでも続くいばらの道で、予想をはるかに超える技術的課題が次々と立ちはだかり、万策尽きて解決不能になった瞬間も一度や二度ではありませんでした。
量産化に成功した後も、オイルショックによるロータリーエンジン撤退の危機が訪れ、それを乗り越えるために技術者たちは常に挑戦を続けてきました」
こうした歴史を背景に、マツダはロータリーエンジンの持つ燃料の多様性や拡張性の高さをいかし、走る喜びと優れた環境性能の両立を追求。1970年代に公害対策のために、各社が動力性能を落として対応する中、従来性能を維持したまま燃費を改善したロータリーエンジンの開発に成功し、業界に先駆けて排ガス規制をクリアした『コスモAP』を発表。マツダが世界で初めて実用化した水素ロータリーエンジンを搭載した『RX-8ハイドロジェンRE』も展示し、その歴史と、未来に向けたマツダの挑戦をブースで紹介した。
この“未来”の部分につながっていくのが今回、国内で初披露となる『MX-30 e-SKYACTIV R-EV』(欧州仕様車)といえるだろう。この車に搭載された新たなロータリーエンジンの特徴について、青山氏は次のように説明した。
「ロータリーエンジンを発電機として採用したマルチ電動化技術を搭載したモデルです。発電用ロータリーエンジンは、必要とされる出力性能をコンパクトに実現できるロータリーエンジンの特徴をいかし、高出力モーター、ジェネレーターと同軸上に配置して搭載しています。そしてこのコンパクトなユニットに、17.8kWhのリチウムイオンバッテリーと50リットルの燃料タンクを組み合わせることで電欠を心配することなく、モーター駆動ならではのより緻密なクルマの反応の作り込みによる、マツダの意のままの走りを楽しんでいただくことができる車です」(同氏)
青山氏は現職に就いてからも、「ロータリーエンジンファンの強力な情熱を感じる機会が多々ありました」と、ファンの熱意を感じていると話し「私たちマツダは、ロータリーを諦めたくない。やっぱり作り続けたい」と宣言。
「私たちは2012年以降、ロータリーエンジンの量産をしばらくストップしていました。ロータリーの灯がここで消えてしまうのではないかと、特にファンの皆さまには本当に心配をおかけいたしました。しかしロータリーエンジンは、私たちマツダの飽くなき挑戦の精神の象徴であり、マツダのアイデンティティとして、未来へ受け継いでいかなければならないものです。ロータリー(エンジン)にはまだまだ可能性があります。私たちマツダ全員の思いと情熱を込めております。どのような形でも、たくさんじゃなくても、作り続けることが大事であると考えております」
その上で、「地球温暖化抑制、カーボンニュートラルへの対応は、将来から借り受けている今を生きる私たちの大きな社会課題です。一方で、心ときめく移動体験が作り出す、今を生きる私たちの“いきいきと暮らす楽しさ”と“生きる喜び”も大切に、マツダらしいやり方で“飽くなき挑戦”を続けていきます」と力強く語った。
2023/04/20