俳優の宮沢氷魚(28)、松永大司監督が6日、東京・日本外国特派員協会で行われた映画『エゴイスト』(2月10日公開、R15+)の記者会見に参加した。 さまざまなテーマを愛と毒のある切り口で、数々のコラムを世に送り出してきた高山真氏の自伝的小説が原作。鈴木亮平が、14歳で母を失い、田舎町でゲイである自分の姿を押し殺しながら思春期を過ごし、今は東京の出版社でファッション誌の編集者として働く、まるで自分を守る鎧のようにハイブランドの服に身を包み、気ままながらもどこか虚勢を張って生きていた主人公・浩輔を演じ、パーソナルトレーナーの龍太(宮沢)との愛の物語を描く。 鈴木と宮沢を起用した理由についての質問が。松永監督は「最終的には直感ですかね」と一言。「直感以外にも見た目というのは僕にとっては特に大きな要素でした。背が高い2人。背が高くてルックスがいいということが、この映画にとってマイナスにならないかということが心配だった。そこを自分で冷静に考えた。氷魚と亮平の過去の作品を見る中で、自分が演出したら、この僕がいいと思える直感が。ドキュメンタリータッチの撮り方にフィットするのではないかと思いました」と起用の裏話を明かしていた。 宮沢は、2度ほど役の打診があったことを明かす。1度目は2年前で実現に至らず。2回目に声を掛けられた際に出演の動機となったのは15年来の友人の存在だったそう。「友人はゲイなんです。彼と知り合ってからというもの、ずっと心地よく過ごせる自分の居場所を探しているんだなというふうに感じました。なので、この映画を作ることを通して、この友人のために何か少しでもできたのではないか。そして、LGBTQコミュニティのためにも何かできたのではないかと思います」と話していた。
2023/02/06