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バイきんぐ小峠英二が考える“笑いの真骨頂”「言葉はいらない」 Netflix『名アシスト有吉』で感じた芸人たちの本領

 「お笑いの真骨頂のような気がします。バカバカしいですよね。これがこうだったとか、あのフリがとか、小難しいことを考えずに、コイツらバカだなっていう(笑)」。リモート取材越しにも伝わってくる、高揚感あふれる声の主はバイきんぐ小峠英二だ。動画配信サービス「Netflix」と、『有吉の壁』『有吉ゼミ』などを手がけるクリエイター・橋本和明氏がタッグを組んだNetflix発の一大お笑いプロジェクト『名アシスト有吉』で、10本中7本の番組に出演し「小峠ここにあり」というほどの大活躍を見せているが、充実した収録現場の様子、そこから見えてきた“バラエティーの本領”について迫った。

“笑いの真骨頂”について語った小峠英二(右)(Netflixコメディシリーズ「名アシスト有吉」独占配信中)

“笑いの真骨頂”について語った小峠英二(右)(Netflixコメディシリーズ「名アシスト有吉」独占配信中)

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■過激さが生み出す“笑い” 有吉の“狂気”を感じた瞬間「あの目は忘れられない」

 数々の番組でMCを務めてきた有吉弘行が、アーティストやスポーツ選手など10組の個性豊かなゲストがMCを務める10本のバラエティー番組にアシスタントとして参加。ベテランから若手まで百戦錬磨の芸人が参戦し、十人十色のMC企画にチャレンジしながら、突如降りかかる有吉の狂気のアシストを全身全霊で打ち返す、予測不可能で熱量MAXの新たな笑いを生み出す“最狂バラエティー”となっている。

 まず、小峠に収録を振り返ってもらうと、ふっと笑みを浮かべた。「一歩間違ったらケガするのがアウトな時代のところで、本当にギリギリのところの過激さがありました。過激な笑いっていうのは、面白いなと。トークとか、VTRを見てっていうのも、もちろん面白いんですけど、過激な笑いっていうのは面白い。自分も無茶な笑いには憧れていましたから」。

『天心一武道会』より(Netflixコメディシリーズ「名アシスト有吉」独占配信中)

『天心一武道会』より(Netflixコメディシリーズ「名アシスト有吉」独占配信中)

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 最初の収録は、体力に自信のある芸人たちが那須川天心に闘いを挑む武道会番組『天心一武道会』だったが、レフェリー役で参加したはずの小峠が、有吉の“アシスト”で、頭の上にフラッシュコットンを乗せて火をつけるという見せ場もあった。スタッフ・出演者たちが万全の準備をした上で、小峠の頭の上で燃え上がる炎は、大きなインパクトがあったが、小峠自身も、この瞬間から出演者たちの中でさらなるギアが入ったという印象を受けたという。

『天心一武道会』より(Netflixコメディシリーズ「名アシスト有吉」独占配信中)

『天心一武道会』より(Netflixコメディシリーズ「名アシスト有吉」独占配信中)

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 「フラッシュコットンは、まさか本当にやるとは思ってなかったんですよ。有吉さんはやさしい人だから、普通だったら、僕がそういう反応だったら『まぁまぁ…』みたいな感じで終わるんですけど、あのときだけは、一切引かなくて、あれやらないと終わらないという空気でした(笑)。フラッシュコットンをやった後『あっ、こういう現場なんだ』と痛感しました。これはもう振り切っていくんだと。あの炎を見た、周りの芸人たちもスイッチが入ったんじゃないですかね?有吉さんの目がいつもと違って『逃さねーぞ』みたいな感じで、あの目は忘れられないです

『IKKOのDOKIDOKIクッキング』より(Netflixコメディシリーズ「名アシスト有吉」独占配信中)

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■有吉のアシストで気づいた“血のり”の面白さ さまぁ〜ずとの共演で『内さま』の空気感を堪能

 番組では、有吉の“狂気”とそれに答える出演者たちの化学反応で大きな笑いを生み出しているが、小峠にとっての発見のひとつは“血のり”だった。「僕は、もし血のりが小道具にあったとしても使ってないですし、あんなに面白いとは思わなかったです。収録が終わった後に、有吉さんに『血のりって、面白いんですね』って言ったら、有吉さんの中では確信があったようで、過去にそういうことがあったんでしょうね。『面白いんだよ、血のりって』って言っていました。困った時の血のりじゃないですけど、なんかあったんでしょうね。それがあったことで、停滞していた試合が転がりはじめて、あれはさすがだなと」。

『IKKOのDOKIDOKIクッキング』より(Netflixコメディシリーズ「名アシスト有吉」独占配信中)

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 ドキドキの仕掛けが襲いまくる恐怖の料理番組『IKKOのDOKIDOKIクッキング』では、手洗い場の水が次第に熱湯になっていくという仕掛けに翻ろうされていたが、小峠は「あれ、本当に熱いですからね(笑)。あれもいわゆるバラエティーの熱さじゃなくて、熱湯に手を突っ込めっていうようなもんですから」と笑う。“有吉の采配”が光ったのは、アンジャッシュ渡部建への対応だったと小峠も舌を巻く。

 「渡部さんにずっと触れない感じとかね、すごいなと思いましたね。ずっと振らずに、最後に『おいおい、有吉いい加減にしろよ』って、渡部さんからこさせるのって、秀逸だなと。普通、今のタイミングで渡部さんが出るってなると、まず何かしらリアクションがあると思うんですよ。そこにいかないっていう新しさですよね。それがうまいこといっていて、本当にすごいなと感じました」

『東京さまぁ〜ずゲーム』より(Netflixコメディシリーズ「名アシスト有吉」独占配信中)

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 Netflix史上最もゆるいゲームバラエティー番組を標榜する『東京さまぁ〜ずゲーム』では、さまぁ〜ずと有吉の織りなす“空気感”の中で、これまでとは違った感覚があったという。「なんてことない企画なんですけど、面白かったです。あれに関しては地上波でもできそうな感じなんですけど、妙に面白かったですよね。あれは、さまぁ〜ずさんと有吉さんの『内さま』の空気感なんだろうなと、僕らも参加していて楽しかったっすね。どうやって落とそうかとか、どうやっていこうかとか、そんなに考えず、ゲームを楽しんでやっていました。あれは、企画・キャスティング勝ちでした」。

『東京さまぁ〜ずゲーム』より(Netflixコメディシリーズ「名アシスト有吉」独占配信中)

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■“フィルター”を取っ払って見えたもの 小峠が求める芸人たちの“最適解”

 それぞれの番組では、進行役を担う場面もあった小峠だが、出演者たちの勢いを実感する瞬間も多々あった。「ガヤとか、コメントとかも、ちょっとひとつ上というか(笑)、どこまで最終版 に入っているかわからないですけど、けっこうハードな単語が飛び出ていた印象でした。今の時代、バラエティーなどで発言する時は大丈夫かなと、フィルターを通して、ある程度精査して話していますけど、その2〜3枚ほどあるフィルターを一旦取っ払って、発言したり行動していました」。「小峠のフラッシュコットン」が、芸人たちの心にも火をつけた。

『東京さまぁ〜ずゲーム』より(Netflixコメディシリーズ「名アシスト有吉」独占配信中)

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 「ひと昔前の、芸人が好き放題、水を得た魚のようにはしゃいでいる感じでした。今『痛みを伴う笑いは…』というように言われることがありますが、もちろんそれは理解しながらも、その反面で『結果、おもしれーじゃねーか』っていうのもあって。言い方が難しいですが、本当に嫌がる人にやるのはダメですけど、僕は全然嫌じゃないですから。やっぱり楽しいっすよ。痛がっている本人も、それで周りが笑っていたら楽しいですから。痛みなんか、ウケれば、なんてことはないですから。ウケない方が、よっぽど堪えますよ。本気で痛がっている奴って、やっぱり笑っちゃいますもん。『バカだろ、コイツ』って(笑)。芸人が本当に熱がっているのとかって、面白いですもんね。そこに言葉はいらない」

 言語化するのが非常に難しい部分の“ジャッジ”をスタッフとともに、現場で行っているのが有吉であり、小峠である。橋本プロデューサーも全幅の信頼を寄せている。「小峠さんがいるからこそ、現場が安心できるというところもあるんですよね。今回の収録は決めていないところが多い分、崩壊する時はどこまでも崩壊しちゃう。僕らが現場に入れない時に、一番制作に近い立ち位置で、スッとまとめてくれるのが小峠さんだと思っているので、その信頼感たるや、今や日本中のバラエティーの作り手たちが信頼しているんじゃないかと思います。『小峠さんさえいれば…』って、それが忙しい理由だと思います」。橋本プロデューサーは、さらに今回の番組の中で見せている小峠の“ある行動”にも指摘する。

『天心一武道会』より(Netflixコメディシリーズ「名アシスト有吉」独占配信中)

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 「小峠さんって、寄り添う所は寄り添っているんですよね。トム・ブラウンみちおが体を張るところで、手を握ってあげるシーンがあるのですが、あれが小峠さんのあったかさでもあるし、やさしさでもあるから。そこなんですよね。良きお兄さんというか、答えをみんなで出そうとしてくれる感じがある」

『東京さまぁ〜ずゲーム』より(Netflixコメディシリーズ「名アシスト有吉」独占配信中)

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 時には大声で鼓舞し、時には寄り添う。芸人たちの“頼れるアニキ”小峠にとっても、今回の『名アシスト有吉』は特別な番組になった。「やっぱり、いろいろコンプライアンスなどが厳しくなっているご時世の中、そういうのをだいぶ取っ払って、やっていて。やっぱり面白かったです。芸人が本気で挑む企画、その本気の芸人を見て大笑いしている周りの芸人、これこそお笑いの真骨頂ですね」。時代の波も感じながら、芸人たちの“最適解”を求め、小峠はきょうも現場で大声を張り上げる。

■『名アシスト有吉』ラインナップ
『2代目GENERATIONSオーディション』
『IKKOのDOKIDOKIクッキング』
『東京さまぁ〜ずゲーム』
『天心一武道会』
『東京アフレコ映画祭』
アンミカって200色あんねん』
『脳汁ジュンジュワ〜』
『スターYouTuber発掘!フワフワ生配信』
『ラップバトル韻TOKYO』
『指原のかわいい祭り』

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  1. 1. バイきんぐ小峠英二が考える“笑いの真骨頂”「言葉はいらない」 Netflix『名アシスト有吉』で感じた芸人たちの本領
  2. 2. 渡部建、有吉弘行との“絶妙な距離感”が生む爆発的な笑い 『名アシスト有吉』の挑戦
  3. 3. 錦鯉・渡辺、衝撃の“ろうそく食い”「体が動くままに食べた」 『名アシスト有吉』の肝は“ボケ有吉”の強さ
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