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『エルピス』全編通して描かれた「食」と「希望」のリンクに反響「生きることは食べること」「牛丼の大盛最高!」

 俳優の長澤まさみが主演を務めるカンテレ・フジテレビ系ドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』(毎週月曜 後10:00)の最終話が、26日に放送された。ラストシーンで描かれた食べ物をほおばる登場人物たちの姿が反響を呼んでいる。

『エルピス―希望、あるいは災い―』第10話カット(C)カンテレ

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 同作は、実在の複数の事件から着想を得て描く社会派エンターテインメント。スキャンダルでエースの座から転落したアナウンサー・浅川恵那(長澤)と仲間たちが女性連続殺人事件のえん罪疑惑を追い、一度は失った“自分の価値”を取り戻していく。うだつのあがらない若手ディレクター・岸本拓朗役で眞栄田郷敦、恵那と拓朗の先輩で報道局のエース記者だったものの、大門副総理(山路和弘)の側近として動く斎藤正一役で鈴木亮平が共演する。

※以下ネタバレあり

 同話では、大門副総理(山路和弘)の娘婿だった大門亨(迫田孝也)の死去を受け、『ニュース8』のスタジオに殴り込んできた村井(岡部たかし)のただならぬ様子を見た恵那(長澤)が、その真意を知りたいと、拓朗の元を訪ねる。しかし、亨を死に追いやったことに責任を感じ、かつての村井の忠告の意味を嫌というほど思い知らされた拓朗は、深い失意と恐怖に襲われていた。

 拓朗から真相を聞いた恵那は、大門副総理)関する真相を『ニュース8』で報道することを決意。ディレクター・滝川雄大(三浦貴大)に決定事項として伝えるが、滝川が斎藤に連絡し、直接対峙することになる。恵那と斎藤は、本城彰(永山瑛太)が八頭尾山少女連続殺人事件の真犯人だと報道する代わりに大門副総理の件は報道しないかたちで決着をつけた。

八頭尾山少女連続殺人事件の真犯人を放送後、恵那は拓朗とともに牛丼の大盛りをほおばり、村井も合流するシーンが描かれた。さらに、拓朗たちが動くきっかけとなったヘアメイクの大山さくら(三浦透子)がえん罪が証明され、釈放された松本良夫(片岡正二郎)と共にカレーライスやショートケーキを食べる場面もあった。

 同作では、全編を通して「食」で登場人物の心の内や精神状態を表していた。真実から目を背けているときの恵那や拓朗は、食事がのどを通らないこともあった。一方、恵那という味方を見つけた拓朗が雑炊を勢いよく食べ、水ばかり飲んでいた恵那が、拓朗とタッグを組んで真実に近づこうとしているときは、「どうやら岸本くんといるときは、私はご飯を食べられるらしい」とおいしく食事をとっていた。

 こういった背景があったことから、最終話の終盤で描かれた食事シーンには「牛丼の大盛最高!」「牛丼にカレーにショートケーキ。笑顔で食べられて良かった」「食に生を感じられた」「最後に牛丼をもりもり食べられたことがすべて」「やっぱり生きることは食べることだよね」「最後の牛丼、カレー、ケーキで希望が見えた」といった声が寄せられている。

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  • 『エルピス―希望、あるいは災い―』第10話カット(C)カンテレ
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