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木村拓哉、国宝や世界遺産での撮影に感謝「織田信長という役を生きることができた」

 俳優の木村拓哉が主演する映画『レジェンド&バタフライ』(27日公開)。映画会社・東映70周年記念として、総製作費20億円の壮大なスケールで、誰もが知る日本史上の“レジェンド”織田信長と、謎に包まれたその正室・濃姫(別名“帰蝶”)の知られざる物語を描く。脚本は、今年のNHK大河ドラマ『どうする家康』を手がける古沢良太、監督は大河ドラマ『龍馬伝』や映画『るろうに剣心』シリーズなどの大友啓史が務めた。

那古野城を再現したオープンセットで指揮をとる大友啓史監督=映画『レジェンド&バタフライ』(1月27日公開)(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会

那古野城を再現したオープンセットで指揮をとる大友啓史監督=映画『レジェンド&バタフライ』(1月27日公開)(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会

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 撮影は、『影裏』(2020年)で大友組に参加し、そのほかにも黒沢清瀬々敬久原田眞人沖田修一吉田大八といった錚々たる監督との現場を経験してきた日本映画界屈指の女性カメラマン・芦澤明子が担当。そのほか、大友組常連の録音・湯脇房雄、音楽・佐藤直紀、美術・橋本創、編集・今井剛、照明・永田英則といった、映画賞などの受賞者も多数含んだプロフェッショナルが集結。ここに名前を挙げきれないスタッフ全員のこだわりが作り上げる圧巻の映像世界も見どころだ。

 そのこだわりは、超巨大オープンセットやロケ地にも及んだ。「東映創立70周年記念映画に相応しい場を」との大友監督の想いから、できる限り“本物”を追求し、全国30ヶ所以上で撮影を敢行。そのほとんどが国宝や重要文化財だ。比叡山延暦寺として焼き討ちのシーンを撮影した国宝の朝光寺の本堂が映画の撮影場所として使用されたのは本作が初。

ロケ地となった国宝の朝光寺

ロケ地となった国宝の朝光寺

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 ほかにも、世界遺産・仁和寺(宸殿・御室八十八ヶ所霊場)、こちらも初のロケとなる御寺 泉涌寺、国宝・彦根城、通常非公開の霊鑑寺、時代劇のメッカの隨心院や神護寺、篠山城、臨済宗建仁寺派妙光寺、明石城、国宝を有する高田本山 専修寺(安楽庵)、などで撮影されている。

 信長ゆかりの歴史を持つ場所も多く、このように“本物”を徹底的に追求した製作陣の想いが集結し、本作でしか観ることのできない圧巻の映像となっている。主演の木村も「本物の空間でお芝居をさせていただくことで、織田信長という役を生きることができた」とも語る。

世界遺産の仁和寺(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会

世界遺産の仁和寺(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会

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 さらに、信長が幼少期を過ごし、濃姫を迎え入れた城である那古野城や標高329メートルの金華山に築かれた城である岐阜城の一部を超大規模オープンセットで作成。那古野城はその規模感も驚愕だが、それに合わせて数百人の出演者が結集、スケール感あふれる映像が撮影された。岐阜城は立地の険しさを表現するため、岩壁に囲まれた斜面を使って、岐阜城の一部を建てた美術部のこん身作で、岩肌を流れる滝をそのまま活用するなど、そこにある自然を最大限に活かした見事なセットで撮影された。製作費20億円という数字だけでは表せない、持てる力を出し切って作り上げた映像には、観る者の感情とつながり合う力が宿っているようだ。

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