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宮部みゆき氏の代表作『模倣犯』が台湾でドラマ化 主演俳優ウー・カンレンと対談【Netflix】

 動画配信サービス「Netflix」で本日(31日)より独占配信開始となった台湾製作
のドラマシリーズ『模倣犯』(※ドラマタイトルの「倣」は人偏に「方」)。原作は言わずと知れた日本の作家・宮部みゆき氏による犯罪ミステリー小説『模倣犯』だ。配信開始を記念して、原作者の宮部氏と主演を務めたウー・カンレンの特別対談映像が実現。その模様が映像として公開された。

原作者:宮部みゆき×主演:ウー・カンレンの対談が実現=Netflix シリーズ『模倣犯』独占配信中(※ドラマタイトルの「倣」は人偏に「方」)

原作者:宮部みゆき×主演:ウー・カンレンの対談が実現=Netflix シリーズ『模倣犯』独占配信中(※ドラマタイトルの「倣」は人偏に「方」)

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 猟奇的な連続殺人事件を大衆に向けたショーのように仕立てる犯人と、それを追う検察官たちを緊迫感満載に描き、日本でも映画化、ドラマ化されてきた。

 Netflixシリーズ『模倣犯』の舞台は1990年代の台北。ある日公園で、切断された女性の右腕が発見される。それは予測不能な事件のはじまりに過ぎなかった。高まる大衆の関心を巧みに利用して、マスコミを翻ろうする連続殺人犯。メディアに精通した犯人によって、事件はショーのように過熱して仕立て上げられていく。

 そんな中、事件解決に挑む検事グォ・シャオチ(演:ウー・カンレン)は、一連の事件にはある裏があることに気付く。法や正義をあざ笑うかのような犯人の“真実”にたどり着くことはできるのか?

 解禁された映像の前半では、ウー・カンレンが来日し、作品に関連するスポットを巡る中で原作愛を随所でさく裂させる貴重な姿も見ることができる。後半の対談パートでは、ウー・カンレンが作品への思いを真摯(しんし)に語り、原作へのリスペクトを示していく。

 宮部氏は今回のドラマ化への思いについて、「期待が半分、心配が半分だったんですけども、今日第1話を見せていただいて、もう不安は全部吹っ飛んでしまいまして、とにかく先が観たいです。本当に面白いし、すごくスリリングなドラマにしていただいたと思います」と、感激した様子。

 宮部氏とともに改めて本編を鑑賞したウー・カンレンは、“犯罪ミステリーの金字塔”を新たにドラマ化する上での苦労について、「グォ・シャオチという人物は、原作の中にはなかったキャラクターです。先生の『模倣犯』を台湾で10話のドラマとする際に、非常に大きな困難に直面しました。キーパーソンが1人必要だと考えました」と、翻案について言及。

 さらに、「本物の検察官を訪ねました。この人物の持つ共感、思いやりを如何にシーンや場面に表現するか考えました。最も難しいことでした」と、役作りにつ
いての試行錯誤についても明かしている。

 また、原作の執筆当時について宮部氏は、「犯罪を起こしたり、他者を傷つけても、自分が有名になりたいとかすごいことをする人間だと思われたい人は、やっぱり他者のことを全く考えていないだろうと、だからそこが明確な違いなんだろうなと思いながら犯人像を書いたような気がします」と、貴重な秘話を告白。

 宮部氏は「心の震えと恐ろしさと、そして人間にとって何が正しいことで、何が良いことなのか、何が悪いことなのかということを、ずっと深く問いかけてくるこのドラマ、どうぞお楽しみ下さい」と、太鼓判を押している。

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  • 原作者:宮部みゆき×主演:ウー・カンレンの対談が実現=Netflix シリーズ『模倣犯』独占配信中(※ドラマタイトルの「倣」は人偏に「方」)
  • Netflix シリーズ『模倣犯』独占配信中(※ドラマタイトルの「倣」は人偏に「方」)

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