俳優・細田佳央太(20)が主演を務め、現在日本テレビ系『ZIP!』内で放送中の10月期『ZIP!朝ドラマ』の『クレッシェンドで進め』(月〜金 前7:50頃)。朝の情報番組内の“5分”を使ってつむがれるこのドラマでは、合唱コンクールに臨む高校生たちの青春がさわやかに描かれている。ORICON NEWSでは今作のプロデューサー・諸田景子氏にインタビュー。これから、仕事や学校へ行く人、家事を開始する人…さまざまな人の忙しい“朝”に放送する同ドラマにかけた、こだわりや思いを聞いた。
■“誰もが通ってきたであろう経験”をテーマに「それぞれのとらえ方ができるよう…」
今作は漫画家・宇仁田ゆみ氏の原作を実写化。バラバラの考え方や個性を持つ高校3年生が、大学受験目前の「合唱コンクール」を通して、徐々に一つのハーモニーを作りあげる“青春ドラマ”だ。ひょんなことから合唱コンクール委員になってしまった樫(細田)を中心に合唱はもちろん、大学受験、そして“クラス全員片想い”という恋の悩み。一筋縄ではいかない青春が、5分間でリズム良く展開される。
この『ZIP!朝ドラマ』も今作でシリーズ4作目となる。前作のお笑いコンビ・錦鯉の半生を描いたホームコメディー仕立ての『泳げ!ニシキゴイ』から一転、高校生を中心に据えた青春モノというガラッとジャンルの変わった作品への挑戦となった。
諸田Pは「“合唱部”ではなく“クラス単位の合唱”は誰もが通ってきたであろう経験で、大人から、まさに今学校生活を送る学生さんにも共感できる内容なのでいいなと思って取り組み始めました。学生さんだけでなく仕事に向かったり、家事に取り組む人にも懐かしい、こんな青春を送りたい、それぞれのとらえ方ができるような目線を意識して作っています」とテーマを選んだ理由を説明。
視聴者の多くの人が記憶のどこかにある“思い出”だからこそ、まぶしすぎたり、遠すぎたりしない。その絶妙な“身近な青春”が物語に取り入れられている。そんな物語の“親近感”を象徴するのが細田演じる主人公の樫の存在だ。頼りなくて優柔不断で、これといった才能もないけどどこか憎めない。“完璧なヒーローでない”彼の魅力がこの物語を引っ張っている。
「“冴えない”樫くんが合唱コンクールを通じて、青春に巻き込まれていくお話なので、『応援したくなる』というのが大事なのですが、細田さんは華麗にそれを体現しているのですばらしいなと感じます。応援したくなるは『かわいいな』と近い感覚もあるのですが、現場でも『樫くん、かわいいな!』という声が撮影しながらあがっています。また撮影をするたび感じるのですが、細田さんはとてもコメディーのお芝居も達者で、応援したくなるキャラクターに見えるのは、細田さんが加えてくださるお芝居のおかげです」と細田の演技力を称賛する。
さらに「話の最後に『つづくっ!』というモノローグが入るのですが、毎話変化をつけてくださるので、こちらも1つの声を使いまわすことができない!と感じ、逆にお手間をかけていますが各話の心情で『つづくっ!』を収録しております。ここも毎日の楽しみにしていただけたらいいなと思っています」と注目ポイントも挙げた。
■忙しい朝だからこそ『耳でも楽しめるドラマ』を目指した
“朝ドラ”ではなく“朝ドラマ”。NHKの朝の連続テレビ小説は15分間のドラマを平日・半年にわたって放送するが、こちらは5分間のドラマを、平日毎日、1クールにわたって放送している。諸田Pはこれまでゴールデン・プライム帯でも連ドラを手掛けてきているが、今作の放送形式が独特だからこそ、数々のチャレンジを試みることができるという。
「当初は5分で起承転結と続きを観たくなるって難しいね、と制作スタッフと頭を悩ませていました。しかし『泳げ!ニシキゴイ』が放送されていたのもあり、テンポやどういう気持ちで朝、ドラマを観たいかというお客さんの気持ちはイメージ付きやすかったです。週に1回のドラマだとその話で何を伝えたいか、ですが、今回は週単位で伝えたいメッセージを作っているので、それをひっぱりとして楽しんでいただけたらと思っています。一方で、朝5分という短い尺だから通常のドラマではチャレンジしづらいことも取り組んでいて、例えばの週の主軸となるキャラクター目線の回や、終盤ではPVのような回を作ったりそこは逆に楽しんでいます」と“実験的”な回も用意した。
そして、今作に関しては「NHKさんはあまり意識していない」という諸田P。まずは「朝の忙しい時間にどういう気持ちで見たいか」に重点を起き、意識したのは「朝忙しいからこそ『耳でも楽しめるドラマ』」だった。「昔から歌われる合唱曲や、最近のJ-POPなど音楽にあふれる朝になれば、さわやかな気持ちで見ていただけたり、バタバタしていても楽しめる存在になれるかなと、音楽をふんだんにつめこみました」とこちらでも通常のドラマとは変わった試みがなされた。
「最近の合唱は、時代を映し出していると思っていて、その時代で愛されるアーティストの曲を歌われていることもあり、自由曲では、若い人に人気のあるヤバイTシャツ屋さんに、ドラマ用に合唱曲を書き下ろしていただきました。課題曲は、合唱曲の定番『心の瞳』で、上の世代の方にもご存知なものに対して、自由曲は振り切って『どんな合唱になるの!?』という曲にしています。そういう観点では、いろんな年齢層に響いたらいいなと思っています。そして、このドラマをきっかけにいつかヤバTさんの合唱曲が合唱コンクールで歌われる曲になればいいなと勝手ながら願っています」とドラマを起点とした広がりにも期待する。
現在は4週目を放送中。今後の展開について「本作の大きなテーマは『バラバラな個性が合唱を通じて1つのハーモニーを作り上げらるのか?』。高校3年生という大学受験や恋愛、上京する?しない?と悩みがつきない時期のバラバラな思いを『懐かしいな』、もしくは同じように学生生活を送るか方には『わかる!』と共感してもらったり“バラバラ”な思いで楽しんでいただけたら。主人公だけでなく、クラス全員のキャラクターの個性をふんだんに詰め込んでいます!これから先の物語もあのご存知の名曲を歌っていく『合唱』も楽しみにしていただきたいのですが、『クラス全員、片思い』ももう1つの主軸なので、その要素も楽しみにしていただけたら幸いです」と見どころを語っている。
■“誰もが通ってきたであろう経験”をテーマに「それぞれのとらえ方ができるよう…」
この『ZIP!朝ドラマ』も今作でシリーズ4作目となる。前作のお笑いコンビ・錦鯉の半生を描いたホームコメディー仕立ての『泳げ!ニシキゴイ』から一転、高校生を中心に据えた青春モノというガラッとジャンルの変わった作品への挑戦となった。
諸田Pは「“合唱部”ではなく“クラス単位の合唱”は誰もが通ってきたであろう経験で、大人から、まさに今学校生活を送る学生さんにも共感できる内容なのでいいなと思って取り組み始めました。学生さんだけでなく仕事に向かったり、家事に取り組む人にも懐かしい、こんな青春を送りたい、それぞれのとらえ方ができるような目線を意識して作っています」とテーマを選んだ理由を説明。
視聴者の多くの人が記憶のどこかにある“思い出”だからこそ、まぶしすぎたり、遠すぎたりしない。その絶妙な“身近な青春”が物語に取り入れられている。そんな物語の“親近感”を象徴するのが細田演じる主人公の樫の存在だ。頼りなくて優柔不断で、これといった才能もないけどどこか憎めない。“完璧なヒーローでない”彼の魅力がこの物語を引っ張っている。
「“冴えない”樫くんが合唱コンクールを通じて、青春に巻き込まれていくお話なので、『応援したくなる』というのが大事なのですが、細田さんは華麗にそれを体現しているのですばらしいなと感じます。応援したくなるは『かわいいな』と近い感覚もあるのですが、現場でも『樫くん、かわいいな!』という声が撮影しながらあがっています。また撮影をするたび感じるのですが、細田さんはとてもコメディーのお芝居も達者で、応援したくなるキャラクターに見えるのは、細田さんが加えてくださるお芝居のおかげです」と細田の演技力を称賛する。
さらに「話の最後に『つづくっ!』というモノローグが入るのですが、毎話変化をつけてくださるので、こちらも1つの声を使いまわすことができない!と感じ、逆にお手間をかけていますが各話の心情で『つづくっ!』を収録しております。ここも毎日の楽しみにしていただけたらいいなと思っています」と注目ポイントも挙げた。
■忙しい朝だからこそ『耳でも楽しめるドラマ』を目指した
“朝ドラ”ではなく“朝ドラマ”。NHKの朝の連続テレビ小説は15分間のドラマを平日・半年にわたって放送するが、こちらは5分間のドラマを、平日毎日、1クールにわたって放送している。諸田Pはこれまでゴールデン・プライム帯でも連ドラを手掛けてきているが、今作の放送形式が独特だからこそ、数々のチャレンジを試みることができるという。
「当初は5分で起承転結と続きを観たくなるって難しいね、と制作スタッフと頭を悩ませていました。しかし『泳げ!ニシキゴイ』が放送されていたのもあり、テンポやどういう気持ちで朝、ドラマを観たいかというお客さんの気持ちはイメージ付きやすかったです。週に1回のドラマだとその話で何を伝えたいか、ですが、今回は週単位で伝えたいメッセージを作っているので、それをひっぱりとして楽しんでいただけたらと思っています。一方で、朝5分という短い尺だから通常のドラマではチャレンジしづらいことも取り組んでいて、例えばの週の主軸となるキャラクター目線の回や、終盤ではPVのような回を作ったりそこは逆に楽しんでいます」と“実験的”な回も用意した。
そして、今作に関しては「NHKさんはあまり意識していない」という諸田P。まずは「朝の忙しい時間にどういう気持ちで見たいか」に重点を起き、意識したのは「朝忙しいからこそ『耳でも楽しめるドラマ』」だった。「昔から歌われる合唱曲や、最近のJ-POPなど音楽にあふれる朝になれば、さわやかな気持ちで見ていただけたり、バタバタしていても楽しめる存在になれるかなと、音楽をふんだんにつめこみました」とこちらでも通常のドラマとは変わった試みがなされた。
「最近の合唱は、時代を映し出していると思っていて、その時代で愛されるアーティストの曲を歌われていることもあり、自由曲では、若い人に人気のあるヤバイTシャツ屋さんに、ドラマ用に合唱曲を書き下ろしていただきました。課題曲は、合唱曲の定番『心の瞳』で、上の世代の方にもご存知なものに対して、自由曲は振り切って『どんな合唱になるの!?』という曲にしています。そういう観点では、いろんな年齢層に響いたらいいなと思っています。そして、このドラマをきっかけにいつかヤバTさんの合唱曲が合唱コンクールで歌われる曲になればいいなと勝手ながら願っています」とドラマを起点とした広がりにも期待する。
現在は4週目を放送中。今後の展開について「本作の大きなテーマは『バラバラな個性が合唱を通じて1つのハーモニーを作り上げらるのか?』。高校3年生という大学受験や恋愛、上京する?しない?と悩みがつきない時期のバラバラな思いを『懐かしいな』、もしくは同じように学生生活を送るか方には『わかる!』と共感してもらったり“バラバラ”な思いで楽しんでいただけたら。主人公だけでなく、クラス全員のキャラクターの個性をふんだんに詰め込んでいます!これから先の物語もあのご存知の名曲を歌っていく『合唱』も楽しみにしていただきたいのですが、『クラス全員、片思い』ももう1つの主軸なので、その要素も楽しみにしていただけたら幸いです」と見どころを語っている。
2022/11/10