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宮沢氷魚、高身長ゆえの悩み明かす「時代劇に出られる日が来るとは…」

 俳優の宮沢氷魚が4日、東京・丸の内TOEIにて、映画『レジェンド&バタフライ』の学生向けティーチインイベントに出席し、大友啓史監督、プロデューサーの井元隆佑氏、そして映画業界を目指す学生たちとともに、“映画の未来”について語り合った。

映画『レジェンド&バタフライ』の学生向けティーチインイベントに出席した宮沢氷魚 (C)ORICON NewS inc.

映画『レジェンド&バタフライ』の学生向けティーチインイベントに出席した宮沢氷魚 (C)ORICON NewS inc.

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 はじめに大友監督は、同イベントの開催について「新しいものを作るときには逆風が吹くので、それを打ち破るパワーが必要で。今回はそういった映画が撮れたと思うし、この映画を通じて時代劇を若い人にも届けたかった。だから、映像を興味を持っている人と話したかったし、この年だから伝えたいこともあった」と経緯を説明した。

 明智光秀を演じた宮沢は、「今までやらせていただいた役からしても(明智光秀は)年齢が上ですし、かつて同じ役を演じられてきた方よりも自分は若い。さらに、木村拓哉さんが主演ということで、ハードルがいくつもありました」とオファー当時を回顧。

 その際に「時代劇をやれる日が来ると思っていなかった」と発言していたことが大友監督から明かされると、宮沢は「僕は身長が184センチあるので…」と体型が理由であると説明した。

 この言葉を受け、大友監督は「幕末くらいまで、日本人は栄養の関係で、身長が160センチなかったとも言われていますけど、それをリアルに再現しようとすると、様式などに囚われてできないことが多い」とし、「そうすると“発想”と“ルール”の戦いが始まり、ルールを突き破るためには、自分の中で強い何かを見つけ出さなきゃいけない。例えば、魅力的な俳優であるとか」と宮沢に視線を向けた。

 続けて大友監督は、「見目麗しい明智光秀は見目麗しい人物だったという記述を見つけたときに、氷魚くんの顔がパッと出てきて、すぐにスケジュールを確認してもらったんです(笑)」とオファーの理由を語る。

 そして、「新しいものを作るときには、古きものに敬意を払わなきゃいけない場合ももちろんある。僕も(東映)京都撮影所で撮影する前には、同じ場所で撮られた作品を250本くらい観ました。でも、それを違うものとして吐き出すことが大切で、教科書どおりにやることがすべてじゃない」と持論を展開した。

 その後、会場に集った学生たちからの質問に対応した3人。役作りの仕方や方言の習得法などに加え、「ラストシーンであの表現方法を選んだ理由は?」という踏み込んだ質問や、動画配信サービスに対する考えを問われる場面もあった。

 3人は「なかなかシビれる質問が来ますね(笑)」と言いながら、1つひとつに真摯に答え、宮沢は最後に「みなさんとお仕事ができる日を楽しみにしています」と笑顔で伝えた。

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  1. 1. 宮沢氷魚、高身長ゆえの悩み明かす「時代劇に出られる日が来るとは…」
  2. 2. 鈴木福、『レジェバタ』ティーチインイベントに“お忍び”参加 高度な質問に宮沢氷魚は恐縮

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  • 映画『レジェンド&バタフライ』の学生向けティーチインイベントに出席した宮沢氷魚 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『レジェンド&バタフライ』の学生向けティーチインイベントに出席した(左から)プロデューサー・井元隆佑氏、宮沢氷魚、大友啓史監督 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『レジェンド&バタフライ』の学生向けティーチインイベントに出席した(左から)プロデューサー・井元隆佑氏、宮沢氷魚、大友啓史監督 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『レジェンド&バタフライ』の学生向けティーチインイベントに出席した大友啓史監督 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『レジェンド&バタフライ』の学生向けティーチインイベントに出席したプロデューサー・井元隆佑氏 (C)ORICON NewS inc.

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