ドラマ&映画 カテゴリ
ORICON NEWS

最凶ピエロ“アート・ザ・クラウン”が日本へ、超過激ホラー『テリファー』マイルド/ハードな予告編

 過激さゆえに全米で失神者&嘔吐者が続出し、映画の公式SNSが注意喚起したことでも話題となった映画『テリファー 終わらない惨劇』(R18+)が、6月2日より日本公開を迎えるにあたり、マイルド/ハードの予告編2種類と誰の目に触れても大丈夫なメインビジュアル(ポスター)、ちょっと過激な場面写真がまとめて到着した。

映画『テリファー 終わらない惨劇』(R18+)6月2日公開 (C)2022 DARK AGE CINEMA LLC. ALL RIGHTS RESERVED

映画『テリファー 終わらない惨劇』(R18+)6月2日公開 (C)2022 DARK AGE CINEMA LLC. ALL RIGHTS RESERVED

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 本作の監督は、アメリカの脚本家、監督、プロデューサーであり、敏腕特殊メイクアップアーティストのダミアン・レオーネ。2008年制作の短編映画『The 9th Circle』から一貫して“アート・ザ・クラウン”のイメージを築き上げ、後の短編映画『All Hallows Eve』(13年・日本未公開)でも踏襲。そして、長編デビュー作となった『テリファー』(16年・日本未公開)で、ピエロの恰好をした連続殺人鬼、アート・ザ・クラウンがメジャーのステージに現れると、一部で話題沸騰となった。

 キャラクターのソリッドさと不気味さに加え、特殊メイクアップの技術を存分に用いた生々しい表現、「やりすぎだよ、クラウン!」と思わず突っ込みたくなる過剰な残虐描写に、80年代ホラー映画へのオマージュを思わせる造詣の深さ、CG全盛の時代に特殊メイク・美術・造形にこだわり物質的な表現を用いることで、旧来のホラーファンには懐かしさと熱狂をもたらし、新たに触れる世代には目新しさとともにめまいをもたらした。とはいえ、興行的に大ヒットだったかというと、そこまではいかず一部に熱狂的なファンの火種を誕生させたに過ぎなかった。

 しかし、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(17年)で世界的ピエロブームが巻き起こり、『IT/イット THE END “それ”がみえたら、終わり。』(19年)でペニーワイズが壮絶な最期を迎えた。そして、ピエロロスと重なるように、新型コロナウイルスが蔓延。全米の映画館もロックダウンされ、新作の劇場公開も延期が相次ぎ、映画ファンは配信やソフトに流れていった。そんな中で、“『テリファー』というホラー映画がヤバいらしい”といった口コミが広がっていく。そうとなったらダミアン監督がやることはただ一つ、『テリファー』の続編『テリファー 終わらない惨劇』の制作を開始し、昨年に完成にこぎつけた。

映画『テリファー 終わらない惨劇』(R18+)6月2日公開 (C)2022 DARK AGE CINEMA LLC. ALL RIGHTS RESERVED

映画『テリファー 終わらない惨劇』(R18+)6月2日公開 (C)2022 DARK AGE CINEMA LLC. ALL RIGHTS RESERVED

写真ページを見る

 昨年10月6日 全米で封切られると、瞬く間に大ヒット。“ヤバい”という口コミが話題を呼び、大勢の観客が劇場に詰めかけることとなる。『テリファー』からさらにパワーアップした本作の過激な描写とアート・ザ・クラウンの恐ろしさに、嘔吐・失神する者が出るなど劇場は混乱に陥り、映画公式SNSが「本作は生々しいバイオレンス描写とホラー演出を含んでいます。心臓の弱い方、胃腸が弱い方、体調が万全でない方は、十分に注意してご鑑賞ください。すでに失神・嘔吐した人が多数確認されています。それでも鑑賞するという方は、自己責任で……。」と注意喚起を行うほどの反響を呼んだ。

 人々に忌まわしい記憶を植え付けたマイルズ・カウンティーの惨劇から1年後のハロウィン。ピエロの恰好をした連続殺人鬼、アート・ザ・クラウンは死体安置所で息を吹き返し、その残虐性と冷酷さを増して町へと繰り出す。標的となったのは、父親を亡くした姉シエナと弟ジョナサン。クラウンが通った後に残るのは想像を絶する絶望と、惨劇の記憶だけ。一人、また一人と増えていく犠牲者。ハロウィンの喧騒をよそに迫りくるクラウンの魔の手から、姉弟は逃れることができるのだろうか…。

映画『テリファー 終わらない惨劇』(R18+)6月2日公開 (C)2022 DARK AGE CINEMA LLC. ALL RIGHTS RESERVED

映画『テリファー 終わらない惨劇』(R18+)6月2日公開 (C)2022 DARK AGE CINEMA LLC. ALL RIGHTS RESERVED

写真ページを見る

 マイルドバージョンの予告編は、牧歌的なカントリーソング(歌詞はヤバい)が流れる中、三輪車にのって現れたアート・ザ・クラウン。子どもたちの人気者かと思わせつつも漂う違和感。そして、後半はアートの本性が垣間見え、多少の暴力を見せつつも、そこまで過激なシーンはなく思わせぶりに終了。「なんだアート・ザ・クラウンがヤバいって聞いていたけどそうでもないじゃん」という声が上がるかもしれないくらいの絶妙なマイルド具合だ。

 しかし、ハードバージョンは、ハードゴアシーンがフレーム単位で入り込み、本作の味わいがより伝わるちょっとオトナな予告編に仕上がっている。


YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」

>このニュースの流れをチェック

  1. 1. 最凶ピエロ“アート・ザ・クラウン”が日本へ、超過激ホラー『テリファー』マイルド/ハードな予告編
  2. 2. 劇場未公開だった映画『テリファー』東京・大阪で期間限定上映決定 ギコギコシーンの原点

関連写真

  • 映画『テリファー 終わらない惨劇』(R18+)6月2日公開 (C)2022 DARK AGE CINEMA LLC. ALL RIGHTS RESERVED
  • 映画『テリファー 終わらない惨劇』(R18+)6月2日公開 (C)2022 DARK AGE CINEMA LLC. ALL RIGHTS RESERVED
  • 映画『テリファー 終わらない惨劇』(R18+)6月2日公開 (C)2022 DARK AGE CINEMA LLC. ALL RIGHTS RESERVED

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索