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俳優の東出昌大(35)と三浦貴大(37)が2月28日、大阪市内の大阪弁護士会館で行われた主演映画『Winny』(3月10日公開)舞台あいさつ付き上映会に参加した。「Winny事件」弁護団の本拠地ともいえる場所。関係者らが駆けつけるなか、実際の弁護人を務めた壇俊光弁護士(51)自身が司会を務め、東出と三浦、松本優作監督(31)に感謝のスピーチを行った。 同作は、7年にわたる裁判の結果、無罪を勝ち取った「Winny事件」を映画化。ファイル共有ソフト「Winny」を開発し、著作権法違反幇助(ほうじょ)の容疑をかけられ、逮捕、起訴された金子勇さん(2013年没)を東出、金子さんを支えた壇弁護士を三浦がW主演で演じた。若手の松本がメガホンをとった。 東出は、事件についてオファーを受けるまで「存じ上げなかった」と正直に明かした上で、金子さんの友人・知人らからその人間性を知ったとしみじみ。「プログラムに対する純粋無垢な思い、熱情が、この『Winny』を作り出した発起点になった」と想像して演じたと語った。体格も金子さんになりきった。この日も金子さんのような優しい笑みを浮かべた。 三浦は、壇弁護士本人を前に「法廷の動きをコピーさせていただいた」とはにかみ、「さすがに完コピなら文句ないだろうと思って頑張った」と振り返った。対して、壇弁護士は「私にはイケメンすぎると思った」といいながら、「これからも時々、壇俊光を演じた短い期間を思い出していただければ」と語りかけた。 壇弁護士は全員に対して感謝をアドリブでスピーチした。東出に向けては「最初、東出さんが金子さん役と聞いて、東出さんがあの女性に奥手な金子さんの役とは何の皮肉かと…」と冗談めかせながら、「世間に言われているような人物ではなく、すごく誠実。一緒にお墓参りに行った際も、金子さんの墓石を丁寧に丁寧に洗っていました」と感謝。そして、涙も見せながら「たぶん金子さんがプログラムしかできなかったように、東出さんもお芝居でしか自分を証明することができないと思う。これから多くの役をやると思うが、その中で自分自身を証明していただければ」と呼びかけた。

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  • 映画『Winny』舞台あいさつ付き上映会に参加した(左から)東出昌大、壇俊光弁護士 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『Winny』舞台あいさつ付き上映会に参加した(左から)松本優作監督、三浦貴大、東出昌大、壇俊光弁護士 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『Winny』舞台あいさつ付き上映会に参加した東出昌大 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『Winny』舞台あいさつ付き上映会に参加した東出昌大 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『Winny』舞台あいさつ付き上映会に参加した三浦貴大 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『Winny』舞台あいさつ付き上映会に参加した松本優作監督 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『Winny』舞台あいさつ付き上映会に参加した壇俊光弁護士 (C)ORICON NewS inc.

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