13日に発売された少女漫画誌『別冊フレンド』（公式略称：別フレ 講談社）3月号が、各書店で品切れ状態が続いていることから重版されることが21日、公式サイトで発表された。4月14日ごろから順次書店に納品され、ORICON NEWSの取材に編集部は「少女漫画誌の重版は珍しい」と説明した。

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　同誌3月号は、『週刊少年マガジン』で連載中の人気サッカー漫画『ブルーロック』とコラボしており、名セリフ入りのキャラクターカード16枚とカードを入れる特製ケースが付録となっている。

　13日に発売されると全国の書店で売り切れが続出し、ネット上では「朝書店に行ったらなかった！」「いつも3冊くらい置いてあったのに売り切れで驚いた」「なんとか買えたー！　10店舗くらい確認してもどこも売り切れで焦った」「再販お願いします！」などの声があがり、発売日当日は関連ワードがトレンド入りしていた。

　『ブルーロック』は、週刊少年マガジンにて連載中の人気漫画で、サッカーW杯で敗れた日本代表に足りない“圧倒的エゴイズムを持ったFW選手”の誕生を目指し、日本が国を挙げた高校生選手育成プロジェクトを開始するサッカー作品。

　集められたのは300人の高校生、しかも全員FWという299人のサッカー生命を犠牲に誕生する、日本サッカーに革命を起こすストライカーの誕生までを描くストーリー。コミックスは累計2000万部を突破しており、現在、テレビアニメが放送中。さらに、サッカー日本代表の三笘薫選手がゲームのCMキャラクターに起用されている。

　人気作品とのコラボについて編集部は「個性的で魅力いっぱいのキャラクターだらけのブルーロックなら、必ず“推し”が見つかるはず！　それなら“青い監獄”特製ケースに“推し”を入れて持ち歩ける付録にしよう！　というコンセプトで、この付録を作りました」と説明。

　重版については「Twitterでの告知当初から、たくさんの反響を頂いていたのですが、原作とアニメが盛り上がるにつれ、1か月前の告知当初よりも、発売後、さらに勢いを増している印象を受けております」と反響に驚きつつ、「別フレ読者に向けたキャラクター紹介や、別フレ作家からのトリビュートイラストなど、本誌のカラー企画にもご注目いただけるとうれしいです！」と呼びかけた。

　なお、2021年12月13日に発売された『別冊フレンド』1月号も、付録が人気漫画『東京卍リベンジャーズ』とコラボした原作名シーンクリアカードということもあって、異例の発売前重版となっていた。

　以下、『別冊フレンド』3月号の重版に関するお知らせ。

　2023年2月13日発売の『別冊フレンド』3月号につきまして、品切れの状態が続いており、日ごろより『別冊フレンド』をご愛読いただいております読者の方々、ならびに『ブルーロック』ファンの皆さまにもご迷惑をおかけしておりますこと、心よりお詫び申し上げます、

　当該号につきましては、ただいま重版製造を進めており、2023年4月14日ごろから順次書店納品となります。ご購入をご希望される皆さまを長くお待たせしてしまい大変申し訳ございませんが、お近くの書店様・ネット書店様でお買い求めくださいますようお願いいたします。※コンビニエンスストアへの重版分の配本はありません。

　付録付き雑誌の重版のため、製造に時間がかかってしまい『別冊フレンド』4月号と5月号の発売後に3月号の重版が納品されていきます。ご購入の際は商品をお間違えのないようくれぐれもご注意ください。

　3月号重版の納品タイミングがイレギュラーのため、書店様によっては予約ができない可能性もあります。多くのお客様にご購入いただけるだけの十分な重版製造数となっておりますのでご安心ください。

　また、このような状況を受けまして、読者の皆さまよりさまざまなご指摘を頂戴しております。頂戴いたしました貴重なご意見、ご指摘は関係各部署においてしっかり検討させていただき、今後の雑誌販売の参考にさせていただければと考えております。