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相葉雅紀“緊張感”あえて抜かない仕事論「“怖さ”はいつも持っている」【インタビュー】

 人気グループ・相葉雅紀(39)が主演する映画『“それ”がいる森』が、30日に公開を迎える。『リング』や『事故物件 恐い間取り』などで知られるジャパニーズ・ホラーの名匠・中田秀夫監督と初タッグを組み、ホラー映画というまったく新しいジャンルに飛び込んだ。普段は、“ホンワカ”とした印象ながら、「多少なりとも“怖さ”はいつも持っている」「臆病なのかもしれない(笑)」と常に“緊張感”が心にあるという相葉の、仕事への向き合い方とは。

相葉雅紀主演『“それ”がいる森』 (C)2022「“それ”がいる森」製作委員会

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 同作は、不可解な怪奇現象が多発するという実在の森を舞台に、実際に数々の“それ”を見たという目撃情報をベースに描かれる、新時代のホラーエンターテインメント。田舎で農家を営む田中淳一(相葉)は、元妻・爽子(江口のりこ)と一緒に東京で暮らしていた小学生の息子・一也(上原剣心)が、突然ひとりで訪ねて来たのをきっかけに、しばらく一緒に暮らすことに。

相葉雅紀主演『“それ”がいる森』 (C)2022「“それ”がいる森」製作委員会

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 ちょうどその頃から、近くの森では不可解な怪奇現象が立て続けに発生し、淳一が住む町でも、住民の不審死や失踪事件が相次いでいた。そんな矢先、淳一と一也も偶然、得体の知れない“それ”を目撃してしまい、一也の担任・絵里(松本穂香)とともに怪奇現象に巻き込まれていく。

 撮影では、中田監督ならではの恐怖に対するリアクションや緊迫感を“数字”で表すという特殊な演出も体験。「わかりやすいですよね、でも、細かいですね、何点何みたいなとこまで来るんで…小数点もあるんだなって(笑)」と驚きもありながら「中田監督という名匠の方とご一緒できたことは、本当にすごく大きな経験。その中田監督に演出していただくことで『あ、なるほど、こういう風にやるんだ』と勉強させていただきました」と充実感をのぞかせた。

相葉雅紀主演『“それ”がいる森』(C)2022「“それ”がいる森」製作委員会

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 今年結成されたばかりのGo!Go!kidsジャニーズJr.)に所属する息子役・上原との親子関係も見どころのひとつ。「上原くんに対して、できることがあれば、してあげたいなと思っていましたが、彼も彼で、すごく根性がある子。監督の『もう1回、もう1回』にも、めげずにやっていたのが印象的で『あ、もう大丈夫だな』と“息子”の成長に、目を細める。

 現在、上原は中学1年生。「上原くんは、しっかりしているというか、ハングリーというか。時代なのかなと、感じますね。僕自身(ハングリー精神は)ほとんどなかった。本当に部活の延長線上でいた。それが変化したのは、嵐でデビューしてからかな。少しずつ責任感が出てきました。それまでは、仲間と楽しい時間を過ごしている、といった感じでしたね」と青春時代を振り返った。

■作品のことを真剣に考えれば自然と“緊張感”が生まれる「怖いと思わないとダメ」

相葉雅紀主演『“それ”がいる森』(C)2022「“それ”がいる森」製作委員会

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 数多くホラー作品を手掛けてきた中田監督にとっても、そして、ホラー映画初出演となる相葉にとってもまったく“新たな試み”となる今作。仕事に臨む上で相葉が大切にしていることは“緊張感”だという。

 「僕は、なんでも緊張感をもってやりたいんです。緊張感がなかったり、力が抜けすぎたりすると、うまくいかなかったな…と感じることが多いので、やっぱりいい緊張感を持ちたいと思っています。例えば、その作品のことを本当に真剣に考えていると、自然といい緊張感が生まれる。“怖さ”もあるし、怖くない人はいないと思うし、“怖い”と思わないとダメだと思う。何をやるにしても、そういう風に考えていると、適度な緊張をずっと持っていられます」。

相葉雅紀主演『“それ”がいる森』(C)2022「“それ”がいる森」製作委員会

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 さまざまなことにチャレンジし続け、芸歴を重ねてもそれは「変わらないですね」という。「なにに対しても“怖さ”は持っています。なにをやるにしても、新しいお仕事もそうですし、バラエティーもそう…どこかゲストで出させていただく時も。多少なりとも“怖さ”はいつも持っているかな。臆病なのかもしれないですけどね(笑)」と心配性な性格から、準備を念入りにしないと落ち着かないそう。

 「準備もしたいですし、ライブの時とかはギリギリまで頭の中で歌とか踊りのことを、ずっと考えています。だから『何も考えずに力を抜いていこう』みたいな感じではないですね」とラフとは真逆の臨み方。初めて新しい現場に行くときにも「さすがに、ガチガチにはなりませんが、やっぱり多少なりともの緊張感は持って現場に入るようにしています。きょうもですね(笑)」とチャーミングな笑顔をみせた。

 過去一番、緊張したエピソードは「やっぱり紅白(『NHK紅白歌合戦』)の司会です。あと、天皇皇后両陛下の前で奉祝曲を披露させて頂いた時。歌い出しが僕からだったので、とても緊張しました。登場も僕からだったんです。4人がついてきて、僕が止まった位置が立ち位置になっちゃうから、緊張しましたね。お堀まで落ちちゃうかと。どこまで歩けばいいんだっけ…って(笑)」とさすがにプレッシャーが大きかったそう。

相葉雅紀主演『“それ”がいる森』(C)2022「“それ”がいる森」製作委員会

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 それくらいの緊張状態になることは稀ながらも「例えば、ライブなら、緊張しないようにするためには、その分、準備を増やします。そこで、リハーサルを何回も重ねて、ちょっとずつ『大丈夫、大丈夫』って自分に言い聞かせて、最終的に『ここまでやったんだから、失敗してもいい』と諦められるくらいに自分をもっていくと、もう大丈夫ですね」と自分の落ち着け方も心得ている。

 とはいえ「座長だから」「主演だから」といったことでのプレッシャーは特に感じることはないそう。「『座長だからこうしなくては』といった気持ちはありませんし、姿勢は変わらないですね。ただ、ものすごい熱と愛情を持って、その場にいようとは思っています。現場の空気を作ろうとか、そういうのではなくて、映像作品なり、バラエティーなり完成度が高くなるような努力は意識しているつもりです」と関わる現場への情熱はひと一倍。

 「もちろんやっていて、自分が思うようにできることは、なかなか少ない。でも、なんとなく手応えがあったり、作ったりしている時も楽しみがある。出来上がってから、主にラジオなどで、観ていただいた人からの感想をもらうと『ああ、やってよかったな』と思います。舞台だったら稽古(けいこ)などすごくつらい時もありますが、確実に自分が変わっていると感じる時があるんですよね。つらい時期がつづいても、それを乗り越え、やりがいというか、手応えを感じる時は楽しいですね」。

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