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中谷美紀“刑事”vs菊池風磨“猟奇殺人犯”が体当たりで熱演 『ギバーテイカー』クライマックス撮影レポート

 俳優の中谷美紀が主演を務め、人気グループ・Sexy Zone菊池風磨が共演するWOWOW『連続ドラマW ギバーテイカー』(毎週日曜 後10:00)で、19日に放送される最終話(第5話)のクライマックスの撮影レポートが公開された。

『連続ドラマW ギバーテイカー』に出演する中谷美紀(上)、菊池風磨(Sexy Zone/下) (C)WOWOW

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 同作は、すえのぶけいこ氏の漫画『ライフ2 ギバーテイカー』(講談社アフタヌーンKC)が原作。娘を殺された刑事・倉澤樹(中谷)と「幸せは奪うもの」という異常な価値観を持つ猟奇殺人犯・貴志ルオト(菊池)の死闘を描いた本格クライムサスペンスとなっている。

 解禁となったのは、最終話の高比良小学校で迎えるクライマックスの撮影レポート。同校は、12年前の倉澤の娘が殺された事件当時、倉澤が教鞭(きょうべん)をとり、ルオトが通っていた小学校。2022年3月下旬から5月中下旬にわたり撮影され今作のクランクアップを目前に控えたタイミングに、倉澤とルオトが再対峙するシーンの撮影が敢行された。

『連続ドラマW ギバーテイカー』に出演する中谷美紀のオフショット (C)WOWOW

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 連続するサスペンスフルな展開の先で迎えるこのシーンは、倉澤の“怒り”とルオトの“狂気”が衝突。今までベールに包まれていた真実が明らかとなる最重要シーン。台本はなんと約12ページにもわたる。正念場の撮影を前に、現場には中谷と菊池の特別な熱気と、鈴木浩介監督はじめスタッフたちの期待と気合、緊張が入り混じった独特な雰囲気が充満していた。

 中谷は、怒り、悲しみと、ありとあらゆる苦しみが綯交ぜになった倉澤の心情を繊細に表現しながら、銃などの小道具の扱いを両立させなければならないため、撮影前に鈴木監督たちと綿密な話し合いと確認を重ねていく。一方、菊池はそんな中谷の姿を少し離れたところから見つめ、時折、膨大なセリフを体に馴染ませるよう呟き復唱。物語において最重要シーンであることに加え、菊池にとってルオトが潜めていた狂気を一気に爆発させる見せ場のシーンとも言える。スタッフたちは1人静かに集中する菊池を見守り、撮影準備を進行した。

『連続ドラマW ギバーテイカー』に出演する中谷美紀のオフショット (C)WOWOW

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 中谷と菊池は、役柄の設定上、あえてコミュニケーションを控えて撮影の日々を過ごしてきた。その甲斐があって、2人が対峙した立ち姿だけでも、倉澤とルオトの独特な関係性や緊張状態が自然とにじみ出る。互いに銃を構え、熾烈(しれつ)な心理戦を繰り広げるこの長尺のシーンを長回しで一気に撮影。テイクを重ね、シーンの精度や密度をどんどん上げていく2人の迫真の演技を前に、鈴木監督の演出も熱がこもっていく。

 再会した喜びを最高潮に爆発させ、倉澤への異常な愛情を露わに、狂気を抑えきれなくなったルオトの姿を目の当たりにして、倉澤は言葉を失う。そんな彼女の被害者遺族としての怒りと、刑事としての使命の間で葛藤する姿、ルオトにあおられ言葉にならない感情を増幅させていく様を、中谷は鬼気迫る演技で表現。かたずを呑んで見守っていたスタッフたちは、倉澤の心の痛みを一挙手一投足に反映し、セリフ無しで魅せていく中谷の名演を「心が震えるとは、このこと」と称賛し、カットがかかるたびに思わず深呼吸した。

『連続ドラマW ギバーテイカー』に出演する中谷美紀、菊池風磨のオフショット (C)WOWOW

『連続ドラマW ギバーテイカー』に出演する中谷美紀、菊池風磨のオフショット (C)WOWOW

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 菊池は、狂気を帯びた表情で、美しい音色を奏でるように恐ろしい真実や言葉を吐き出すルオトに見事に憑依(ひょうい)。鈴木監督からの追加の指示も、持ち前の勘の良さで応えてみせ、すぐに自分のものに。期待を大きく上回る名演を繰り出し、監督が「最高!“よくできました”のスタンプを押してあげたい!」と肩をポンと叩くと、菊池は安堵の表情を浮かべ、うれしそうににっこりとした。

 クライマックスにふさわしい、手に汗握る圧巻のシーンを完成させた中谷と菊池。撮影後には、笑顔を見せ合い、充実感みなぎる1日を締めくくった。

■最終話あらすじ

一連の事件の容疑者として指名手配されたルオト(菊池風磨)。倉澤(中谷美紀)の推察により、ルオトが倉澤と親しい人物の命を狙っているのではないかと危惧した宇賀神(袴田吉彦)らは、倉澤の元夫である小野塚優一(吉沢悠)の家族への警備を強化する。そんな中、元同僚から連絡を受け取った倉澤。倉澤が主催する同窓会がまもなく始まるという。同窓会を企画した心当たりがない倉澤はルオトの仕業だと直感し、高比良小学校へ向かい、再びルオトと対峙する。12年に及ぶ2人の因縁に、ついに終止符が打たれる。
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