俳優の生田斗真が主演する、銭湯が舞台の映画『湯道』（2月23日公開）より、生田演じる史朗の初番台姿をはじめ、主なキャストの場面写真が公開された。

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　同映画は、日本の文化「お風呂」について精神や様式を突き詰める新たな道「湯道」を提唱した放送作家・小山薫堂が、構想約7年の歳月を経て執筆した完全オリジナル脚本を、『HERO』『マスカレード』シリーズの鈴木雅之監督が映画化。

　亡き父が残した実家の銭湯「まるきん温泉」を畳んでマンションに建て替えようとする兄・史朗（生田）と、銭湯を守る弟・悟朗（濱田岳）の兄弟を中心に、「まるきん温泉」で働く看板娘・秋山いづみ（橋本環奈）、常連客、さらに湯道を究めようとする人々を描くお風呂エンターテインメント。

　ボイラー室でのボヤ騒ぎに巻き込まれ入院した弟・悟朗の代わりに店番を任された史朗が、慣れないながらも、老夫婦（笹野高史・吉行和子）にお釣りをわたす姿や、怪しい雰囲気が漂う風呂仙人（柄本明）に困惑している表情など、一癖も二癖もある銭湯の常連客に生田が翻ろうされる様子も見てとれる。

　さらに、常連客の視線を一斉に集め、何か言いたげな悟朗の姿や、いづみが、「まるきん温泉」の番台で横山（小日向文世）と笑顔で話し、表で、良子（天童よしみ）を迎える“看板娘”ぶりが伝わるカットもお目見え。

　「家のお風呂を檜風呂にする」という夢を抱いている横山が自宅のお風呂に浸かり、今にも号泣しそうな表情を浮かべている理由も気になるところだ。超辛口の温泉評論家の太田（吉田鋼太郎）が険しい顔で見つめるワイングラスの中身は、実は？　人里離れた山奥にひっそりと住む謎の老婆・夙子（夏木マリ）の正体も気になるところ。

　仲違いをしていた兄弟といづみが笑顔で乾杯をしている場面も垣間見え、一体「湯」を通してどのような物語が繰り広げられてくのか。完全オリジナル脚本だけに物語の行く末が気になる、興味“沸く沸く”場面カットとなっている。