俳優の上川隆也が、27日放送のテレビ東京月曜プレミア8『バンカケ〜警視庁自動車警ら』（後8：00〜後9：54）で主演を務めることが決定した。俳優の足立梨花が共演し、上川とコンビを組む新人隊員を演じる。

　タイトルの“バンカケ”とは、職務質問を意味する警察業界の隠語。街をパトロールし、不審なことがあればバンカケで犯罪の芽を見ぬき事件を未然に防ぐ、自動車警ら隊（自ら隊）の活躍を描いた、完全オリジナルの骨太な新サスペンスドラマとなっている。

　上川は、主人公の第一自動車警ら隊隊員・階堂昇を演じる。階堂は、人並外れた洞察力とバンカケで事件を見つけすぎてしまう“最強の男”でありながら、経歴と私生活が謎だらけという、完璧でミステリアスでどこか陰のあるベテラン隊員。

　足立は、階堂とコンビを組むA級ライセンスを持つ第一自ら隊の新人隊員・岸谷涼子を演じる。自ら隊の過酷な職務とすごすぎる上司に戸惑いつつも、得意技を生かして日々奮闘する。

　ある夜、高輪の一軒家で強盗殺人事件、神田のスーパーで強盗事件が発生する。同じ夜に起きた2つの事件に臨場した階堂と涼子は、やがて「自ら隊」だからこそ、2つの事件の関連性に気付く。

　バンカケで最も大事なことは「刹那の観察」だと説く階堂と、そんな階堂の影響で徐々に自ら隊として誇りが芽生え始める涼子が、「越権捜査」などものともせず、現在と過去が複雑に絡み合う難事件の解決に挑む。

　脚本は前川洋一氏、監督は鈴木浩介氏が務める。音楽は映画、ドラマ、舞台、ミュージカルなど多くの音楽を手がけ、日本アカデミー賞優秀音楽賞を3度受賞している村松崇継氏が担当する。

　上川は「足立梨花さんの存在は、皆で囲む暖房の炎にも況（ま）して暖かく、皆の士気を常に支えてくれていました。足立さん演じる岸谷涼子と階堂のバディ振りを楽しんでいただけたら」と称える。「視聴者の皆さんは物語が始まって程なく、とある違和感にお気付きになるのではないかと思います。そこに階堂が人知れず抱えている想いが隠されています。どうぞ最後までご覧いただき、その違和感の正体を見届けてください」と呼びかけた。