劇団四季などで活躍した俳優の久野綾希子さんが、22日午後8時31分、乳がんのため死去した。71歳。通夜および葬儀については、近親者のみにて執り行う。

　書面では「弊社所属俳優である久野綾希子が乳がんのため8月22日午後8時31分、享年71歳にて永眠いたしました」と発表。「皆様には生前のご厚誼を深く感謝いたしますとともに、謹んでお報せいたします」とした。

　久野さんは、1972年に劇団四季研究所に入所。1982年に日本初演の舞台『エビータ』に主演し、『ゴールデンアロー賞演劇賞』を受賞。1986年に退団した。

　映画『トットチャンネル』（1987年）、映画『釣りバカ日誌6』（1993年）、NHK大河ドラマ『元禄繚乱』（1999年）、舞台『マンマミーア！』（2003年）、舞台『ヘンリー六世』（2009年）、ドラマ『カエルの王女さま』（2012年）、舞台『Endless Shock』（2018年）、舞台『ローマの休日』（2020年）などに出演した。