俳優の藤山扇治郎(36)、はいだしょうこ(43)らが10日、大阪市内で行われた南座四月特別公演『若き日の親鸞』記者発表会見に出席。若き親鸞にふんする扇治郎が、和装のはいだと“夫婦ショット”を披露した。 親鸞聖人御誕生850年、立教開宗800年の節目に、五木寛之氏の人気シリーズ『親鸞』より「青春篇」を初舞台化。藤山寛美さんの孫で、松竹新喜劇で活躍する扇治郎が、今回は南座で主演を張り、平安末期を舞台に、後に親鸞となる青年役(範宴、綽空、善信)に挑む。はいだは、やがて妻・恵信尼となる紫野役。 扇治郎は「小坊主かなにかの役かと思っていたら、親鸞と聞いてコケました」と笑わせながら、人間味あるキャラクターに触れ「一生懸命演じさせていただきたい」と決意。「(親鸞の生きた時代は)携帯もありません、車もありません。その中でどういうふうに幸せを見つけ、生きたのか。今の私たちと人間であることは変わらない」と呼びかけた。 宝塚歌劇団出身のはいだは「宝塚時代の同期のお着物をお借りした」と艷やかに着飾り、「精いっぱい、親鸞の妻を演じられたら」と笑顔をふりまいた。須賀貴匡、春本由香、三林京子、藤川矢之輔らが共演し、4月10日〜29日に京都・南座で上演される。