NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(2021年後期)で夫婦役を演じたSixTONESの松村北斗(27)と上白石萌音(25)のダブル主演で、小説家・瀬尾まいこの『夜明けのすべて』(水鈴社)が映画化されることが明らかになった。監督は、『ケイコ 目を澄ませて』(22年、公開中)で国内外から称賛を浴びる三宅唱が務める。昨年末に本編撮影が終了しており、現在編集中。来年(2024年)2月に公開予定。
同じ職場で働く、PMS(月経前症候群)に悩まされている女性と、パニック障害を患っている男性。友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく二人。職場の人たちの理解に支えられながら、少しずつ希望を見出していく二人の奮闘を、温かく、リアルに、ときにユーモラスに描く。
原作者の瀬尾は、21年に映画化された『そして、バトンは渡された』で本屋大賞(19年)を受賞。本作は、本屋大賞受賞後の1作目で、作者自身のパニック障害の経験をモチーフに書かれたもの。優しくほっこりとした文章でつづられた、誰もが抱える暗闇に一筋の光を照らすような心温まる物語が支持を集め、累計発行部数は9刷5万2千部(2023年2月13日時点)を突破するロングセラーとなっている。
松村が演じるのは、以前は仕事も恋も順調だったが、パニック障害を患ったことで人生が一変。電車や美容室など逃げ場がない場所に行けなくなってしまった主人公・山添孝俊。上白石は、普段はおおらかな性格であるが、PMSによって月に一度、イライラが抑えられず、怒りを爆発させてしまう、もう一人の主人公・藤沢美紗を演じる。
松村は「上白石さんとは再共演となります。山添くんと藤沢さんは、形容しがたい特別な関係性で難しい部分もありましたが、上白石さん演じる藤沢さんの存在があったからこそ、とても自然に山添くんの日常に溶け込むことができました」。
上白石も「三宅監督の深く心強い全方位への愛、松村さんの悔しいくらいすてきなお芝居、隅々までこだわり抜かれた現場。これ以上ないほど贅沢な環境で、緻密な会話を重ねながら藤沢さんを演じた日々でした。できることならタイムスリップしたいくらいです」と充実した撮影現場であったとコメントしている。
■松村&上白石の起用理由「原作小説から抜け出したかのよう」
朝ドラで夫婦役を演じた松村と上白石を、今回、同僚役で最高の理解者となる特別な関係性の主人公に起用した理由について、井上竜太プロデューサーは、「山添くんは一見クールで繊細、心根は優しいキャラクターで、まさに松村さんだと思いお願いしました。藤沢さんを演じた上白石さんは、原作の優しい世界を体現出来る人。ご本人も原作の大ファンで快諾いただきました。お二人とも原作小説から抜け出したかのようにリアルに魅力的に演じてくれました」と語っている。
人気グループ・SixTONESのメンバーとして活躍する一方、第46回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞するなど、俳優としての動向も期待される松村。大ヒット中のアニメーション映画『すずめの戸締まり』(新海誠監督)で、ヒロインを支え、物語のキーパーソンとなる宗像草太で声優に初挑戦し、各方面から絶賛の声があがるなど、多彩な才能を発揮している。
上白石も、俳優として、映画・ドラマ・舞台と精力的に活動。橋本環奈とダブル主演を務めた舞台『千と千尋の神隠し』も話題となった。歌手としても、先月25日に自身初となる東京・日本武道館公演「MONE KAMISHIRAISHI 2023 at BUDOKAN」を開催するなど、その存在感を際立たせている。
多方面で大活躍する二人の再共演、映画としては初共演で、自身の小説が映像化されることについて、作者の瀬尾は「映画化され、物語の世界に触れられることをうれしく思います。また、見ていただいた方にとってほのかな光がちりばめられた温かいものになればいいなと楽しみです」とコメントを寄せている。
三宅監督は、共同脚本も手がけ、原作にオリジナルの要素を加え、二人が交流し少しずつお互いの殻を溶かし合っていく姿を、彼らが見つめる日常の美しさや季節の移ろいとともに16mmフィルムで撮影。「撮影現場では、山添くんと藤沢さんを演じる二人の真摯(しんし)な姿から、生きることの切なさや可笑(おか)しさやまだ言葉にならないものを受け取り、いつしか気持ちのいいエネルギーまでもらいました。それらは必ずや映画館のスクリーンを通して多くの方にも伝わるはずだと信じています」と手応えを語っている。
人にはその悩みを理解されにくい症状を抱え、生きづらさを感じながら社会生活を送る主人公たちが、互いの事情と孤独を知り、相手のすべてを理解できるわけではないけれど、思いやる心を持って関わり合うことで、少しずつ希望を見出していく、現代(いま)の時代を象徴するような物語。
松村は「まず原作を読ませていただいた時に、すてきな物語と文章の面白さであっという間に読み終えてしまったのですが、脚本では新たな要素が加わり、でも本作の持つ温かさはもちろん変わらずにそこにあって、改めてすごい脚本だなと感じながら演じました。未来に希望が持てるような作品をお届けしたいと思いますので楽しみにしていてください」と呼びかけている。
■松村北斗(山添孝俊 役)コメント(全文)
実はお話をいただいたのは結構前だったので、やっと動きだした今、とてもうれしく思っています。まず原作を読ませていただいた時に、素敵な物語と文章の面白さであっという間に読み終えてしまったのですが、脚本では新たな要素が加わり、でも本作の持つ温かさはもちろん変わらずにそこにあって、改めてすごい脚本だなと感じながら演じました。三宅監督とはたくさん会話させていただいたことが印象に残っています。とても心地の良い距離感で接して下さるので、毎日現場に行って撮影するのが本当に楽しみで撮影が終わる時は寂しい気持ちでいっぱいでした。未来に希望が持てるような作品をお届けしたいと思いますので楽しみにしていてください。
■上白石萌音(藤沢美紗 役)コメント(全文)
『夜明けのすべて』は元から大好きな小説でしたが、撮影現場は小説がそのまま現実になったかのような空気感でした。三宅監督の深く心強い全方位への愛、松村さんの悔しいくらいすてきなお芝居、隅々までこだわり抜かれた現場。これ以上ないほどぜいたくな環境で、緻密な会話を重ねながら藤沢さんを演じた日々でした。できることならタイムスリップしたいくらいです。公開を楽しみにお待ちいただけるとうれしいです。
■三宅唱(監督)コメント(全文)
この場を借りて、かけがえのない小説の映画化を許可していただいた瀬尾まいこさんに心より御礼申し上げます。ありがとうございました。撮影現場では、山添くんと藤沢さんを演じる二人の真摯な姿から、生きることの切なさや可笑しさやまだ言葉にならないものを受け取り、いつしか気持ちのいいエネルギーまでもらいました。それらは必ずや映画館のスクリーンを通して多くの方にも伝わるはずだと信じています。幅広い年代の、ユニークという言葉には収まらない役者たちとともに、またタフで軽やかなスタッフたちとともに、真剣に悩みながら、時にはなんとか笑いを堪えながら、この時代に新たな挑戦ができたことを光栄に思います。この物語を必要としているはずのさまざまな方たちに届けられるよう、スタッフ一同、完成に向けて大切に進めていきます。
■瀬尾まいこ(原作)コメント(全文)
数年前突然パニック障害になり、楽しみが不安に変わる日々がやってきました。うまくいかないことが多い中、それでも、助けてくれる誰かがいて、明日を待ち遠しく感じることができています。『夜明けのすべて』は、そんな中できあがった作品で、楽しんで書いている普段とは違い、ゆっくりと立ち止まりながらも書き進めていった物語です。映画化され、物語の世界に触れられることをうれしく思います。また、見ていただいた方にとってほのかな光がちりばめられた温かいものになればいいなと楽しみです。
同じ職場で働く、PMS(月経前症候群)に悩まされている女性と、パニック障害を患っている男性。友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく二人。職場の人たちの理解に支えられながら、少しずつ希望を見出していく二人の奮闘を、温かく、リアルに、ときにユーモラスに描く。
原作者の瀬尾は、21年に映画化された『そして、バトンは渡された』で本屋大賞(19年)を受賞。本作は、本屋大賞受賞後の1作目で、作者自身のパニック障害の経験をモチーフに書かれたもの。優しくほっこりとした文章でつづられた、誰もが抱える暗闇に一筋の光を照らすような心温まる物語が支持を集め、累計発行部数は9刷5万2千部(2023年2月13日時点)を突破するロングセラーとなっている。
松村が演じるのは、以前は仕事も恋も順調だったが、パニック障害を患ったことで人生が一変。電車や美容室など逃げ場がない場所に行けなくなってしまった主人公・山添孝俊。上白石は、普段はおおらかな性格であるが、PMSによって月に一度、イライラが抑えられず、怒りを爆発させてしまう、もう一人の主人公・藤沢美紗を演じる。
松村は「上白石さんとは再共演となります。山添くんと藤沢さんは、形容しがたい特別な関係性で難しい部分もありましたが、上白石さん演じる藤沢さんの存在があったからこそ、とても自然に山添くんの日常に溶け込むことができました」。
上白石も「三宅監督の深く心強い全方位への愛、松村さんの悔しいくらいすてきなお芝居、隅々までこだわり抜かれた現場。これ以上ないほど贅沢な環境で、緻密な会話を重ねながら藤沢さんを演じた日々でした。できることならタイムスリップしたいくらいです」と充実した撮影現場であったとコメントしている。
■松村&上白石の起用理由「原作小説から抜け出したかのよう」
人気グループ・SixTONESのメンバーとして活躍する一方、第46回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞するなど、俳優としての動向も期待される松村。大ヒット中のアニメーション映画『すずめの戸締まり』(新海誠監督)で、ヒロインを支え、物語のキーパーソンとなる宗像草太で声優に初挑戦し、各方面から絶賛の声があがるなど、多彩な才能を発揮している。
上白石も、俳優として、映画・ドラマ・舞台と精力的に活動。橋本環奈とダブル主演を務めた舞台『千と千尋の神隠し』も話題となった。歌手としても、先月25日に自身初となる東京・日本武道館公演「MONE KAMISHIRAISHI 2023 at BUDOKAN」を開催するなど、その存在感を際立たせている。
多方面で大活躍する二人の再共演、映画としては初共演で、自身の小説が映像化されることについて、作者の瀬尾は「映画化され、物語の世界に触れられることをうれしく思います。また、見ていただいた方にとってほのかな光がちりばめられた温かいものになればいいなと楽しみです」とコメントを寄せている。
三宅監督は、共同脚本も手がけ、原作にオリジナルの要素を加え、二人が交流し少しずつお互いの殻を溶かし合っていく姿を、彼らが見つめる日常の美しさや季節の移ろいとともに16mmフィルムで撮影。「撮影現場では、山添くんと藤沢さんを演じる二人の真摯(しんし)な姿から、生きることの切なさや可笑(おか)しさやまだ言葉にならないものを受け取り、いつしか気持ちのいいエネルギーまでもらいました。それらは必ずや映画館のスクリーンを通して多くの方にも伝わるはずだと信じています」と手応えを語っている。
人にはその悩みを理解されにくい症状を抱え、生きづらさを感じながら社会生活を送る主人公たちが、互いの事情と孤独を知り、相手のすべてを理解できるわけではないけれど、思いやる心を持って関わり合うことで、少しずつ希望を見出していく、現代(いま)の時代を象徴するような物語。
松村は「まず原作を読ませていただいた時に、すてきな物語と文章の面白さであっという間に読み終えてしまったのですが、脚本では新たな要素が加わり、でも本作の持つ温かさはもちろん変わらずにそこにあって、改めてすごい脚本だなと感じながら演じました。未来に希望が持てるような作品をお届けしたいと思いますので楽しみにしていてください」と呼びかけている。
■松村北斗(山添孝俊 役)コメント(全文)
実はお話をいただいたのは結構前だったので、やっと動きだした今、とてもうれしく思っています。まず原作を読ませていただいた時に、素敵な物語と文章の面白さであっという間に読み終えてしまったのですが、脚本では新たな要素が加わり、でも本作の持つ温かさはもちろん変わらずにそこにあって、改めてすごい脚本だなと感じながら演じました。三宅監督とはたくさん会話させていただいたことが印象に残っています。とても心地の良い距離感で接して下さるので、毎日現場に行って撮影するのが本当に楽しみで撮影が終わる時は寂しい気持ちでいっぱいでした。未来に希望が持てるような作品をお届けしたいと思いますので楽しみにしていてください。
■上白石萌音(藤沢美紗 役)コメント(全文)
『夜明けのすべて』は元から大好きな小説でしたが、撮影現場は小説がそのまま現実になったかのような空気感でした。三宅監督の深く心強い全方位への愛、松村さんの悔しいくらいすてきなお芝居、隅々までこだわり抜かれた現場。これ以上ないほどぜいたくな環境で、緻密な会話を重ねながら藤沢さんを演じた日々でした。できることならタイムスリップしたいくらいです。公開を楽しみにお待ちいただけるとうれしいです。
■三宅唱(監督)コメント(全文)
この場を借りて、かけがえのない小説の映画化を許可していただいた瀬尾まいこさんに心より御礼申し上げます。ありがとうございました。撮影現場では、山添くんと藤沢さんを演じる二人の真摯な姿から、生きることの切なさや可笑しさやまだ言葉にならないものを受け取り、いつしか気持ちのいいエネルギーまでもらいました。それらは必ずや映画館のスクリーンを通して多くの方にも伝わるはずだと信じています。幅広い年代の、ユニークという言葉には収まらない役者たちとともに、またタフで軽やかなスタッフたちとともに、真剣に悩みながら、時にはなんとか笑いを堪えながら、この時代に新たな挑戦ができたことを光栄に思います。この物語を必要としているはずのさまざまな方たちに届けられるよう、スタッフ一同、完成に向けて大切に進めていきます。
■瀬尾まいこ(原作)コメント(全文)
数年前突然パニック障害になり、楽しみが不安に変わる日々がやってきました。うまくいかないことが多い中、それでも、助けてくれる誰かがいて、明日を待ち遠しく感じることができています。『夜明けのすべて』は、そんな中できあがった作品で、楽しんで書いている普段とは違い、ゆっくりと立ち止まりながらも書き進めていった物語です。映画化され、物語の世界に触れられることをうれしく思います。また、見ていただいた方にとってほのかな光がちりばめられた温かいものになればいいなと楽しみです。
2023/02/13