1990年代の大ヒット映画『プリティ・ウーマン』がきょう3日、日本テレビ系『金曜ロードショー』(毎週金曜 後9:00)で放送される。『金曜リクエストロードショー』第6弾となる今作は、当時ハリウッドのトップに君臨していたリチャード・ギアと今作で脚光を浴びたジュリア・ロバーツによるシンデレラストーリーの金字塔。映画大好き芸人・こがけんが見どころを語る。
■こがけんの注目ポイントは“魔法使い”のようなホテル支配人「大好きなやりとり」
映画大好き芸人こがけんです。今夜放送の『プリティ・ウーマン』は、1990年に公開され、現代版シンデレラストーリーとして一世を風びした、言わずと知れたラブコメの金字塔です!舞台はアメリカ/ロサンゼルス。リチャード・ギア演じる実業家のエドワードがビバリーヒルズで偶然にジュリア・ロバーツ演じるヴィヴィアンという娼婦と出会い、2人は一週間だけのパートナーとして契約を結び高級ホテルのスイートルームで暮らし始めるというお話。当時すでに大人気だったリチャード・ギアの相手役に抜てきされたジュリア・ロバーツは、この作品で大スターの仲間入りを果たしました!
――『プリティ・ウーマン』の魅力とは
この作品の魅力は、何と言っても“住む世界が違う2人のやりとりの面白さ”ですね!序盤の出会いから、2人のやりとりに引き込まれるんです。少し謎めいたエドワードと、高級ホテルで一人浮いた存在のヴィヴィアンの間に、なんとも言えない緊張感が漂っていて目が離せないんですね。
実は水面下で主導権を取り合っているとも取れる2人の会話劇は見ものです。この後、2人は一週間だけのパートナーとしての契約を結び一緒に暮らし始めますが、その事がお互いに変化をもたらしていきます。一体どういう変化なのか注目してみてください。
――注目のシーンは?
印象的なシーンも色々とあるんですが、特に注目のシーンは、ヴィヴィアンとホテルの支配人トンプソンとのシーンですね。
エドワードの取引先との食事会に行く事になったヴィヴィアン。イブニングドレスの持ち合わせのない彼女は高級ブティックに買いに行きますが、エドワードにわたされお金は持っているのに、店員は彼女の服装を観てひどい対応をして追い返してしまいます。
その後ホテルに帰ってくると今度は支配人トンプソンに呼び止められ、「エドワードとの契約が終わったら、このホテルには二度と足を踏み入れぬように」と釘を刺されてしまいます(まさに泣きっ面に鉢ですよね!)。ところが!? ヴィヴィアンがドレスの件でひどい対応をされた話をすると、トンプソンはホテルの人脈を駆使して力になってくれるのです。その後も、彼女が困るたびに、そっと手を差し伸べるトンプソン。プロのホテルマンとしての振る舞いのむこうに、人間らしい思いやりが透けて見えるようで、大好きなやりとりです。
この作品は、劇中の会話でも触れられるのですが、偶然の出会いが人生を変える“シンデレラストーリー”です。そう考えると、このホテルの支配人は、まさに“シンデレラ”で言うところの“魔法使い”なんですね。パーティーへ行くためのお膳立てをしてくれて、陰ながら力になってくれます。2人の関係性の変化、支配人トンプソンのプロに徹したすばらしい働きにもぜひ注目してみてくださいね。ちなみに配給のブエナ・ビスタ・ピクチャーズですが、実はディズニー系の配給会社なんです。そう考えると“シンデレラ”的ストーリーも腑に落ちる気がしますね。
楽しいシーンも出てきます。ヴィヴィアンがスイートルームにいると電話が掛かってくる。受話器を取ると相手はエドワードで「電話には絶対に出ないでくれ」っていうんです。ヴィヴィアンは「だったらなぜかけたの!?」っていうんですけど、仕事の電話が来るから、出られちゃ困るんですね。けれど、すぐにまた掛け直すと、ヴィヴィアンはまた電話に出ちゃうんです。「出るなと言ったはずだろ?」「だったら掛けなきゃいいのに!」とやりとりするんですが、お互い本当には怒ってなくて、どちらもニヤニヤしてるんですね。付き合いたてのカップルみたいなやりとりです。お互いの存在が、彼らがいつも対峙している厳しい現実の息抜きになっているんでしょうね。良いシーンです。
■実はアドリブだったエドワード&ヴィヴィアンの“ネックレス”シーン
――『プリティ・ウーマン』のココを見逃すなというシーンは?
この映画の醍醐味は、ビフォーアフター的楽しみ方ができることです。新しい服を買いメイクやヘアセットを変えることで、ヴィヴィアンのイメージが更新されていくんです。映画タイトルにもなったロイ・オービソンの「オー・プリティ・ウーマン」が流れるシーンでもありますね!どんなファッションも着こなしちゃうので、見ているだけでワクワクします。彼女はビバリーヒルズを歩いているとジロジロ見られるんです。ただ、最初と最後では全く意味合いが違います?(賢いヴィヴィアンが小さな復讐を果たすシーンにも注目してみてください)同様にエドワードも変化します。仕事面でもそうですし、それは他のことにも至ります。
序盤で、彼は高所恐怖症のためにベランダに出ないんだと話しますが、物語が進むにつれ、彼がベランダの内側から段々外側へと踏み出しているのが分かります。
これは、彼が変化を少しずつ受け入れていること、彼女を受け入れようとしていることを示唆するかのようですよね。このことを踏まえると、物語のラストシーンはより感慨深いものになるでしょう。
また、途中でエドワードがヴィヴィアンにネックレスをつけてあげるシーンがあります。エドワードがネックレスの入った箱を開けて差し出し、ヴィヴィアンがそこに手を伸ばすと、箱を閉じておどかすシーンがあるんですが、実はアドリブなんですね。その時のヴィヴィアンの笑顔がとてもナチュラルでかわいいんです。(ジュリア・ロバーツの)まさに素の笑顔を観れるシーン、注目してみてくださいね!
お金で割り切る似たもの同士だったはずの2人が、徐々に変化し、それにより周囲にもさまざまな変化や矛盾、衝突が生じる。ロマンティックなラブコメでありながら、その背景についても各々に考えさせられる作品ですよね!
見た目や職業への偏見の愚かさ、内面の美しさや教養の大切さを教えてくれる王道のラブストーリー。今見てもその輝きは薄れません。そして、『プリティ・ウーマン』を象徴するあのポスターのビジュアル、あの男性と女性が2人並んで写っているだけのシンプルなデザインは、この後、ラブコメのジャンルで量産されることになります。そういう意味でも金字塔なんですね。
■こがけんの注目ポイントは“魔法使い”のようなホテル支配人「大好きなやりとり」
映画大好き芸人こがけんです。今夜放送の『プリティ・ウーマン』は、1990年に公開され、現代版シンデレラストーリーとして一世を風びした、言わずと知れたラブコメの金字塔です!舞台はアメリカ/ロサンゼルス。リチャード・ギア演じる実業家のエドワードがビバリーヒルズで偶然にジュリア・ロバーツ演じるヴィヴィアンという娼婦と出会い、2人は一週間だけのパートナーとして契約を結び高級ホテルのスイートルームで暮らし始めるというお話。当時すでに大人気だったリチャード・ギアの相手役に抜てきされたジュリア・ロバーツは、この作品で大スターの仲間入りを果たしました!
――『プリティ・ウーマン』の魅力とは
この作品の魅力は、何と言っても“住む世界が違う2人のやりとりの面白さ”ですね!序盤の出会いから、2人のやりとりに引き込まれるんです。少し謎めいたエドワードと、高級ホテルで一人浮いた存在のヴィヴィアンの間に、なんとも言えない緊張感が漂っていて目が離せないんですね。
実は水面下で主導権を取り合っているとも取れる2人の会話劇は見ものです。この後、2人は一週間だけのパートナーとしての契約を結び一緒に暮らし始めますが、その事がお互いに変化をもたらしていきます。一体どういう変化なのか注目してみてください。
――注目のシーンは?
印象的なシーンも色々とあるんですが、特に注目のシーンは、ヴィヴィアンとホテルの支配人トンプソンとのシーンですね。
エドワードの取引先との食事会に行く事になったヴィヴィアン。イブニングドレスの持ち合わせのない彼女は高級ブティックに買いに行きますが、エドワードにわたされお金は持っているのに、店員は彼女の服装を観てひどい対応をして追い返してしまいます。
その後ホテルに帰ってくると今度は支配人トンプソンに呼び止められ、「エドワードとの契約が終わったら、このホテルには二度と足を踏み入れぬように」と釘を刺されてしまいます(まさに泣きっ面に鉢ですよね!)。ところが!? ヴィヴィアンがドレスの件でひどい対応をされた話をすると、トンプソンはホテルの人脈を駆使して力になってくれるのです。その後も、彼女が困るたびに、そっと手を差し伸べるトンプソン。プロのホテルマンとしての振る舞いのむこうに、人間らしい思いやりが透けて見えるようで、大好きなやりとりです。
この作品は、劇中の会話でも触れられるのですが、偶然の出会いが人生を変える“シンデレラストーリー”です。そう考えると、このホテルの支配人は、まさに“シンデレラ”で言うところの“魔法使い”なんですね。パーティーへ行くためのお膳立てをしてくれて、陰ながら力になってくれます。2人の関係性の変化、支配人トンプソンのプロに徹したすばらしい働きにもぜひ注目してみてくださいね。ちなみに配給のブエナ・ビスタ・ピクチャーズですが、実はディズニー系の配給会社なんです。そう考えると“シンデレラ”的ストーリーも腑に落ちる気がしますね。
楽しいシーンも出てきます。ヴィヴィアンがスイートルームにいると電話が掛かってくる。受話器を取ると相手はエドワードで「電話には絶対に出ないでくれ」っていうんです。ヴィヴィアンは「だったらなぜかけたの!?」っていうんですけど、仕事の電話が来るから、出られちゃ困るんですね。けれど、すぐにまた掛け直すと、ヴィヴィアンはまた電話に出ちゃうんです。「出るなと言ったはずだろ?」「だったら掛けなきゃいいのに!」とやりとりするんですが、お互い本当には怒ってなくて、どちらもニヤニヤしてるんですね。付き合いたてのカップルみたいなやりとりです。お互いの存在が、彼らがいつも対峙している厳しい現実の息抜きになっているんでしょうね。良いシーンです。
■実はアドリブだったエドワード&ヴィヴィアンの“ネックレス”シーン
この映画の醍醐味は、ビフォーアフター的楽しみ方ができることです。新しい服を買いメイクやヘアセットを変えることで、ヴィヴィアンのイメージが更新されていくんです。映画タイトルにもなったロイ・オービソンの「オー・プリティ・ウーマン」が流れるシーンでもありますね!どんなファッションも着こなしちゃうので、見ているだけでワクワクします。彼女はビバリーヒルズを歩いているとジロジロ見られるんです。ただ、最初と最後では全く意味合いが違います?(賢いヴィヴィアンが小さな復讐を果たすシーンにも注目してみてください)同様にエドワードも変化します。仕事面でもそうですし、それは他のことにも至ります。
序盤で、彼は高所恐怖症のためにベランダに出ないんだと話しますが、物語が進むにつれ、彼がベランダの内側から段々外側へと踏み出しているのが分かります。
これは、彼が変化を少しずつ受け入れていること、彼女を受け入れようとしていることを示唆するかのようですよね。このことを踏まえると、物語のラストシーンはより感慨深いものになるでしょう。
また、途中でエドワードがヴィヴィアンにネックレスをつけてあげるシーンがあります。エドワードがネックレスの入った箱を開けて差し出し、ヴィヴィアンがそこに手を伸ばすと、箱を閉じておどかすシーンがあるんですが、実はアドリブなんですね。その時のヴィヴィアンの笑顔がとてもナチュラルでかわいいんです。(ジュリア・ロバーツの)まさに素の笑顔を観れるシーン、注目してみてくださいね!
お金で割り切る似たもの同士だったはずの2人が、徐々に変化し、それにより周囲にもさまざまな変化や矛盾、衝突が生じる。ロマンティックなラブコメでありながら、その背景についても各々に考えさせられる作品ですよね!
見た目や職業への偏見の愚かさ、内面の美しさや教養の大切さを教えてくれる王道のラブストーリー。今見てもその輝きは薄れません。そして、『プリティ・ウーマン』を象徴するあのポスターのビジュアル、あの男性と女性が2人並んで写っているだけのシンプルなデザインは、この後、ラブコメのジャンルで量産されることになります。そういう意味でも金字塔なんですね。
2023/03/03