日本文学振興会は16日、「第168回芥川龍之介賞・直木三十五賞」の候補10作を発表した。芥川賞は、米出身のグレゴリー・ケズナジャット氏(38)ら4名が初ノミネート。直木賞は雫井脩介氏(54)、凪良ゆう氏(49)が初の候補となった。 芥川賞候補5作品は、安堂ホセ氏(28)の『ジャクソンひとり』、井戸川射子氏(35)の『この世の喜びよ』、ケズナジャット氏の『開墾地』、佐藤厚志氏(40)の『荒地の家族』、鈴木涼美氏(39)の『グレイスレス』。鈴木氏は2度目の候補入りで、ほか4名は初めて名を連ねた。
2022/12/16