俳優の松本まりかが11日、都内で行われた映画『ぜんぶ、ボクのせい』初日舞台あいさつに登壇した。絶望の果てに希望を見出そうとする少年・優太(白鳥晴都)の母親役を務め、息子を拒絶する“闇”を熱演した松本が、演じてみて気づいた複雑な感情について私見を語った。 松本は「ネグレクトをする母親の感情を演じることが難しかった」と撮影を振り返るが、息子を拒絶するシーンで母親の複雑な感情に少し気づいたという。「ネグレクトの母親って報道されるときに、非難の対象になるじゃないですか。じゃあなんでそんな親が増え続けてしまうのかっていうのは、母親の感情に寄り添うっていうことをあまりしない社会なのかなと」と疑問を投げかける。 また「すごい共感しづらいし、できないのは分かる」としたうえで、「私があの時に感じた感情は、母親だけを責めるっていうことはできないっていうか。責めないといけないんだけど、どうしてその母親が生まれてしまったのかということを社会や環境を考えることが大事なんだと言うことを実感した」と演じて気づいた思いを明かした。
2022/08/11