俳優の山本舞香、堤幸彦監督が10日、都内で行われた動画配信サービス「Hulu」で今月17日から独占配信開始予定のドラマ『死神さん2』の配信記念イベントに登場した。

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　大倉崇裕氏の『死神さん 嫌われる刑事』（幻冬舎文庫）を原作とする同ドラマは、「死神」と呼ばれ警視庁で最も疎まれ嫌われている再捜査専門の刑事・儀藤堅忍（ぎどう・けんにん）が、事件ごとに代わる相棒とともに、闇に葬られた真相をあぶり出していく1話完結型のドラマ。

　シーズン2では、儀藤の2代目パシリ、小刀祢葵（ことね・あおい）役で山本がレギュラー出演する。シーズン2で気をつけようと思ったことを問われた堤監督は「やっぱり山本舞香対応をどうするか。ここが1番のブラックボックス」とニヤリとし、山本は「急に！　びっくりしちゃった」と驚きの表情に。

　一方の山本も堤監督に戦々恐々としていたそう。「基本的には監督が『こうやってほしい』と言ってくださったことに応えていく感じでした。小刀祢と山本が半分半分みたいな。自分の色も混ぜたかった」と明かしながらも「堤さんって誰でも知ってる監督。撮影に入る前の衣装合わせの段階から緊張していたんです。お芝居となるとせりふもあるし、頭の中がワ―ってなっている状況の中で、本番前に急にスピーカーから堤さんが『ここを足して』とかぶっこんでくる。それがパニックで（笑）。汗かきながら必死に…」と撮影を思い返した。

　すると堤監督は「なんかヤバい人に聞こえる」と苦笑い。山本は「いえいえ（笑）。面白さを、どんどん増やしてくださる。それに応えるのが精いっぱいで。その時の記憶はほぼない」と笑顔でハードな撮影を懐かしんでいた。堤監督は「初めてで、こっちも緊張しました。衣装合わせの時も僕的にカッコいいと思った衣装で『カッコ悪くないですか』と言われたら嫌だから、たくさん並べて『選んでください』と。そしたら見事に地元の連れみたいな衣装を選んでくれて（笑）。その時に急に距離が縮まりました」と笑っていた。

　イベントには田中圭も参加した。