俳優・片桐はいり（60）がほほえみながら、じっと一点を見つめて横移動するサイネージ広告が、「迫力がものすごい！」とSNSなどで注目を集めている。MBS・TBS系『情熱大陸』（毎週日曜　後11：00）あす5日放送回に片桐が出演するのにあわせたもので、東京・大手町駅と新宿三丁目駅に登場した。

　個性派俳優という枠にすら収まらない片桐の圧倒的な存在感と演技論に迫る、『情熱大陸』ならでは“一度見たら忘れられない”広告展開となっている。

　初舞台を踏んでから約40年、片桐は「俳優になりたいと思ったことはないですね。俳優になったのは、ほぼ偶然ですよ」と語る。映画を観るのが好きで好きでたまらなかった学生時代。映画館や映画の宣伝部で働くことが夢で、俳優になったのは「思いがけない」ことだったという。

　取材が始まったのは昨年7月。東京・阿佐ヶ谷にある100年以上の歴史を持つ映画劇場のイベントで、片桐は受付係を務め、来場者やスタッフと共に映画を楽しむ。一方、自身が俳優として見た時に、向いているのは映画よりも舞台の方だという。野外劇『嵐が丘』のけいこに励む姿などを追う。

※大手町駅と新宿三丁目駅のサイネージ広告は5日まで。広告掲出に関する鉄道会社・駅係員へのお問い合わせはご遠慮ください。