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元SMAPのオートレーサー・森且行、衝撃の大事故から執念の復帰へ 両足まひ乗り越え

 元SMAPのオートレーサー・森且行(48)が、19日放送のMBS・TBS系『情熱大陸』(後11:00)に出演する。日本一の栄冠から暗転…衝撃の大事故。両足のまひを乗り越え、執念の復帰へ。森の2年間をみつめた。

19日放送『情熱大陸』に出演するオートレーサー・森且行 (C)MBS

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 「自ら描いた夢の地図は、必ず実現する。諦めず、ゼロからの挑戦をためらわず」。それが森の信条だ。SMAP脱退時に誓った“オートレース日本一”。森はアイドルから転身後24年目にしてその夢を果たした。

 しかし、悲劇が起きたのはその直後だった。レース中の落車事故で、多発肋骨骨折・肺挫傷・肺血胸・骨盤骨折・腰椎破裂骨折の重傷を負ってしまったのだ。医師が「折れた骨が5ミリずれて血管を突き破っていたら1時間以内には死んでいたかもしれない」と言うほど、命が危ぶまれる深刻な事態だった。

 間近で見守ってきた兄も、一時は覚悟を決めた。「神経の損傷で一生歩くことさえできないかもしれない」「一生車いす生活になるかもしれない」と。だが森は、諦めなかった。大量のボルトを埋め込んだ体は、歩けるようになっただけでも“奇跡”だ。

 そして森の視線はさらに先にあった。「もう一度、オートレーサーに復帰する」。死ぬ一歩手前の大けがをしてなお、最高時速150キロの勝負の世界へ戻ると誓った。50歳目前、両足にまひが残りながらアスリートの第一線へ復帰を目指すことなど、常識では考えられないこと。

 心が折れそうになりながら取り組んだ壮絶なリハビリ。久しぶりに跨ったバイクを思うように操れないいらだち。再起を諦めないのは、あの仲間たちの応援があるから。「ゼロ」、いや「マイナス」から立ち上がっていく森の2年間をみつめた。

 森は、1974年、東京都生まれ。1996年にSMAPを脱退し、幼少期から夢だったオートレーサーに転身。GIIを3度、GIを2度制覇。2020年11月 最高峰グレードレース日本選手権で悲願の初優勝。2021年1月にレース中の事故で腰椎破裂骨折・骨盤骨折の重傷を負う。両足にまひが残りながらも、約2年に及ぶ壮絶なリハビリを経て、地元・川口オートレース場での復帰を目指す。

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