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『シャザム!』主演俳優ザッカリー・リーヴァイ、子どもの頃から「スーパー・オタク」

 17日より劇場公開されたDC映画『シャザム!〜神々の怒り〜』の主人公シャザム役のザッカリー・リーヴァイに、オンラインインタビュー。見た目はオトナで実は最強ヒーローなのに、中身は思春期真っ盛りのティーンエイジャーというシャザムは、ザッカリーの素に近い、はまり役と言われている。今回の作品の見どころや、ティーンエイジャーだった頃の話などを聞いた。

DC映画『シャザム!〜神々の怒り〜』(公開中)主演のザッカリー・リーヴァイ

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 前作『シャザム!』(2019年)で、、古代の魔術師からヒーローとなる素質を見出され、6つのスーパーパワー(S=ソロモンの知恵、H=ヘラクレスの剛力、A=アトラスのスタミナ、Z=ゼウスの万能、A=アキレスの勇気、M=マーキュリーの神速)を授けられた孤児の少年ビリー・バットソン(アッシャー・エンジェル)。

 ビリーが魔法の言葉「シャザム!」と唱えると、大人の体のスーパーヒーロー、シャザム(ザッカリー・リーヴァイ)に変身。その力はスーパーマンと同等と言われ、ヒーローの中でも最強の力を誇る。しかし、思春期真っ盛りのビリーはその力をくだらないことに使ってばかり。そんな彼の前に邪悪なドクター・シヴァナ(マーク・ストロング)が立ちはだかり…。同じ里親宅に住む友人を救うため、本当のヒーローへと成長していく姿が描かれた。

 その続編となる『シャザム!〜神々の怒り〜』では、里親には内緒で友人たちとヒーロー活動に励んでいたビリーもそろそろ“大人”という扱いを社会から受ける年齢に。ところが、知らないうちに神々を怒らせてしまっていたようで…、復讐に燃える“神の娘たち”が巨大モンスターを引き連れて地球に襲掛かってくる。未曾有の危機を前に、頼れるのは? 神々の力を宿すシャザムVS神の娘たち。神様だらけの最強バトルが始まる。

――『シャザム!』と『シャザム!〜神々の怒り〜』を通して、ティーンエイジャーの成長を追体験して、何か発見はありましたか?

【ザッカリー・リーヴァイ(ZL)】『シャザム!』も『シャザム!〜神々の怒り〜』もトーン的には1980年代、90年代の、アンブリン(※スティーヴン・スピルバーグが1981年に設立した映像製作会社アンブリン・エンターテインメント)やルーカスフィルム(ジョージ・ルーカスが1971年に設立した映像製作会社)っぽい、家族で楽しめるものを目指しました。

 (家族と言っても)小さな子ども向けではなくて、ちょっとダークさやミステリアスさもあり、アクションとアドベンチャーと同時に暖かさと楽しさを感じるような、そんなトーンですね。そのトーンをうまく見つけられたんじゃないかと自負しています。

 僕はそういった作品、『グーニーズ』(1985年公開、リチャード・ドナー監督)、『E.T.』(82年公開、スティーヴン・スピルバーグ監督)、『インディ・ジョーンズ』シリーズや『スターウォーズ』シリーズ、そして、スーパーマン、バットマンらDCのスーパーヒーローたちの作品を観て育ちました。みんなある独特のフィーリングを持っていて、そういう映画を自分でも作っていきたいなと思うんです。そして、そういう風に映画を作っていると、子どもの頃大好きだった映画なんかが蘇ってくるんだな、ということを思っていました。

■『シャザム!』は「僕の大きな一部」

DC映画『シャザム!〜神々の怒り〜』(公開中)主演のザッカリー・リーヴァイ

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――童心を忘れない、忘れられないということですね。ザッカリーさんはどんなティーンエイジャーだったんですか?

【ZL】スーパー・オタクですね(爆笑)。ガチオタでした(笑)。マンガを読んでたし、ゲームは今もやるし、お芝居もやっていたし、演劇やっていたし。アメリカで演劇にハマっている子どもはイケてないとされ、オタク認定されるんです(笑)。でも僕はそういうものがとにかく大好きで、マンガであろうと、ゲームであろうと、他人に扮する演技であろうと、そういったことがずっと好きで、そのおかげで、童心や想像力を保つことができていると思っているんです。

――そんなザッカリーさんにとってシャザムははまり役になったと思うのですが、シャザムは自分にとってどんな存在になりましたか?

【ZL】僕の大きな一部ですね。さっき話していたように、僕は自分の中の子ども心をずっと守ってきました。僕は子どもの頃、親に思っていることを話すことも、相談することもできなかったんです。なので、自分には親がいないように感じることも多々ありました。そういうところも、僕とビリーをつなげてくれている要素のひとつなんです。

 でも、何よりも、ビリーのハートが好きですね。僕がこの世に生まれたのは、そして神様が僕を作ったのは、世界を助け、みんなを愛し、壊れているものを直すためだ、と思っている。そこに僕も共感するし、その心意気にはとても深い意味があります。だから、お金をもらってこのような超大作で、いろいろなことをやってのけるスーパーヒーローを演じられるなんて、本当に最高の一言です(笑)。

――『シャザム!〜神々の怒り〜』では、フレディ、ペドロ、ダーラ、メアリー、ユージーン、そしてパパとママ。里親のファミリーも健在で、みんなで力を合わせて“神の娘たち”に立ち向かっていく展開が胸アツですね。

【ZL】それこそが『シャザム!』シリーズが大好きな理由のひとつでもあります。僕は『ボルトロン』(日本のロボットアニメ『百獣王ゴライオン』を北米向けに再編集したテレビアニメ。5人の騎士がスーパーロボットを動かし敵と戦う)や『パワー・レンジャー』(日本の特撮番組「スーパー戦隊」をベースにした実写版スーパーヒーローのテレビシリーズ)、『ティーン・タイタンズ』(DCコミックスに登場する10代のスーパーヒーローによって結成されたヒーローチームのテレビアニメ)といったチームものも観てきました。

 それに加え、僕らがいまプレイするゲームにもリーダー、兵器担当、医療担当など、結構役割分担があるものが多い。そういうコンセプトが人気なのは、誰もが何かの役割を果たすことができるからだと思うんです。みんながお互いを助け合い、より大きな、より強大なものの中でユニークな独自のポジションを持つことができるから。それを僕らの映画で実現できていることにワクワクします。

 そして今回の現場は、みんなが友達として集まって、ひとつにまとまるような現場でした。撮影時はみんなで一緒に時間を過ごしました。一緒に夕食をとったり、ゲームをやったり、映画を観たり。そうすることで、より充実した、より楽しい体験になるんですよね。

 キャストがそんな風に一緒に時間を過ごさない現場も経験していますが、やっぱり楽しくない。一緒に作っている気がしない。一緒に仕事はしているけど、自分ひとりやっているような感じなんです。でも、シャザム・シリーズはその逆で、とてもとても暖かい。だからこそ、僕らが共に作り上げたその喜びが、スクリーン越しに皆さんにより伝わるんじゃないかと思っています。

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