アニメ&ゲーム カテゴリ
ORICON NEWS

和氣あず未、夢はカフェ経営 憧れだらけの『女神のカフェテラス』 楽しかったファミレスのバイト時代「またしたい気持ちが(笑)」

 『週刊少年マガジン』で好評連載中の『女神のカフェテラス』(著:瀬尾公治)のTVアニメが、4月7日からMBS/TBS系列全国28局ネット「スーパーアニメイズム」枠で放送される。

和氣あず未演じる小野白菊のソロビジュアル(C)瀬尾公治・講談社/「女神のカフェテラス」製作委員会・MBS

和氣あず未演じる小野白菊のソロビジュアル(C)瀬尾公治・講談社/「女神のカフェテラス」製作委員会・MBS

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 ケンカ別れした祖母が遺した海辺の古びた喫茶店「Familia」。3年ぶりに帰省した粕壁 隼が帰省すると、そこには“おばあちゃんの家族”だという5人のかわいい女の子が住んでいた。そこから喫茶店の経営の立て直しと、女の子たちとの共同生活が始まる。

 5人が全員“正ヒロイン”というラブコメディ『女神のカフェテラス』の女神たちを演じるキャストに、作品の魅力を語ってもらうリレーインタビュー。第1回は、「Familia」のキッチン担当で、料理の腕はプロ級。奥ゆかしい大和撫子だが酒に酔って豹変してしまう小野白菊(おのしらぎく)を演じる和氣あず未

TVアニメ『女神のカフェテラス』より(C)瀬尾公治・講談社/「女神のカフェテラス」製作委員会・MBS

TVアニメ『女神のカフェテラス』より(C)瀬尾公治・講談社/「女神のカフェテラス」製作委員会・MBS

写真ページを見る

ーー原作を読んだ印象を教えてください。

和氣 ハーレム最高だな!って思いました(笑)。しかも女の子と共同生活をして、職場も一緒だから、仕事とプライベートで割り切るのかどうかというところも面白かったですね。私、お仕事モノも好きなので。

だから好きな子がいる方は、好きな子と24時間一緒にいれるという憧れが詰まった作品だし、私もカフェでバイトをしたいという夢があるので、私の憧れも詰まっていると思いました。

あとは5人の女神が個性豊かで、全然違ったキャラクターなので、女の子たちの絡みも面白いし、それぞれが隼(CV.水中雅章)とどう絡んでいくのかも面白いところですね。

ーーハーレム作品って、和氣さんはどういう目線で読むのですか?

和氣 アニメが絡んでいなければ、自分がかわいいと思った子の目線で見ちゃいます。今回はオーディションで白菊を受けましたけど、原作を読んでいるときから白菊が一番好きだったので、常に白菊目線で読んでいました。だから隼と他の子がいい感じになっていると悔しくなったり、もやもやしちゃうんです。

ーーオーディションは白菊だったのですね。

和氣 白菊だけではなく2キャラくらい受けた気がするんですけど、手応えを感じていたのが白菊だったんですよね。オーディションって、何キャラか受けさせていただくこともあるんですけど、だいたい手応えがあったと思うキャラクターで選ばれることが多いので、今回もオーディション時から、白菊ちゃんは掴めた気がしていました。

ーーオーディションはいかがでしたか?

和氣 今回はテープオーディションのみだったんですけど、この作品はTVアニメ『カノジョも彼女』のスタッフと共通する方が多く、音響監督も本山哲さんなんです。その作品では水瀬渚という、白菊ともちょっと近い、優しくて家庭的なキャラクターを演じていたので、第1話の収録のとき「和氣さんなら大丈夫だと思う」って言っていただけたんです。なのでオーディションのときから、どうキャラクターを作ろうと悩むことなく、イメージはできていました。なので、オーディションとアフレコ本番で演じるテンションは変わらなかったです。

ーー白菊さんはどんな子ですか?

和氣 原作を読んだときに、何かある子なんだろうなと思っていたんですけど、酔っ払ったら破廉恥になるというのはとてもギャップがありました(笑)。なので演じるときも、これをお芝居でどう乗せようと思ったんです。普段清楚系で女の子らしくて、家庭的な子がお酒を飲んだら脱ぎだすって、男性からしたらラッキーじゃないですか(笑)。

でもラッキーすぎてもつまらないから、「勘弁してくれ!」って思うくらい演じないと面白くならないと思ったんです。なのでしゃべり方や声質は、いつもの白菊ちゃんより色気が増している感じなんですけど、テンション感は見ていてイヤラシイ気持ちにならず、やめてくれ!ってなるような、イヤな酔い方のお芝居になるよう、心がけていました。

TVアニメ『女神のカフェテラス』より(C)瀬尾公治・講談社/「女神のカフェテラス」製作委員会・MBS

TVアニメ『女神のカフェテラス』より(C)瀬尾公治・講談社/「女神のカフェテラス」製作委員会・MBS

写真ページを見る

ーー周りの反応はどうでした?

和氣 そのときは1人で収録したんですけど、音響監督さんには「もっとしゃべれなくていいよ」と言われたので、常に口からよだれが垂れていて、興奮が収まらない感じのお芝居をしたら、それそれ!って言われました(笑)。白菊ちゃんも酔いが醒めたら記憶をなくしているので、そのくらい人格は変えちゃおうかなと。

ーーでも実際、脱ぎだしたら止めますよね(笑)。

和氣 そうなんですけど、白菊ちゃんは止めてもいつの間にか脱いでいるんですよね……。

ーー普段の白菊はどうでしたか?

和氣 ただただかわいいなって。今回みんながライバルですけど、かわいらしいライバルなので、ギスギスしまくるアニメでもないんですよね。その中で白菊ちゃんのかわいさと武器であるあざとさ……私、ぶりっ子とあざといは違うと思っているんですけど、男性がグッとくるようなあざとさを、アニメではいっぱい乗せられたんじゃないかなと思っています。

ーー主人公の隼のイメージはいかがですか?

和氣 隼くんは登場したときはぶっきらぼうで冷たいイメージがありましたけど、白菊ちゃんはとある理由があって、最初からほかの子に比べて距離を置いていなかったんです。ほかのメンバーは冷たくしていたりするから、隼も距離を置いちゃったけど、白菊ちゃんはそれがなかったから、最初から同じ目線で会話してくれているなと思いました。

あと隼は冗談とかは言わなそうに見えて、意外と中二病なところもあったりするので、そこは男の子だな〜って思いました。お店を盛り上げるときにミッションっぽくしたり、頑張ってお仕事している感じが出ていて、親しみやすいですよね。

ーー実際、いい男ですか?

和氣 隼くんは男前です! ブレないところがいいし、女性の体を見ても、最初は驚いてたけど、あまり動じないところもブレないなと思ったし、そこは隼くんらしさですよね。

あと、演じている水中さんとは、TVアニメ『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω』でご一緒していて、そのときもハーレムでわちゃわちゃしていたんですよ。水中さん自身も周りがワチャワチャすると焦りやすいタイプなんですけど、またハーレムものでご一緒できることが、すっごく嬉しくて! 隼と重なるところもあるから、一緒にお芝居していて感情移入もしやすかったです。水中さんが演じているからこそ、隼くんの魅力を出せている気がするし、カッコいいけど中二病っぽい少年らしさが残っているところがかわいいなって思っています。

TVアニメ『女神のカフェテラス』より(C)瀬尾公治・講談社/「女神のカフェテラス」製作委員会・MBS

TVアニメ『女神のカフェテラス』より(C)瀬尾公治・講談社/「女神のカフェテラス」製作委員会・MBS

写真ページを見る

ーーアフレコの様子はどのような感じでしたか?

和氣 結構いろんな方と掛け合えたと思っていて、絡みのあるシーンは一緒に録ることができたんです。今回はアニメでメインとしてがっつり共演することが初めてという方が何人かいて、深いところまでではないですけどお話はできたんです。でもちょっと話すだけでキャラクターと中の人がリンクするんですよね。特に秋水役の鈴代紗弓さんは、鈴代さん自身は全然アホな人ではないんですけど(笑)、ところどころ秋水っぽさを感じるんです。こういうお芝居が出てくるということは、普段も家でこういう感じなのかな?って思っちゃうくらい自然に秋水ちゃんになっていたので、ぴったりだなと思いました。

 あと流星役の山根綺さんはライブでご一緒したとき、結構パフォーマンスがヤバかったんです! ウマ的な作品でギャル的なキャラクターだったんですけど、DJを本当に気持ちよさそうにやっていて、こういうのが好きな人なのかな?と思っていたら、実はめちゃ真面目だと別現場で聞いて、あっ、そんなに真面目な子が、ウェーイ!みたいなのを上手くできるんだ!と感心したんです。だから流星さんのギャルっぽく見えるけど根が真面目なところにリンクしているなって思いました。

ーーちなみに和氣さんは気になるキャラクターはいるのですか?

和氣 全員です! みんな私にないものを持っているんですよ! それが羨ましい。桜花さん(CV.青木瑠璃子)はセンスがある。お裁縫やお洋服作りができるし、私にはそういうセンスは一切ないので取り入れたいです。秋水ちゃんはユーモアですね。私は気分屋で、おうちで1人でいるときのほうがおかしなときがあるかもしれないんですけど、大丈夫か?ってくらいローテンションにもなるので、あのブレないメンタルは羨ましいです。

 紅葉さん(CV.瀬戸麻沙美)は歌唱力! 音楽のセンスですね。私もアーティストデビューさせてもらっていますけど、音楽はお芝居より難しいと思っているので、その才能が欲しいです。で、流星さんはSNSが上手!(笑)。私はついついSNSのことを忘れちゃうんですよ。でも流星は寝る時間を惜しんでまでお店を盛り上げようと宣伝している。そのプロデュース力がすごいし、私のお仕事にはめちゃめちゃ大事なことなので、取り入れたいです。みんな魅力があって気になるから、仲良くなりたいです。

ーーそれで言うと演じている白菊も料理ができますしね。

和氣 そうなんですよ! 料理ができるなんて憧れしかない。

ーーお話を聞いていて、この5人の力が合わさって喫茶店「Familia」が成り立っているんだなと思いました。そんな5人が慕っていたのが、隼の実のおばあちゃんである幸子さん(CV.伊倉一恵)です。5人にとっておばあちゃんはどんな存在だったと思いますか?

和氣 なんて温かい存在なんだろうって思います。あんなにバラバラな5人がみんななつくくらいだから、それだけ大きな存在だったんでしょうね。隼くんが戻ってくる前に、おばあちゃんが私たちは家族だよって大切にしてくれていたからだと思うんですけど、白菊のセリフで「ゴハンは絶対にみんなで一緒に食べるの!!」というのがあるんです。

 そのセリフはテープオーディションのときもあったので、きっと大事にしているセリフなんだろうなと思ったんですけど、そこにおばあちゃんがみんなに教えてくれたことがいっぱい詰まっているんですよね。それと常連だったお客さんや近所のお店の人たちを見ると、粕壁さんのお孫さんだからと味方になってくれるので、本当に偉大な人だったんだなと思います。

TVアニメ『女神のカフェテラス』ティザービジュアル(C)瀬尾公治・講談社/「女神のカフェテラス」製作委員会・MBS

TVアニメ『女神のカフェテラス』ティザービジュアル(C)瀬尾公治・講談社/「女神のカフェテラス」製作委員会・MBS

写真ページを見る

ーー今回は喫茶店が舞台なので、カフェにまつわるエピソードを聞いていきたいのですが。

和氣 今すぐカフェを開きたいくらい、カフェは憧れが詰まった場所なんです。接客業がとにかくしたくて。ファミレスでアルバイトをしていたんですけど、バレないのであれば、今からでもバイトをしたいくらいなんです。そんな話を周りにしていたら、お金を払えば経営者になれるんじゃない?と言われて、カフェ経営もいいな!と思って。

ーーたまにホールに出ることもできそうですしね。どんなお店にしたいのですか?

和氣 テイクアウト系もいいけど、私はイートインがしたいんです。カフェとかファミレスって、飲食が目的だけど、そのちょっとした時間が癒やしの時間になればいいと思うんですよね。私はお客さんと店員の関係でも会話がしたいので、「Familia」は理想ですよね。海が近いのも夢があるし、制服もかわいいし、客層も男性だけでなく女性も多いですし。

ーーなぜそんなに接客業が好きなのですか?

和氣 辞めてから気づいたんです。アルバイトをしているときも結構意識は高くて、最初はお金をもらえる喜びを知り、それが増えるのが嬉しいという感じだったんですけど、私のいたファミレスのお客さんが本当に優しくて! おじいちゃんが「和氣ちゃんに会いに来たよ〜」って言ってくれたりするんです。それがめちゃめちゃ嬉しくて。何で接客する側なのに、私がこんなに嬉しい気持ちになるんだろうってやりがいを感じるようになって。その後、声優業を始めたのでバイトは辞めなければならなくなってしまい、しばらく声優業にやりがいは感じていたんですけど、少し落ち着いてきて、またバイトをしたい気持ちが出てきてしまって(笑)。

ーー人を楽しませたい、喜ばせたい、癒やしたいっていう気持ちは今の声優業にもつながることだと思うし、もともと人に何かをしてあげたい気持ちがある方なんですね。

和氣 そうだと思います! 私の愛を誰かに届けたい!みたいな気持ち?

ーーみんなが幸せになるので、どんどん届けてください(笑)。ちなみにカフェでは何を頼むのですか?

和氣 ソフトドリンクか、頑張ってココアで、紅茶も私にとってはちょっと苦いんですよね(笑)。

ーーカフェのメニューの大半がダメじゃないですか(笑)。

和氣 でも、こういう取材で出されたら飲めるんですよ。だからこの作品で、たとえば『女神のカフェテラス』オリジナルブレンドとか、コラボカフェとかができたら、コーヒーにも挑戦してみたいです。

ーーあと、白菊は料理が得意なので、作ってみたい料理などはありますか? 

和氣 白菊ちゃんって本当に料理が得意なんですよね……。私、あまり料理ができなくて。以前、お客さんが観覧できる中で料理をする機会があったんですけど、包丁で食べ物を切っただけで拍手が起こるみたいな感じだったんです(笑)。でも、人に見られていたり、誰かのために料理をするのであれば楽しいなと思ったので、カフェでキッチンに回されたら作りたいものと考えると……ナポリタンですね! ナポリタンを作りたいです。

ーーカフェのナポリタンは美味しいですしね。具材はソーセージや玉ねぎ、人参、ピーマンとかでしょうか。あとエビ。

和氣 ソーセージは入れたいですね。野菜は苦手なので、私は細かくして入れます(笑)。

ーー和氣さんのカフェは、オリジナリティのあるメニューができそうです。ではライトな質問で、和氣さんが男性だったら誰がタイプですか?

和氣 白菊……でも彼女にはできないかなぁ。お酒を飲んだだけでああなっちゃうから、心配になって外に出せないかもしれない。山奥で2人きりで暮らすならば白菊ちゃんで、それ以外だと流星さん。支えてあげたくなっちゃうんですよね。流星さんは他人に対して面倒を見るんですけど、自分が一番疲れていることに気づかないので、俺は知ってるよ!って言ってあげたい(笑)。

ーーでは最後に、ファンへメッセージをお願いします。

和氣 ハーレム共同生活ラブコメなので、男性のロマンが詰まっている作品だなと思いました。女性目線で見ても、かわいい女の子がバイトと共同生活をしているだけで楽しそうですよね。この5人と隼くんのドタバタと、仕事が慣れていって、6人で協力していくカフェ経営をしていくところ、恋愛だけでなくお仕事面でも成長を感じる作品だと思っています。それぞれのキャラクターにもスポットが当たりますし、白菊ちゃんの2面性や恋の行方などを注目して、見てください!

>このニュースの流れをチェック

  1. 1. 和氣あず未、夢はカフェ経営 憧れだらけの『女神のカフェテラス』 楽しかったファミレスのバイト時代「またしたい気持ちが(笑)」
  2. 2. 山根綺、レトロなオムライス&固めのプリン好き 『女神のカフェテラス』インタビュー第2弾
  3. 3. 鈴代紗弓、野望はカフェ経営「カフェラテが好きなので」 『女神のカフェテラス』インタビュー第3弾
  4. 4. 瀬戸麻沙美、マニアックなカフェへ行く「このプリンを食べたい!」 『女神のカフェテラス』インタビュー第4弾
  5. 5. 青木瑠璃子、カフェのルールに驚き ティーポット+カバーで使い方「何だろう?」 『女神のカフェテラス』インタビュー第5弾

関連写真

  • 和氣あず未演じる小野白菊のソロビジュアル(C)瀬尾公治・講談社/「女神のカフェテラス」製作委員会・MBS
  • TVアニメ『女神のカフェテラス』より(C)瀬尾公治・講談社/「女神のカフェテラス」製作委員会・MBS
  • TVアニメ『女神のカフェテラス』より(C)瀬尾公治・講談社/「女神のカフェテラス」製作委員会・MBS
  • TVアニメ『女神のカフェテラス』より(C)瀬尾公治・講談社/「女神のカフェテラス」製作委員会・MBS
  • TVアニメ『女神のカフェテラス』ティザービジュアル(C)瀬尾公治・講談社/「女神のカフェテラス」製作委員会・MBS

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

 を検索