NHK連続テレビ小説『おちょやん』やTBSドラマ『妻、小学生になる。』での熱演が話題になった子役の毎田暖乃（10）が、26日放送のテレビ東京ドラマ『警視庁強行犯係　樋口顕Season2』（毎週金曜　後8：00）の第7話に出演する。毎田は、今作で刑事ドラマ初出演を果たす。

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　同作は、“警察小説の第一人者”である今野敏氏の本格ミステリーをドラマ化した「強行犯係　樋口顕」シリーズ。内藤剛志が演じる主人公・樋口顕は、仕事と家庭の狭間で悩みつつも、現場では、自分が信じる正義を貫き、愚直なまでに真摯に事件に向き合う等身大の刑事。高い洞察力や推理力を持ち、時にはスタンドプレーをも辞さず、事件の裏に潜む真実を追求し、解明する。

　第7話「裏町」では、創業から200年続く老舗和菓子屋の後継者をめぐり、複雑に絡み合う家族関係を描く。古き伝統を重んじる家系と切り捨てられた親子の真相、そして“報われなかった愛”が巻き起こした事件を樋口が追求していく。　同話に出演する毎田は、保険外交員として働いている松浦久美子（山田真歩）の一人娘・松浦美咲を演じる。

■難役挑戦も前向き「演技の勉強にもなりました」

　毎田は、同作に出演することについて「おばあちゃんがサスペンス好きで毎回見ているんで、私もたまに一緒に見てるんです。それで出てみたいなって思ってた時にちょうどお話をいただいたんで、すごいうれしかったです」とにっこり。「撮影していて楽しかった」という毎田だが、「（ふだんは）やりながら気持ちを作っていくんですけど、スピードが早くてびっくりしました」「あんまりふだん使わない言葉が多く出てきました」と難しい役どころでもあった。毎田は「わからない言葉が台本にもあったんで、どういうことなんやろって聞きながらやりました」と振り返った。

　美咲役について毎田は「お母さんが美咲ちゃんを好きって思うより美咲ちゃんの方がお母さんのことを好きっていうのを考えながら」「1人ぼっちの時間が多かっただろうから、1人ぼっちの寂しさを想像して」取り込んだという。「初めて刑事ドラマをやったので、あまりやったことないことやシーンがあり、演技の勉強にもなりました」と今後を見据えた。

　撮影期間中には「みんなでTikTokを撮ったり」していて楽しい現場だった。インタビュー前の写真撮影時には同ドラマの公式SNS用に共演者らと撮影をしたというキュートな“指ハート”も披露した。

■将来の夢は「杉咲花さんのような女優さんに」「アクションもやりたい」

　将来の夢について毎田は「女優さんです」と即答。「アクションもやりたい」と今後の目標を明かした。「アクションが好きなので」と話す毎田は、事務所のレッスンに加わるアクションが「楽しみで楽しみで」とワクワク。「キックボクシングも機会があったら習い事としてすぐやりたいです」と意気込んだ。

　続けて毎田は「杉咲花さんみたいな女優さんになれたらいいな」と目を輝かせ、「優しいし、かわいいし、気遣いできるし、みんなと仲良くなれる、あったかい人。なので、全部ですね」と語った。きっかけは2020年度後期放送のNHK連続テレビ小説『おちょやん』。「あの時がドラマに本格的に出るのが初めてだったので、守られた感があった。（ヒロイン・杉咲の）幼少期の役をやらせていただいて『このときはどんな気持ちだった？』とか『どういう風にやってた？』と聞いてくれて。そういった努力も見習いたいと思いました」と熱弁。「何回でも共演したいです」と力を込めた。

■“等身大”10歳の毎田「夏祭りをやりたい」『ワンピース』トークも大盛り上がり

　“天才子役”の呼び名も高い毎田だが、インタビューでは10歳の等身大のかわいらしさも見せた。毎田はこの夏にやりたいこととして「事務所ではクラスを分けていてなかなか全員が集まることがない」と説明し「夏祭りみたいなイベントをみんなでやりたいな」と願いを込めた。「学校もイベントがコロナで全部中止になってるから」と心の通じ合う仲間とのイベントが恋しいとしょんぼり。夏祭りが実現したら「全部やりたいんですけど、焼きとうもろこしを食べたいです」と無邪気な笑顔を見せた。

　仕事のほかにやりたいこととしては「映画鑑賞です」と答え「『ジュラシックパーク』と『ハリーポッター』と『インディージョーンズ』と『バックトゥザフューチャー』と…」と早口気味に好きな映画を列挙。「今度みたいのは『ワンピ―ス』です」と明かし、もしじっすあ化するとしたら？という問いかけには「やりたいですね！やりたい！」と前のめり。「でも、何の役ができるかな？」と『ワンピース』トークに花を咲かせた。

　等身大の“暖乃ちゃん”を見せた毎田。最後には同作の見どころについて「最後まで犯人が分からないところがやっぱり面白い。誰が犯人なんやろうっていうのを推理しながら見てくれたら。最後の最後に『えっ』ってなると思います」と力強く伝えた。