ロックバンド・RADWIMPSの野田洋次郎（37）、新海誠監督（49）が25日、都内で行われた新海監督の新作アニメーション映画『すずめの戸締まり』（11月11日公開）完成披露試写会後の舞台あいさつに登壇した。

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　日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく旅をする少女・すずめこと岩戸鈴芽（原）の解放と成長を描く本作。この日の上映をもって、すでに公開されている「すずめ feat.十明」に加え、もうひとつの主題歌「カナタハルカ」も初解禁された。

　音楽担当として5日ほど前まで新海監督と仕上げ作業に入っていたという野田。「すずめ feat.十明」は2020年に脚本をもらった当初に新海監督と制作した上で、「『もう一曲、この映画には必要なのではないか』と新海さんと2年かけて話していました」といい、新海監督いわく「今まで一番たくさんの歌をいただいた」というほどの曲数を用意。

　「今年の頭に、いよいよ何も出てこない気がしますと言いながら、これは最後の最後、振り絞ったものを送らせていただいたのがこの「カナタハルカ」という曲。新海さんがこの曲でいきたい、と入ることになりました」と経緯を振り返った。

　「洋次郎さんはこれが精いっぱいといいながらも4回、５回上書きして…何回やるんだろう」と苦笑すると、野田は「今年になって絵とかが観え始めて、見えなかったものが見えてきて。監督も振り絞るように作られていた中で、僕もできることがあるのではないか、とそれを楽曲に閉じ込められた気がして。有意義で幸せな時間でした」と充実した様子をみせていた。

　このほか、原菜乃華（19）、SixTONESの松村北斗（27）、染谷将太（30）、伊藤沙莉（28）、花瀬琴音（20）が登壇した。