SF映画の金字塔『スター・ウォーズ』シリーズが、映画館のスクリーンに帰ってくる。ルーカスフィルムの社長キャスリーン・ケネディ氏は、英ロンドンの現地時間7日、「スター・ウォーズ」ファンの祭典『スター・ウォーズ・セレブレーション2023』(10日まで)で、3つの新しいスター・ウォーズ映画を制作中であると発表した。なお、それぞれの作品の公開時期については言及しなかった。
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019年)で、全9作にわたるスカイウォーカー・サーガにピリオドを打った「スター・ウォーズ」シリーズ。その後、『マンダロリアン』『オビ=ワン・ケノービ』『キャシアン・アンドー』など、映画シリーズの空白の期間を埋めるドラマシリーズを制作し、ディズニーの公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で配信してきた。
ケネディ氏が、「この会場にお集まりいただいた皆さんはきっと、『スター・ウォーズ』の映画をどうするのか、それを知りたいと待ち望んでいたのではないでしょうか。今日はそのニュースを聞けますよ」と切り出すと、会場から大歓声が湧き起った。
「ジョージ・ルーカスは『スター・ウォーズ』の物語を神話的なタイムラインに沿って先に進めたり、さかのぼったりしたいと考えていましたが、今、それをさらに広げて行こうとしています。豊かな未来を構築し、また過去に向かって掘り下げ、物語を紡ぐのです。過去、現在、未来へと広げて行くプロジェクトに迎えることをとてもうれしく思います」と続け、監督を務めるジェームズ・マンゴールド、デイブ・フィローニ、シャーミーン・オベイド=チノイの3人をステージ上に招き入れた。
■過去:ジェームズ・マンゴールド監督
ジェームズ・マンゴールドは、『17歳のカルテ』(1999年)や西部劇『3時10分、決断のとき』(2007年)、『ウルヴァリン:SAMURAI』(13年)などでキャリアを積み、『LOGAN/ローガン』(17年)でアカデミー賞脚色賞、『フォードvsフェラーリ』(20年)で同賞の作品賞にノミネート。今年6月30日公開の『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(6月30日公開)ではスティーブン・スピルバーグから監督のバトンを託され、ハリウッドでも注目を集める存在だ。
彼が手がける作品は、「過去にさかのぼり、フォースを操る最初のジェダイについての物語を掘り下げます」(キャスリーン・ケネディ氏)。
マンゴールド監督は「まず思ったのは、『スター・ウォーズ』の中で自分ならどんなジャンル映画を作りたいだろうかということでした。それは『十戒』のような聖書的なフォースの夜明け(Dawn of the force)についての大作で、フォースとは一体どこから生まれたのか、それはいつ頃発見されたのか、それをどう使うかを発見したのはいつ頃のことなのか、といったことです。彼らの2万5000年前のフォースの夜明けについての素晴らしい物語を紡ぐことができました」と、概要を説明した。
■現在:デイブ・フィローニ監督
ケネディ氏は「現在を拡張するために、デイヴ・フィローニが帝国残党と新共和国の間で激化する戦いについての作品の指揮を執ります。彼がジョン・ファヴローとともに手がけてきたさまざまなシリーズ(『マンダロリアン』など)は、このシネマチックな出来事からつながっていくものです」と紹介。
新共和国の時代を“現在”と位置づけ、ディズニープラスでシーズン3が配信中の『マンダロリアン』(『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』での5年後が舞台)、『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』(配信中)、『アソーカ』(8月配信開始)とクロスオーバーしてきた物語を締めくくる映画を制作する。
ジョージ・ルーカスから「スター・ウォーズ」のアニメーションシリーズ作品の制作を任され、『マンダロリアン』を手がけているデイヴ・フィローニは、「『マンダロリアン』などのタイムライン(『ジェダイの帰還』から『フォースの覚醒』までの間の空白の約30年)はとてもオープンでワクワクするので、手がけられてとてもうれしいです。このタイムラインで新しいものを作り、それが『フォースの覚醒』の後に起きる、ヒーローたちにとって不幸な出来事でもある壮大な戦いへと続いていくのです」と、語った。
■未来:シャルミーン・オベイド=チノイ監督
『スカイウォーカーの夜明け』の出来事から15年後の“未来”、新たなジェダイ・オーダーとその力についての物語には、パキスタン出身の監督シャルミーン・オベイド=チノイを大抜てき。
オベイド=チノイ監督は、「私はいつもヒーローの旅路にひかれるのですが、世界にはもっと多くのヒーローが必要です。私も圧政権に立ち向かうリアルなヒーローたちのことを応援してきましたが、それこそが本当に不可能に近いことであるわけです。ですから私は新しいジェダイ・オーダー(new Jedi Order)について描き、ジェダイ・アカデミーやパワフルなジェダイ・マスターの世界に身を投じることにしました」とコメント。
そして、「ジェダイ・マスターに会いたいですか?」と会場に呼びかけると、『フォースの覚醒』『最後のジェダイ』『スカイウォーカーの夜明け』の三部作のヒロイン、レイを演じたデイジー・リドリーが登場。「ここロンドンで皆さんにお会い出来て、とてもうれしいです。キャスリーンさん、私を再び招き、この旅路を続けさせてくださり、ありがとうございます」と、再びレイとして「スター・ウォーズ」の世界に戻って来ることファンに報告した。
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019年)で、全9作にわたるスカイウォーカー・サーガにピリオドを打った「スター・ウォーズ」シリーズ。その後、『マンダロリアン』『オビ=ワン・ケノービ』『キャシアン・アンドー』など、映画シリーズの空白の期間を埋めるドラマシリーズを制作し、ディズニーの公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で配信してきた。
ケネディ氏が、「この会場にお集まりいただいた皆さんはきっと、『スター・ウォーズ』の映画をどうするのか、それを知りたいと待ち望んでいたのではないでしょうか。今日はそのニュースを聞けますよ」と切り出すと、会場から大歓声が湧き起った。
「ジョージ・ルーカスは『スター・ウォーズ』の物語を神話的なタイムラインに沿って先に進めたり、さかのぼったりしたいと考えていましたが、今、それをさらに広げて行こうとしています。豊かな未来を構築し、また過去に向かって掘り下げ、物語を紡ぐのです。過去、現在、未来へと広げて行くプロジェクトに迎えることをとてもうれしく思います」と続け、監督を務めるジェームズ・マンゴールド、デイブ・フィローニ、シャーミーン・オベイド=チノイの3人をステージ上に招き入れた。
■過去:ジェームズ・マンゴールド監督
ジェームズ・マンゴールドは、『17歳のカルテ』(1999年)や西部劇『3時10分、決断のとき』(2007年)、『ウルヴァリン:SAMURAI』(13年)などでキャリアを積み、『LOGAN/ローガン』(17年)でアカデミー賞脚色賞、『フォードvsフェラーリ』(20年)で同賞の作品賞にノミネート。今年6月30日公開の『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(6月30日公開)ではスティーブン・スピルバーグから監督のバトンを託され、ハリウッドでも注目を集める存在だ。
彼が手がける作品は、「過去にさかのぼり、フォースを操る最初のジェダイについての物語を掘り下げます」(キャスリーン・ケネディ氏)。
マンゴールド監督は「まず思ったのは、『スター・ウォーズ』の中で自分ならどんなジャンル映画を作りたいだろうかということでした。それは『十戒』のような聖書的なフォースの夜明け(Dawn of the force)についての大作で、フォースとは一体どこから生まれたのか、それはいつ頃発見されたのか、それをどう使うかを発見したのはいつ頃のことなのか、といったことです。彼らの2万5000年前のフォースの夜明けについての素晴らしい物語を紡ぐことができました」と、概要を説明した。
■現在:デイブ・フィローニ監督
ケネディ氏は「現在を拡張するために、デイヴ・フィローニが帝国残党と新共和国の間で激化する戦いについての作品の指揮を執ります。彼がジョン・ファヴローとともに手がけてきたさまざまなシリーズ(『マンダロリアン』など)は、このシネマチックな出来事からつながっていくものです」と紹介。
新共和国の時代を“現在”と位置づけ、ディズニープラスでシーズン3が配信中の『マンダロリアン』(『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』での5年後が舞台)、『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』(配信中)、『アソーカ』(8月配信開始)とクロスオーバーしてきた物語を締めくくる映画を制作する。
ジョージ・ルーカスから「スター・ウォーズ」のアニメーションシリーズ作品の制作を任され、『マンダロリアン』を手がけているデイヴ・フィローニは、「『マンダロリアン』などのタイムライン(『ジェダイの帰還』から『フォースの覚醒』までの間の空白の約30年)はとてもオープンでワクワクするので、手がけられてとてもうれしいです。このタイムラインで新しいものを作り、それが『フォースの覚醒』の後に起きる、ヒーローたちにとって不幸な出来事でもある壮大な戦いへと続いていくのです」と、語った。
■未来:シャルミーン・オベイド=チノイ監督
『スカイウォーカーの夜明け』の出来事から15年後の“未来”、新たなジェダイ・オーダーとその力についての物語には、パキスタン出身の監督シャルミーン・オベイド=チノイを大抜てき。
オベイド=チノイ監督は、「私はいつもヒーローの旅路にひかれるのですが、世界にはもっと多くのヒーローが必要です。私も圧政権に立ち向かうリアルなヒーローたちのことを応援してきましたが、それこそが本当に不可能に近いことであるわけです。ですから私は新しいジェダイ・オーダー(new Jedi Order)について描き、ジェダイ・アカデミーやパワフルなジェダイ・マスターの世界に身を投じることにしました」とコメント。
そして、「ジェダイ・マスターに会いたいですか?」と会場に呼びかけると、『フォースの覚醒』『最後のジェダイ』『スカイウォーカーの夜明け』の三部作のヒロイン、レイを演じたデイジー・リドリーが登場。「ここロンドンで皆さんにお会い出来て、とてもうれしいです。キャスリーンさん、私を再び招き、この旅路を続けさせてくださり、ありがとうございます」と、再びレイとして「スター・ウォーズ」の世界に戻って来ることファンに報告した。
このニュースの流れをチェック
- 1. 【速報】スター・ウォーズ新作映画3本の制作を発表、デイジー・リドリー“レイ”再び
- 2. “二刀流”の主人公『アソーカ』予告編お披露目、ディズニープラスで8月独占配信
- 3. ハリソン・フォードがトゥクトゥクで逃げて追い、飛行機から落下する新たな予告編を公開
- 4. スター・ウォーズ、3つの新しい映画で描く“過去・現在・未来”【SWCE現地レポート】
- 5. イ・ジョンジェ、初めてのライトセーバーに感動「スター・ウォーズ」ファンの祭典に参加
- 6. ジュード・ロウ、「スター・ウォーズ」作品参加の喜び語る「このために準備して来たかのよう」
- 7. 『マンダロリアン』俳優から名言「サンドイッチを食べることさえも映画化できる」
- 8. ディエゴ・ルナ、キャシアン・アンドーとしてロンドン再訪「とても意義深い」
- 9. 実写ドラマシリーズ『アソーカ』悪役スローン大提督はラールス・ミケルセンが“再演” マッツ・ミケルセンの実兄
- 10. 「スター・ウォーズ」アニメから実写化される『アソーカ』名付け親はジョージ・ルーカス
- 11. 『スター・ウォーズ』映画3作目『ジェダイの帰還』40周年、ルーク&ハン・ソロから「感謝」のメッセージ
- 12. 「スター・ウォーズ」ファンの祭典、次回2025年の開催地は日本に決定
- 13. ハリソン・フォード、カンヌ国際映画祭で名誉パルム・ドール受賞に感涙
- 14. 「スター・ウォーズ」もう一人の主人公を描く『アソーカ』8・23配信開始
- 15. 『スター・ウォーズ:アソーカ』ダース・ベイダー亡き帝国の新たな後継者の脅威が迫る本予告解禁
- 16. 実写ドラマ『スター・ウォーズ:アソーカ』伊藤静らアニメキャスト続投&大塚明夫・戸松遥が参戦
- 17. 「スター・ウォーズ」師弟関係の歴史、最新作ではアソーカが“マスター”に
- 18. 『スター・ウォーズ:アソーカ』画面映えして戦闘も強い、新ヴィランのシン・ハティ
- 19. 浪川大輔、実写ドラマシリーズ『スター・ウォーズ:アソーカ』アナキンの登場に歓喜

2023/04/08