俳優の田中裕子主演、久保田直監督による映画『千夜、一夜』(10月7日公開)が、韓国で開催される「第27回釜山国際映画祭」(開催期間:10月5日〜14日)ニューカレンツ・コンペティション部門に正式招待されることが発表された。
釜山国際映画祭は、世界の映画関係者が注目するアジア最高峰の映画祭。ニューカレンツ・コンペティション部門は、釜山国際映画祭唯一の国際コンペティション部門で、アジアの映画監督による1〜2作目を対象としている。久保田監督は2014年に公開された『家路』に次ぎ本作が長編映画2作目。
一昨年開催された第25回では、『由宇子の天秤』(21年、春本雄二郎監督)がニューカレンツ・コンペティション部門の最高賞にあたるニューカレンツアワードを受賞。昨年の第26回では、『さがす』(21年、片山慎三監督)が同部門に正式出品された。
『千夜、一夜』は、日本で年間約8万人が行方不明になっているという「失踪者リスト」から着想を得て、ドキュメンタリー出身の久保田監督が青木研次氏のオリジナル脚本で映画化。久保田監督はギャラクシー大賞をはじめ数々の受賞歴を持ち、劇映画デビュー作『家路』(14年)はベルリン国際映画祭パノラマ部門正式出品の快挙を成し遂げた。
主演の田中は、夫の帰りを待ち続ける女性・登美子を演じ、彼女の強さや脆さを繊細に体現する。登美子と対照的な女性・奈美役で尾野真千子が出演。奈美も2年前に失踪した夫を探していた。登美子に思いを寄せる漁師の春男役をダンカン、失踪した奈美の夫・洋司役を安藤政信が演じる。
今回の正式出品に対し監督は「脚本を練り、撮影を重ね、編集に向き合う日々を過ごしているうちにある答えが浮かび上がってきました“私たちは愛する人にどれだけ大切なことをきちんと伝えているだろうか…。”と。コロナ禍での撮影は困難を極めましたが、8年かけて完成した作品は深みが増し、映画を作る喜びを実感させてくれました。」とコメント。
一方、本作の選出に対し、釜山国際映画祭プログラムディレクターのNam Dong-Chul氏は「すべての登場人物が誰かを失い、あるいは誰かを失いつつある。時間の前では、誰も勝者にはなれない。『千夜、一夜』は、時間の秘密を独創的な方法で囁く」と、関心を寄せている。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
釜山国際映画祭は、世界の映画関係者が注目するアジア最高峰の映画祭。ニューカレンツ・コンペティション部門は、釜山国際映画祭唯一の国際コンペティション部門で、アジアの映画監督による1〜2作目を対象としている。久保田監督は2014年に公開された『家路』に次ぎ本作が長編映画2作目。
一昨年開催された第25回では、『由宇子の天秤』(21年、春本雄二郎監督)がニューカレンツ・コンペティション部門の最高賞にあたるニューカレンツアワードを受賞。昨年の第26回では、『さがす』(21年、片山慎三監督)が同部門に正式出品された。
『千夜、一夜』は、日本で年間約8万人が行方不明になっているという「失踪者リスト」から着想を得て、ドキュメンタリー出身の久保田監督が青木研次氏のオリジナル脚本で映画化。久保田監督はギャラクシー大賞をはじめ数々の受賞歴を持ち、劇映画デビュー作『家路』(14年)はベルリン国際映画祭パノラマ部門正式出品の快挙を成し遂げた。
主演の田中は、夫の帰りを待ち続ける女性・登美子を演じ、彼女の強さや脆さを繊細に体現する。登美子と対照的な女性・奈美役で尾野真千子が出演。奈美も2年前に失踪した夫を探していた。登美子に思いを寄せる漁師の春男役をダンカン、失踪した奈美の夫・洋司役を安藤政信が演じる。
今回の正式出品に対し監督は「脚本を練り、撮影を重ね、編集に向き合う日々を過ごしているうちにある答えが浮かび上がってきました“私たちは愛する人にどれだけ大切なことをきちんと伝えているだろうか…。”と。コロナ禍での撮影は困難を極めましたが、8年かけて完成した作品は深みが増し、映画を作る喜びを実感させてくれました。」とコメント。
一方、本作の選出に対し、釜山国際映画祭プログラムディレクターのNam Dong-Chul氏は「すべての登場人物が誰かを失い、あるいは誰かを失いつつある。時間の前では、誰も勝者にはなれない。『千夜、一夜』は、時間の秘密を独創的な方法で囁く」と、関心を寄せている。
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2022/09/02