人気グループ・King & Princeの岸優太が主演を務める日本テレビシンドラ『すきすきワンワン!』(毎週月曜 深0:59※全10話、Hulu・TVerでも配信)。岸演じる自堕落な生活を送る青年のもとに元愛犬の生まれ変わりを名乗る男がやってくる、というエキセントリックな設定ながら、“愛情”を分け合う世界は尊く、優しい。櫨山裕子プロデューサーに今作の成り立ち、そして“俳優・岸優太”の魅力について語ってもらった。
夢もなく人生あきらめモード、いったん勤めた会社もなんとなく辞めてしまい親が遺した一軒家でぐうたらに過ごす炬太郎(岸)のもとに、自分は元愛犬・てんだと謎の男・木ノ宮天(浮所飛貴/美 少年)がやってくる。
■デビュー前『Endless SHOCK』を観てオファー「がっしり心をつかむお芝居をなさっていた」
「今の時代は男女のドラマティックな恋愛を描くよりも、恋愛自体に“癒やし”を求める傾向がある気がします。脚本家の水橋さんと、ペットと飼い主の関係もそんな恋愛に似たものがあるよね。プラトニックな恋愛の究極の形として、これもアリなのではないか」と企画に至ったという。
主人公キャストを探す中で、岸とは「お仕事してみたかった」という櫨山P。「デビューなさってから5人のフォーメーションの中では、どちらかといえば“ボケ”。イジられていることが多いのですが、デビュー前にお芝居を観させていただいていて。『Endless SHOCK』で彼のお芝居がとてもビビッドだった印象がありました。デビュー後そこまでドラマはやっていなかったけど、そんな“岸くんのお芝居”をテレビドラマでも見たいと思ったんです」と起用を明かす。
「『SHOCK』ではすごくビビッドで、気持ちのお芝居を演っていた。ラスト近くで一人でダダ泣きしているのを見て、ちょっとびっくりしたって言うか(笑)。ここで泣くんだ…と思って、すごく印象に残っています。男臭いというか、がっしり心をつかむお芝居をなさっていたような気がして、で、だから一回、そういう芝居の感じでご一緒できればいいなとは思っていました」と今回の岸へのオファーにつながった。
■真面目だからこそ悩み、受け止める 岸だからこその“炬太郎”に
最初はダメ人間な炬太郎の設定は“当て書き”ではなかったものの「主人公の人物設定は岸さんが主人公に決まってから考えました。やる気がない人が自分の弱いところとどう向き合ってどう成長していくか。ただヘラヘラしてる子じゃなくて、そこにはちゃんと自分なりの葛藤もあって、今こういう生活しているんです、といった“自分探し”のような要素は岸くんに決まってから、決めていきました」と岸だからこその炬太郎像となった。
「芝居は、周りの人の気持ちや感情をどう受け止めるかというところが一番大事だと思っていて、岸さんは、ものすごく相手のセリフをよく聞く人だなという印象です。割とポンポンとセリフが飛び交うドラマなのですが、岸さんは予想以上に、ものすごく一回前の人のセリフを飲み込んでからセリフを言う。ちょっと驚いたというか、いい意味で炬太郎のキャラクターが、予想より真面目な人になっていました。違う人が炬太郎を演じたら、もっと斜に構えて周囲を受け流すタイプの人になるパターンもあるので、そういう意味では、すごくいちいちちゃんと受け止めるっていう人。岸くんが演じたからこそ、炬太郎の根っこは真面目なんだろうなということが想像できる人になったと思います」。
■浮所飛貴に感じる“思い切りの良さ”犬役にちゅうちょなし
また、「浮所さんがてん役に決まり、子ども時代の炬太郎を考えると、やっぱりあの大きなワンちゃんがいいな、と。小さい犬だと、あの感じはでない。先にあの犬をイメージしての衣装や細かな部分を決めていきました」と細かな部分が出来上がっていった。
「普段の浮所さんからも感じていたことですが、思い切りがいい。あまり、普通の人ならできないことをやっちゃう思い切りのよさみたいなものを感じます。犬役になんの躊躇(ちゅうちょ)もなかった。現場では『犬役ってどうすればいいんだろう?』みたいな悩みはなく、ポンッと膝の上に座ったり、『ペロペロしたい!』ってセリフを何の迷いもなく言える思い切りのよさが彼の良さかと」と感心する。
2人の相性の良さは、起用当初は「全然意識していなかった」というが、2人がレギュラー出演するフジテレビ系バラエティー『VS魂グラデーション』での関係値もプラスになっていたようだ。「ずっとご一緒されていたということで。なんかもう最初からよく知っている2人という感じだったので、そこもラッキー。探り合いがなかった。お互いの芝居を『そうくるのね』とすらっと受け入れていた感じです」と掛け合いがよりナチュラルに。
「岸くんのセリフがなにせいっぱいあるもので、次のシーンに行く10分前とかに2人でセリフ合わせを勝手に始めていたり。別に示し合わせたわけでもないんでしょうけど、あ・うんの呼吸で、2人でやっているみたいな感じでした。先輩・後輩じゃなく時間がある時は2人で、しゃべっていましたね。普通に仲良くしていて、今回の共演も今までの関係の延長線だったんだろうなと思います」と和やかな現場の模様を伺わせた。
「現場では、生活感とかリアリティーを大事にしていたので岸くんは“座長感”というよりは、なんかこっちの空気にセリフを入れて飛び込んでくるみたいなイメージです。誰かが自己主張して我をはるとか、俺が俺がといった感じではなく、ふわっとみんなで、こうしよう、ああしようはしようみたいな空気感でやっていましたね」とコミュニケーションも盛んに。
物語も後半に突入。炬太郎とてんの関係、そして炬太郎の変化も気になるところだ。「人間と人間の愛情って何だろう。恋愛も含みますが、それは親子だったり。ペットだったり、友達もあるかもしれないですよね。今の時代、みんながなんとなく孤独を感じていると思うので、カテゴライズされない愛情みたいなものを描けたら。求めたり、与えたりすることで人って強くなれるよねっていうそこを後半戦で描いたつもりです。炬太郎が今まで作っていた殻が壊れる。周りに対してもポジティブになるし、自分のこともよくわかってくる。そういう自分探しが後半戦の話の核になってきますので、そこを感じてもらえればいいのかなと思っています」と見どころを明かしている。
夢もなく人生あきらめモード、いったん勤めた会社もなんとなく辞めてしまい親が遺した一軒家でぐうたらに過ごす炬太郎(岸)のもとに、自分は元愛犬・てんだと謎の男・木ノ宮天(浮所飛貴/美 少年)がやってくる。
「今の時代は男女のドラマティックな恋愛を描くよりも、恋愛自体に“癒やし”を求める傾向がある気がします。脚本家の水橋さんと、ペットと飼い主の関係もそんな恋愛に似たものがあるよね。プラトニックな恋愛の究極の形として、これもアリなのではないか」と企画に至ったという。
主人公キャストを探す中で、岸とは「お仕事してみたかった」という櫨山P。「デビューなさってから5人のフォーメーションの中では、どちらかといえば“ボケ”。イジられていることが多いのですが、デビュー前にお芝居を観させていただいていて。『Endless SHOCK』で彼のお芝居がとてもビビッドだった印象がありました。デビュー後そこまでドラマはやっていなかったけど、そんな“岸くんのお芝居”をテレビドラマでも見たいと思ったんです」と起用を明かす。
「『SHOCK』ではすごくビビッドで、気持ちのお芝居を演っていた。ラスト近くで一人でダダ泣きしているのを見て、ちょっとびっくりしたって言うか(笑)。ここで泣くんだ…と思って、すごく印象に残っています。男臭いというか、がっしり心をつかむお芝居をなさっていたような気がして、で、だから一回、そういう芝居の感じでご一緒できればいいなとは思っていました」と今回の岸へのオファーにつながった。
■真面目だからこそ悩み、受け止める 岸だからこその“炬太郎”に
最初はダメ人間な炬太郎の設定は“当て書き”ではなかったものの「主人公の人物設定は岸さんが主人公に決まってから考えました。やる気がない人が自分の弱いところとどう向き合ってどう成長していくか。ただヘラヘラしてる子じゃなくて、そこにはちゃんと自分なりの葛藤もあって、今こういう生活しているんです、といった“自分探し”のような要素は岸くんに決まってから、決めていきました」と岸だからこその炬太郎像となった。
「芝居は、周りの人の気持ちや感情をどう受け止めるかというところが一番大事だと思っていて、岸さんは、ものすごく相手のセリフをよく聞く人だなという印象です。割とポンポンとセリフが飛び交うドラマなのですが、岸さんは予想以上に、ものすごく一回前の人のセリフを飲み込んでからセリフを言う。ちょっと驚いたというか、いい意味で炬太郎のキャラクターが、予想より真面目な人になっていました。違う人が炬太郎を演じたら、もっと斜に構えて周囲を受け流すタイプの人になるパターンもあるので、そういう意味では、すごくいちいちちゃんと受け止めるっていう人。岸くんが演じたからこそ、炬太郎の根っこは真面目なんだろうなということが想像できる人になったと思います」。
■浮所飛貴に感じる“思い切りの良さ”犬役にちゅうちょなし
また、「浮所さんがてん役に決まり、子ども時代の炬太郎を考えると、やっぱりあの大きなワンちゃんがいいな、と。小さい犬だと、あの感じはでない。先にあの犬をイメージしての衣装や細かな部分を決めていきました」と細かな部分が出来上がっていった。
「普段の浮所さんからも感じていたことですが、思い切りがいい。あまり、普通の人ならできないことをやっちゃう思い切りのよさみたいなものを感じます。犬役になんの躊躇(ちゅうちょ)もなかった。現場では『犬役ってどうすればいいんだろう?』みたいな悩みはなく、ポンッと膝の上に座ったり、『ペロペロしたい!』ってセリフを何の迷いもなく言える思い切りのよさが彼の良さかと」と感心する。
2人の相性の良さは、起用当初は「全然意識していなかった」というが、2人がレギュラー出演するフジテレビ系バラエティー『VS魂グラデーション』での関係値もプラスになっていたようだ。「ずっとご一緒されていたということで。なんかもう最初からよく知っている2人という感じだったので、そこもラッキー。探り合いがなかった。お互いの芝居を『そうくるのね』とすらっと受け入れていた感じです」と掛け合いがよりナチュラルに。
「岸くんのセリフがなにせいっぱいあるもので、次のシーンに行く10分前とかに2人でセリフ合わせを勝手に始めていたり。別に示し合わせたわけでもないんでしょうけど、あ・うんの呼吸で、2人でやっているみたいな感じでした。先輩・後輩じゃなく時間がある時は2人で、しゃべっていましたね。普通に仲良くしていて、今回の共演も今までの関係の延長線だったんだろうなと思います」と和やかな現場の模様を伺わせた。
「現場では、生活感とかリアリティーを大事にしていたので岸くんは“座長感”というよりは、なんかこっちの空気にセリフを入れて飛び込んでくるみたいなイメージです。誰かが自己主張して我をはるとか、俺が俺がといった感じではなく、ふわっとみんなで、こうしよう、ああしようはしようみたいな空気感でやっていましたね」とコミュニケーションも盛んに。
物語も後半に突入。炬太郎とてんの関係、そして炬太郎の変化も気になるところだ。「人間と人間の愛情って何だろう。恋愛も含みますが、それは親子だったり。ペットだったり、友達もあるかもしれないですよね。今の時代、みんながなんとなく孤独を感じていると思うので、カテゴライズされない愛情みたいなものを描けたら。求めたり、与えたりすることで人って強くなれるよねっていうそこを後半戦で描いたつもりです。炬太郎が今まで作っていた殻が壊れる。周りに対してもポジティブになるし、自分のこともよくわかってくる。そういう自分探しが後半戦の話の核になってきますので、そこを感じてもらえればいいのかなと思っています」と見どころを明かしている。
2023/02/28