人気グループ・嵐の二宮和也が20日、都内で行われた映画『ラーゲリより愛を込めて』緊急御礼舞台あいさつに登場した。

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　同作は、シベリア抑留の実話を描いたノンフィクション作品を映画化。収容所で生きる希望を捨てなかった日本人捕虜・山本幡男（やまもと・はたお）さん（享年45）の壮絶な半生を描いている。

　この日は共演者の中島健人から質問が届いており、「二宮くん。アイドルと俳優の違いを教えてください」に、二宮は「えー!?　アイドルと俳優の違い…？　えー、なんだろう。違いは、そんなにないんじゃないと思う」と回答。理由については「語弊があるかもですが、演じているということに対してのフィルターが違い、届け方が違うだけ。基本的にやっている行為は一緒」と説明した。

　また「別に中島さんがアイドルを演じているとは思わないですよ。演じてないと思うのも信じられないですけど（笑）」とし、「演じているかわからないけど、彼自身がキャラクターを作りあげていく行為は、（アイドルも役者も）変わらないと思う」と伝えた。

　さらに演技論も語り「お芝居は『自分はこうだ！』ではなく、『あの人はこう思っている』という多面的なことが必要だと思っていて、それはグループにいる時もそうだったし、やり方が違うだけでやっていることは一緒だと思う」と説明。「それが根源にあるので、グループで呼ばれる時は“俳優”とせずに呼ばれた意味を考えて作業をしていました」と語った。