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「スター・ウォーズ」アニメから実写化される『アソーカ』名付け親はジョージ・ルーカス

 英ロンドンの現地時間8日、エクセル コンベンション センターで開催中の「スター・ウォーズ」ファンの祭典『スター・ウォーズ・セレブレーション2023』2日目、実写ドラマシリーズ『アソーカ』のスタッフ・キャストが登壇するパネルイベントが行われた。前日(7日)に発表された制作中の「スター・ウォーズ」新作映画3本のうちの1本を手がけるデイヴ・フィローニが、製作総指揮・エピソード監督を務める『アソーカ』。会場はファンの興奮と熱気にあふれ、その中に登壇したデイヴは「(会場の雰囲気に)一生慣れることはないと思います!」と、圧倒されながらもうれしそうな笑顔を見せていた。

ドラマシリーズ『アソーカ』パネルイベントの模様=スター・ウォーズ・セレブレーション2023会場にて (C)2023 Getty Images

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 『アソーカ』の主人公アソーカ・タノは、「スター・ウォーズ」シリーズの生みの親であるジョージ・ルーカスからアニメーションシリーズ作品の制作を任されたデイヴが手がけた『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』(2008年〜)に初登場したキャラクター。スタジオジブリの長編アニメーション『もののけ姫』のヒロインであるサンをモデルにして生まれた日本に深い縁のあるキャラクターであることもデイヴが公言している。

 司会者から「ジョージ・ルーカスとどのような話し合いをしてアソーカは生まれたのか」と聞かれ、デイヴはジョージ・ルーカスから強いリクエストがあったことを明かした。

デイヴ・フィローニ(C)2023 Getty Images

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 「最初に『クローン・ウォーズ』のシリーズ構成を担当するヘンリー・ギルロイと話し合いを行ってる段階で、ジョージはアナキンやオビ=ワンなどのキャラクターたちには触れてほしくないだろうと思っていたんです。だから違うアイデアでいくつもりだったのが、ジョージとミーティングをしてみると、出演させてほしいと言われたんです。そこで弟子的なキャラクターを登場させる案が出て、僕のいとこの名前からアシュラとまず名前をつけました。さらに、ジョージに『アナキンにつくパダワン(※)がほしい』と言われ、『でもそんなパダワンいないよ』って言い返したら、『アナキンにつくパダワンがほしい!』ってもう一回言われて(笑)。そうやって生まれたキャラクターです。ジョージが、アソーカと名付けました」(※一人前のジェダイになるための訓練を受けたフォース感応者の呼称)

 アナキン・スカイウォーカーの唯一のパダワンとなるアソーカが誕生する。しかし、正義の守護者たちであるはずの組織ジェダイ・オーダーへの信頼を失い、ジェダイの道を捨てアナキンとも決別する。そして、ダークサイドに堕ちたアナキンがダース・ベイダーとなった姿で再会を果たし、変わり果てた姿のかつての師と死闘を繰り広げた。

 2019年に『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』で銀河帝国が崩壊して新共和国が誕生してから5年後を舞台にしたドラマシリーズ『マンダロリアン』が生み出されると、そのシーズン2・第5話「ジュダイ」(20年)にアソーカが実写になって再登場。この時からアソーカ役はロザリオ・ドーソンが演じている。

ロザリオ・ドーソン(アソーカ役)(C)2023 Getty Images

ロザリオ・ドーソン(アソーカ役)(C)2023 Getty Images

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 ドラマシリーズ『アソーカ』には、デイヴが手がけたアニメーション作品『スター・ウォーズ 反乱者たち』(2014年)に登場した有能なパイロットのヘラ・シンドゥーラ(演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド)やマンダロリアンの戦士サビーヌ・レン(演:ナターシャ・リュー・ボルディッツォ)、悪役のスローン大提督(演:ラールス・ミケルセン)も登場する。

実写版キャスト(C)2023 Getty Images

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 オリジナルドラマシリーズ『アソーカ』は、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で8月配信開始。そのほか記事内の「スター・ウォーズ」作品は配信中。

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  • ロザリオ・ドーソン(アソーカ役)(C)2023 Getty Images
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