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フジ月9ドラマ『PICU』に北海道美瑛町「応援させていただきます」 医療体制の描写めぐり“双方で確認”

 フジテレビは25日、放送中の月9ドラマ『PICU 小児集中治療室』(毎週月曜 後9:00)の第1話(今月17日放送)の描写で、北海道美瑛町の医療体制を誤解する可能性があるなどと意見を受けたことについてコメントを発表した。

フジテレビ(C)ORICON NewS inc.

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 ドラマ公式サイトで「当番組の第1話で、北海道美瑛町で体調を崩した少女が、病院に向かっている最中に症状が悪化、搬送を繰り返した末に亡くなるというストーリーを描いたところ、視聴者が美瑛町の医療体制を誤解する可能性があるなどとご意見がありました。美瑛町の関係者の皆さまのお気持ちを害する結果となりましたことを、真摯に受け止めております」とした。

 その上で「このストーリーは、救急車を呼ばずに自家用車で患児を搬送したことによって重症化してしまった事例を取り上げたものであり、美瑛町の医療体制の不備を描こうとしたものではございませんでした」と説明。「美瑛町の病院の初療は迅速という設定」だったものの、「その点が伝わりづらく美瑛町の医療体制に瑕疵があるかのように受け止められた方がいらっしゃったものと思います」と見解をつづった。

 さらに「当番組は主人公の医師および人間としての成長譚であり、社会インフラとしてのドクタージェットの重要性を訴えるドラマです。美瑛町の皆様には、このような当番組の意図をご説明し、ご理解いただけたものと考えております。今後は、美瑛町をはじめロケ地各所の方々のご理解と協力関係を築きながら、より良い作品を視聴者の皆様にお届けできるよう、スタッフ一同、力を注いでまいります」と伝えた。

 同日、美瑛町も町の公式サイトで「フジテレビ制作ドラマ『PICU』につきまして」とするコメントを発表し、「フィクションと実際の医療環境の間に差があったことから、ご来町されたフジテレビスタッフの皆さまと話し合いをさせていただきました。美瑛町の医療の取組やドラマの趣旨など幅広い観点から意見交換した結果、美瑛町の医療インフラに関して、ご理解をいただいていることを双方で確認いたしました」と報告した。

 続けて「今回のドラマは小児専門集中治療室の開設という社会的課題と、美瑛町を含む北海道の地方都市の応援をテーマに描かれております。ドラマを通じて地域活性化を進めることは有意義であり、美瑛町としまして今後とも地域のイメージが明確になり地域の魅力が発信される取り組みにご協力、応援させていただきます」とした。

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