2月18日、19日にパシフィコ横浜で開催された日本最大級のクラシックカーイベント『第14回 Nostalgic 2days 2023』(ノスタルジック2デイズ)。メインステージの横のブースで、昭和50年式『トヨタ カリーナ 1600GT』を展示していたのは、ネッツトヨタ富山 GRガレージ富山新庄。新車を販売するディーラーでなぜ、ピカピカの旧車を展示しているのか?
「当社では、新車の販売だけではなく、お客様がお持ちの古い車をレストアする事業を行っています」(ネッツトヨタ富山 GRガレージ富山新庄 兼 レストア担当マネージャー・梅沢浩志さん)。
2008年、会社創立40周年の記念企画として、創業当初に走っていた『トヨタ パブリカ』をレストアしたことがすべての始まりだったという。
「もともと1回だけの企画だったんです。ところが、やってみたら意外と楽しくでき、反響も大きかった。これは1回で終わらせたらもったいないということで、レストアとして事業になるかもしれないと検討していたんです。ちょうどそのころ、定年を迎えた方の継続雇用が話題になっていまして。定年を迎えた元エンジニアの方々を嘱託として迎え、経験値を生かして、若い頃にやっていた車を再び触っていただこうと、小さいですけどレストア部門を立ち上げたんです」(同氏)
だが、新車を販売するディーラーが、1台を長く乗り続ける旧車のメンテナンスを行うことは、相反する行為ともいえる。そのあたりはどのように考えたのだろうか?
「うちのトップは『車に関するすべての窓口になりたい』という考え方なんです。旧車で困っていらっしゃる方がいたら、受け皿になりたい。昔、新車買ったんだけど、20年、30年経過して車が古くなったら、ディーラーから『もううちでは触れません。部品取れません、ごめんなさい』と言われるみたいなことがあったんです。でもうちでは旧車部門があるのでメーカーが部品を作ってなくても、なんとか探したり、作ったりして安心して乗れる。そういう信頼があると安心して購入できる。新車買おうとしたとき、早く乗り換えるにしても、1台を長く乗り続けるにしても、『このお店で買えば大丈夫』という信頼の証にもなっています」(同氏)
同社では、部分レストア、フルレストアなどメニューはさまざまあり、トヨタ以外の車や輸入車にも対応可能。現在、旧車ブームを受け、「お問い合わせはかなり多く、なかなか、(問い合わせ数に対して作業が)追いつかないです」(同氏)というほど。今回展示した『トヨタ カリーナ 1600GT』も、同社のこうした事業を知ったお客さんからの依頼でフルレストアしたものだという。
「エンジン、ミッション、足回りも全部おろしてオーバーホール。ボディも腐食や板金痕があったので、溶接や鉄板から作り直して、再塗装もかけました。内装も、シートを仕立て直して、ダッシュボードの割れなども直しました。期間は1年ちょっとですね。ほぼ仕上がったタイミングでこのイベントがあったので、お客様の許可を得て、展示させていただきました」(同氏)
旧車ブーム全盛とはいえ、世の中はカーボンニュートラルやEV化、古い車への税金の割り増しなど、旧車に対する風当たりが強くなっているのも事実。だが、同社では旧車を大切にする人がいる限り、続けていきたいという。
「旧車は、時代と逆行していますけど、いいものはなくならないと思います。お客さんが旧車を求め、ずっと乗り続けられるのであれば、こうしたメンテナンスする会社も必要だと思います。車を大事にするお客様がいらっしゃれば、法律が許す限り、ずっと続けていきたいと思います」(同氏)
「当社では、新車の販売だけではなく、お客様がお持ちの古い車をレストアする事業を行っています」(ネッツトヨタ富山 GRガレージ富山新庄 兼 レストア担当マネージャー・梅沢浩志さん)。
「もともと1回だけの企画だったんです。ところが、やってみたら意外と楽しくでき、反響も大きかった。これは1回で終わらせたらもったいないということで、レストアとして事業になるかもしれないと検討していたんです。ちょうどそのころ、定年を迎えた方の継続雇用が話題になっていまして。定年を迎えた元エンジニアの方々を嘱託として迎え、経験値を生かして、若い頃にやっていた車を再び触っていただこうと、小さいですけどレストア部門を立ち上げたんです」(同氏)
だが、新車を販売するディーラーが、1台を長く乗り続ける旧車のメンテナンスを行うことは、相反する行為ともいえる。そのあたりはどのように考えたのだろうか?
「うちのトップは『車に関するすべての窓口になりたい』という考え方なんです。旧車で困っていらっしゃる方がいたら、受け皿になりたい。昔、新車買ったんだけど、20年、30年経過して車が古くなったら、ディーラーから『もううちでは触れません。部品取れません、ごめんなさい』と言われるみたいなことがあったんです。でもうちでは旧車部門があるのでメーカーが部品を作ってなくても、なんとか探したり、作ったりして安心して乗れる。そういう信頼があると安心して購入できる。新車買おうとしたとき、早く乗り換えるにしても、1台を長く乗り続けるにしても、『このお店で買えば大丈夫』という信頼の証にもなっています」(同氏)
同社では、部分レストア、フルレストアなどメニューはさまざまあり、トヨタ以外の車や輸入車にも対応可能。現在、旧車ブームを受け、「お問い合わせはかなり多く、なかなか、(問い合わせ数に対して作業が)追いつかないです」(同氏)というほど。今回展示した『トヨタ カリーナ 1600GT』も、同社のこうした事業を知ったお客さんからの依頼でフルレストアしたものだという。
「エンジン、ミッション、足回りも全部おろしてオーバーホール。ボディも腐食や板金痕があったので、溶接や鉄板から作り直して、再塗装もかけました。内装も、シートを仕立て直して、ダッシュボードの割れなども直しました。期間は1年ちょっとですね。ほぼ仕上がったタイミングでこのイベントがあったので、お客様の許可を得て、展示させていただきました」(同氏)
旧車ブーム全盛とはいえ、世の中はカーボンニュートラルやEV化、古い車への税金の割り増しなど、旧車に対する風当たりが強くなっているのも事実。だが、同社では旧車を大切にする人がいる限り、続けていきたいという。
「旧車は、時代と逆行していますけど、いいものはなくならないと思います。お客さんが旧車を求め、ずっと乗り続けられるのであれば、こうしたメンテナンスする会社も必要だと思います。車を大事にするお客様がいらっしゃれば、法律が許す限り、ずっと続けていきたいと思います」(同氏)
2023/02/28