4人組ロックバンド・King Gnuの井口理が10日、東京・渋谷のCINE QUINTOにて行われた、映画『ひとりぼっちじゃない』の初日舞台あいさつに出席。共演の馬場ふみか、河合優実、伊藤ちひろ監督とともに、作品にまつわるトークを行った。

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　同作は、『世界の中心で、愛をさけぶ』『スカイ・クロラ』などの脚本家である伊藤ちひろ氏が、10年かけて上梓した同名小説を、行定勲氏の企画・プロデュースにより、自ら初監督を務め映画化。原作は、不器用でコミュニケーションがうまくとれない歯科医師・ススメ（井口）の日記形式の小説。伊藤氏は脚本も担当し、ススメが謎の多き女性・宮子に恋をすることで、変わっていく自分、歪み狂っていく日々を、初監督ながら圧倒的な世界観で描いている。

　本作の「この恋は、純愛か？それとも狂気か？」というキャッチコピーにちなみ、「最近狂気を感じた出来事は？」という質問が投げかけられると、井口は「サウナ帰りにパンツを2枚重ねて履いていた」という衝撃的なエピソードを“投下”。

　この発言を受け、馬場は「いきなり狂気がすぎる（笑）」とツッコミを入れるが、井口は「黒の無地のパンツだったんですけど、自分のものなのか、ほかの人のものが混ざってしまったのかわからない」と続け、「できれば自分のパンツが内側だったらいいなと思いながら…誰のものだったのか最後までわからずじまいでしたね（笑）」と笑った。

　ほかにも、撮影秘話や印象的なシーンについて語り合い、イベントを盛り上げた井口。最後に「僕も撮影しながらこういう意味だったのかと気づくことがあったので、何度も観ないと見つからないことがあると思う」と前置き、「この作品のテーマはコミュニケーション。わからないシーンがあるかもしれませんが、ぜひ前のめりにこの作品と向き合っていただければ」とアピールした。