大衆演劇「劇団暁」の若座長・三咲暁人が主演を務め、声優の野島健児、宮下栄治、五十嵐雅、帆世雄一、野島透也が声の出演でコラボする舞台『梅吉物語』が18日、東京・篠原演芸場で上演される。このほど同公演のアーカイブ配信が決定し、各キャストからコメントも到着した。

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　大衆演劇と声優という異色のコラボを実現させた三咲は、「今回は声優さんとの初コラボということで、自分もどうなるのか全然想像できなかったんですが、声優さんと初めてお会いして、声だけではありますが、一緒にお芝居をさせていただいた時点で『これは凄いものになりそうだ！』と確信しました。それくらい素晴らしい声優さんたちに参加していただいています」と自信たっぷり。

　また「初めての試みなので不安もありますが、お客様に喜んでいただけるよう一生懸命努めて参ります。またこれを機会に、これまで大衆演劇を知らなかった皆様に大衆演劇に興味を持っていただければ嬉しいです。大衆演劇は今日も全国各地で頑張っております。そして僕自身、このような新しい企画にどんどん挑戦していきたいと思っています。これからも大衆演劇と三咲暁人を応援してくださいますよう、よろしくお願い申し上げます」と呼びかけている。

　アーカイブ配信のチケット販売は18日午前10時からイープラスで開始（31日・午後6時まで販売）。視聴可能な期間は25日正午から31日いっぱいとなる。

　声で三咲と共演する声優陣からもコメントが到着した。

＜森の石松役：野島健児＞

◆役について
森の石松という役はきっと誰しも耳にしたことがあるであろう役ですが、こうして向き合うまで詳しく知ることはありませんでした。渡世人というイメージでしたが今作ではもっと情に熱いところがあり初見でも入り易いストーリーになっていると感じました。 今作が大衆演劇未経験の皆さんにとって入り口的な作品になっていくれたら良いなと思います。

◆コラボ公演について
僕はまだ大衆演劇は未経験で、最近立ち寄った街で大衆演劇の劇場などを目にして、いつか観てみたいと思っていたところへ今回お話を頂きました。 大衆演劇と声優の演技とどのようなケミストリーが起こるのかとても楽しみですし、僕も絶対に観に行きたいと思います。 収録では座長と読み合わせもさせて頂き、一瞬でその世界の住人へと変わる座長の演技に僕も引き上げて頂いたような、そんな贅沢な収録でした。皆さま是非劇場でご覧くださいませ。

＜都烏吉兵衛役：宮下栄治＞

◆役について
都鳥吉兵衛という役は、本当にいわゆるずる賢い小悪党な感じですね。 三咲暁人さん演じる梅吉をいびっているので、それに対して三咲さんがどういう返しを生でするのかそこがみどころです。

◆コラボ公演について
三咲暁人さんの一人芝居ということで、そこに関われたことを大変嬉しく思います。 三咲暁人という役者と、声優のコラボレーションで、どういったステージが産まれるのか!未知数で自身もワクワクします。 ご来場くださった皆さまに楽しんでいただけたら何よりでございます。

＜都烏常吉役：五十嵐雅＞

◆役について
策士でオラオラ系の悪役には憧れがありました。 脚本を担当してくださった坪田さん、それを知ってのことだと…勝手に、汲み取らせていただきました（笑）。勝手に、有り難うございます。収録現場では暁人さんの演出で、人間臭さがプラスされ、更に魅力的なキャラクターになりました。 暁人さん、役の幅を広げてくださいまして、本当に、有り難うございます。 ご観覧の皆様、存分に腹を立てて、存分に常吉を憎んでくださいましたら、幸いです。

◆コラボ公演について
三十数年ぶりに…僕の最初の演劇体験である大衆演劇に、再会しました。既に推しにも出逢えましたので、ここからズボズボと沼る覚悟でおります。 改めて、この機会を与えてくださいました皆様、本当に、有り難うございます。

＜小松村七五郎/布橋兼吉役：帆世雄一＞

◆役について
懐が深く情に厚い親分だなと感じました。茶目っ気もあって、決して腕っぷしは強くないですが、憎めない愛される男。自分が侠客になるならこんな親分になら命張れるんじゃないかと思います。 森の石松との軽快なやり取りも是非お楽しみいただきたく存じます。

◆コラボ公演について
三咲暁人さんは無対象の一人芝居のプロフェッショナルです。そこに声として参加できるとのことで、どのような表現になるのか今からワクワクしております! 収録の際も何気ない言葉のテンポも流石のキレの良さと心地よさで、芸の深さに驚嘆しました。皆様、ぜひ劇場でお楽しみください。

＜子分役：野島透也＞

◆コメント
今回、梅吉物語で音声出演させていただきました。野島透也です。 初めての大衆演劇でのお芝居で分からないことが沢山ありましたが、 座長の三咲暁人さんに色々と教えていただけたお陰で無事収録を終えられることが出来ました。 是非公演観に行かせていただきます。とても楽しみです。貴重な経験をありがとうございました。