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鈴木福、『レジェバタ』ティーチインイベントに“お忍び”参加 高度な質問に宮沢氷魚は恐縮

 俳優の宮沢氷魚が4日、東京・丸の内TOEIにて、映画『レジェンド&バタフライ』の学生向けティーチインイベントに出席し、大友啓史監督、プロデューサーの井元隆佑氏、そして映画業界を目指す学生たちとともに、“映画の未来”について語り合った。

映画『レジェンド&バタフライ』の学生向けティーチインイベントに出席した(左から)プロデューサー・井元隆佑氏、宮沢氷魚、大友啓史監督 (C)ORICON NewS inc.

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 3人は、出演オファー時のエピソードや、現在の映画シーンにおける“時代劇”の位置づけなどについて話し、俳優や映像制作を志す学生たちとって金言ばかりのトークセッションを展開。

 さらに、役作りの仕方や方言の習得法などに加え、本作の表現方法に対して踏み込んだ質問や、動画配信サービスに対する考えなどを問われる場面もあり、「なかなかシビれる質問が来ますね(笑)」と言いながら、1つひとつに真摯に答えた。

 そんな中、1人の男性客が質問用のマイクを受け取り、「鈴木福です。高校3年生でもうすぐ大学生になるんですけど…」と切り出した。声の出どころに目を向けると、そこにはプライベートで同イベントに参加したという俳優・鈴木福の姿があった。

 会場がざわめく中。鈴木は「新しい俳優になっていかなきゃいけないと常に感じているんですが、すごく難しいことだなと思っていて。なので、みなさんが新しいものを作ろうとするときの、取捨選択の基準を教えてください」と質問。

 登壇者の3人は、「同姓同名の方ではないですよね?」「しかも質問が高度すぎる」などと口々にツッコミを入れつつ、井元氏は同作の企画を立ち上げた当初から撮影中まで振り返り、「今作を通じて、やったことがないものに積極的にリーチしていかないと、時代はアップデートできないということを痛感した。なので、自分がやったことのないことであるかどうか、です」と語った。

 大友監督は「人からの評価ではなく、自分がどう思うか」とキッパリ。「撮影中にウクライナで戦争が始まっていて、もちろん作品に投影したわけではないけど、自分の中ではこの作品とリンクする部分も感じた。そうやって今の時代に目を向けていくことはすごく重要だと思う。フレームの中を見ながら、フレームの外の世界のことを考える。不思議なことに、これは矛盾しない」と持論を展開。

 宮沢は「自分に言えることはないかも…」と恐縮しながら、「少し前まで、演じているときにどこかで周りからの評価ばかり気にしていた自分がいた」と告白。

 「僕たち俳優は評価があって、次の作品が決まるわけですが」と前置きした上で、「誰かの人生を生きるというぜいたくな仕事に就いているわけなので、その一瞬一瞬をしっかり生きていれば、自然と評価もついてくるはずだと感じたんです。そう思えたとき、答えが見つかったような気がしました」と、真剣な眼差しで答えていた。

 回答を聞いた鈴木は、3人に感謝を告げながら「また一緒にお仕事ができるようにがんばります」と元気よく締め、最後に井元氏から「営業活動みたいになっていますよ(笑)」とツッコまれていた。

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  1. 1. 宮沢氷魚、高身長ゆえの悩み明かす「時代劇に出られる日が来るとは…」
  2. 2. 鈴木福、『レジェバタ』ティーチインイベントに“お忍び”参加 高度な質問に宮沢氷魚は恐縮

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