2月18日、19日にパシフィコ横浜で開催された日本最大級のクラシックカーイベント『第14回 Nostalgic 2days 2023』(ノスタルジック2デイズ)。稀代の名車が数多く展示されているなかでも、来場者が特に驚いていたのが、ダイハツ『コペン』をベースに仕上げた『660スピードスター』。ポルシェのなかでも小型スポーツカーとして人気を博し、その希少性からさまざまなメーカーがレプリカモデルを作ったという『ポルシェ356スピードスター』をオマージュしたモデルだ。
この車を作り上げたのは、ド派手カスタムのデロリアンをはじめ、さまざまな車のカスタムを手がけているアートレーシングの村手智一さん。「ポルシェも好きだけど、常にさまざまな車を想像(創造)してデッサンしている」という同氏のアイデアから生まれたこの車だが、誕生までにはさまざまな苦労があったという。
「ホイールベースは、コペンの方が少し長くて、ボンネットが少し短いから“詰まって”見える。それに、本物はフロントガラスがあんなに傾斜していない。でも傾斜を変えたら車検通らなくなるから、そのあたりをどうやって見せるかが難しかった」
フロントガラスをボディで隠したり、ドアのヒンジにも一工夫加えるなど、細部にまでこだわり、本物そっくりに作り上げた同氏。昨今、ワゴンやバンのフロントフェイスや内装を架装し、独自の名前を付けて販売することが多くなっているが、それらとは違うと同氏は言う。
「そういった車は、前と後ろしかやって(カスタムして)いないことがほとんど。この車はボディのすべてを変えている。そこは全然違います。もっとも、アルミを叩くのも僕なので、個人レベルの会社だからできることですけどね」
愛知県のラダーインターナショナルで既に販売されており、車両本体価格は約400万円(税別)ほど。「当初の予定を大きく上回り、めちゃくちゃ売れている」という。
「今のコペンではなく、1つ前の型じゃないとこの形にならないから、中古をベースに作っています。最初は月2台、3カ月待ちくらいのペースでできればと思っていたんだけど、注文が殺到して今は6カ月待ちくらい、オーダーがたまっている状況ですね」
この状況を喜びつつも、同氏のデッサンは止まる様子もない。
「アイデアは次から次とわいていて、今も常に描いています。面白いなと思った人から出資していただければ作れるので、今後もやっていきたいですね」
この車を作り上げたのは、ド派手カスタムのデロリアンをはじめ、さまざまな車のカスタムを手がけているアートレーシングの村手智一さん。「ポルシェも好きだけど、常にさまざまな車を想像(創造)してデッサンしている」という同氏のアイデアから生まれたこの車だが、誕生までにはさまざまな苦労があったという。
「ホイールベースは、コペンの方が少し長くて、ボンネットが少し短いから“詰まって”見える。それに、本物はフロントガラスがあんなに傾斜していない。でも傾斜を変えたら車検通らなくなるから、そのあたりをどうやって見せるかが難しかった」
フロントガラスをボディで隠したり、ドアのヒンジにも一工夫加えるなど、細部にまでこだわり、本物そっくりに作り上げた同氏。昨今、ワゴンやバンのフロントフェイスや内装を架装し、独自の名前を付けて販売することが多くなっているが、それらとは違うと同氏は言う。
「そういった車は、前と後ろしかやって(カスタムして)いないことがほとんど。この車はボディのすべてを変えている。そこは全然違います。もっとも、アルミを叩くのも僕なので、個人レベルの会社だからできることですけどね」
愛知県のラダーインターナショナルで既に販売されており、車両本体価格は約400万円(税別)ほど。「当初の予定を大きく上回り、めちゃくちゃ売れている」という。
「今のコペンではなく、1つ前の型じゃないとこの形にならないから、中古をベースに作っています。最初は月2台、3カ月待ちくらいのペースでできればと思っていたんだけど、注文が殺到して今は6カ月待ちくらい、オーダーがたまっている状況ですね」
この状況を喜びつつも、同氏のデッサンは止まる様子もない。
「アイデアは次から次とわいていて、今も常に描いています。面白いなと思った人から出資していただければ作れるので、今後もやっていきたいですね」
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2023/02/21