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【ドラマ満足度】『六本木クラス』最終回で大幅下落、視聴率は最高でも…「原作と違う」賛否が反映

 最新のドラマ満足度(9月27日〜10月3日放送を対象)調査によると、竹内涼真主演『六本木クラス』(テレビ朝日系/木9)の最終回の満足度は62Pt。自己最高を記録した前週80Ptから大きく数値を下げた結果となった。

竹内涼真 撮影/逢坂 聡(C)ORICON NewS inc.

竹内涼真 撮影/逢坂 聡(C)ORICON NewS inc.

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 今回の調査対象は、全13話で放送された『六本木クラス』の最終回。満足度62Ptの内訳(各20Pt満点)は、「主演」10Pt、「主演以外」13Pt、録画や見逃し配信も含む「視聴量」とSNSでの「話題性」がともに19Ptと、前週に続き高数値を維持。しかし「内容」が、前週14Ptから1Ptと大幅に減少した。

 同作の満足度の推移は、初回が43Ptでスタート。その後じわじわと数値を伸ばし、4話目47Ptから5話目で75Ptまで急上昇。その後も着実に数値を上げていき、12話目で自己最高の80Ptを記録。視聴率が“V字回復”する一方で、満足度もおおむね右肩上がりで推移していた。

 なお、最終回の平均視聴率は10.7%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)で、自己最高を記録。大きな関心が寄せられていたことがわかる。

 最終回で話題となったのが、物語の重要なポイントとなる“土下座”にまつわる、原作と異なる展開だった。竹内涼真演じた主人公・宮部新と、香川照之演じた宿敵・長屋茂が対峙するクライマックスシーンに対して、視聴者に寄せられたコメントには、「結果が残念だった」、「土下座についてのシーンが、あまり好きではない展開だった」など、“原作どおり”を期待した視聴者の戸惑いの様子がうかがえた。一方で、「原作と異なる点もあり、いいアレンジになっていた」、「原作とのイメージの違いが少なく、最大限リスペクトした上でオリジナル要素を加えているのだと感じた」といった声も散見された。

 最終回の満足度の結果だけを見ると賛否がうかがえるが、作品全体の平均満足度は64.5Ptを記録。初回からの大きな伸びや、視聴者のポジティブなコメントをふまえると、話題性も含めて多くの人が楽しめた作品だったと言えるだろう。

 ちなみにNetflixでは、現在も日本版『六本木クラス』全話が視聴可能。さらに『TV番組TOP10(日本)』では、2020年に配信開始された『梨泰院クラス』がTOP10入りしている(10月14日時点)。日韓共同プロジェクトとして取り組んだ同作が、海外も含めてどこまで広がるか。まだまだ注目したい。


●「ドラマ満足度ランキング」とは
「オリコン ドラマバリュー」をもとに集計。オリコングループの調査システム「オリコン・モニターリサーチ」の登録者から毎週、全国690名の視聴者を対象に、各ドラマの「期待度」「満足度」について、「作品」「主演」「主演以外」「セリフ」「映像」「音楽」「美術」「ストーリー展開」を10点満点で調査。「オリコンドラマバリュー」はその結果を、過去1年間のデータに照らして偏差値化した。「視聴量」「主演」「主演以外」「内容」という4項目に加え、Twitterのツイート量を加えた「話題性」の5項目を各1〜20ポイントとし、計100ポイント満点で集計している。

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