日本テレビ系『金曜ロードショー』（毎週金曜　後9：00）では11月に2週連続で、昨年公開の邦画2作を地上波初放送する。11日は、大ヒット小説を実写化し、永野芽郁が主演した『そして、バトンは渡された』（※40分拡大）、翌週18日は、「毎週、死にます。」の衝撃的なキャッチコピーで社会現象となった連続ドラマを映画化した原田知世、田中圭主演による『あなたの番です 劇場版』（本編ノーカット※60分拡大）を送る。

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　『そして、バトンは渡された』は2019年の本屋大賞を受賞、累積発行部数120万部を超える（※トーハン調べ）瀬尾まいこ氏の小説が原作。女子高生の優子はわけあって料理上手な義理の父親・森宮さんと2人暮らし。一方、夫を何度も変えて自由奔放に生きるシングルマザーの梨花は、ある日突然、愛娘を残して姿を消してしまった…。2つの家族の物語が交錯し、タイトルの本当の意味を知ったとき、極上の驚きと最大の感動が訪れる。

　主演は、原作の大ファンでもあり「この役は絶対に自分が演じたい！」と熱い想いを実現、日本アカデミー賞の優秀主演女優賞を獲得した永野。血のつながらない父娘という全く新しい親子像を、2021年「父親にしたい俳優No.1」に選ばれた田中圭。物語のキーパーソンとなるシングルマザーで初の母親役を演じるのは本作で日本アカデミー賞・優秀助演女優賞を受賞した石原さとみ。主人公の幼少期「みぃたん」には、天才子役の呼び声が高い稲垣来泉、ほかにも、市村正親や大森南朋などが脇を固める。監督は『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』など、確かな演出力が定評の前田哲氏が務めた。

　また、2019年に放送された連ドラ、通称『あな番』は秋元康氏が企画・原案を担当のもと、衝撃の展開の連続に毎週大きな話題を呼び、物語にちりばめられた伏線から誰が黒幕であるかを探る“考察”がSNSで白熱。2019年の「ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされるなど、日本中で社会現象を起こした。

　今作では、超個性的なマンションの住民たちはそのままに、もしもあの日“交換殺人ゲーム”が始まらなかったらという、もうひとつの世界線で、海上に浮かぶクルーズ船が舞台に。ドラマでは叶うことのなかった菜奈（原田）と翔太（田中）の結婚パーティーにマンションの住民たちが招待。逃げ場のない船上で、またも起こる連続殺人には思わぬ殺意が交錯していた…。原田、田中の他にも西野七瀬や横浜流星ら多くのドラマ版キャストが続投するほか、門脇麦や酒向芳らが劇場版キャストとして出演。監督は『悪夢ちゃん The 夢ovie』の佐久間紀佳氏が担当している。