お笑いコンビ・納言の薄幸が10日、都内で初の著書『今宵も、夢追い酒場にて』（幻冬舎）の刊行記念お渡し会を開催。イベント前には相方の安部紀克も参加した取材会も行った。

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　この日は中秋の名月で、「月見酒の日」でもある。そんな日に飲みたいお酒を問われた幸は「正直、稼いでいて、『いいお酒を飲んでるんでしょ？』って聞かれるんです。いい麦焼酎を買えるお金もあるんですけど、いい麦焼酎ってちゃんと麦の味がする。私は、そんなものいらない。アルコールがほしいだけ。安くて悪い甲類焼酎が好き。安くて悪い甲類焼酎を、ずっと飲んでいきたい」と宣言し、笑わせた。

　甲類焼酎への愛を熱く語り「甲類焼酎の全国では流せない地方だけのCMやりたいですね」と微笑みながらも「お酒のCMはしたいんですけど事件を起こす可能性がある。道端で寝ているとか絶対にあるから難しいのかな。でも、いつか好感度を上げて」とイメージしていた。

　一方の安部は「幸姉さんの出版記念。とてつもなくいいシャンパンを。お祝いをしないといけないんで」と対象的なトーク。幸は「泡いくんだ」と笑っていた。

　大酒飲み、ヘビースモーカーな、やさぐれキャラで人気の薄幸の味のある文章が話題を呼び、初の著書を発売することに。カズレーザー、尼神インターの渚、バイク川崎バイク、トレンディエンジェルのたかし、オズワルド、ジェラードン、空気階段、インディアンスといった芸人との交流秘話や、かつて挫折した役者の夢、今は会えないあの人への思い、普段は口にしない相方への思いなど、酔いにまかせた意外な本音もつづっている。