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『アルピニスト』学校になじめなかったマークを救った母親の決意

 世界でも有数の岩壁や氷壁、数々の断崖絶壁を、命綱もつけず、たった独りで登る無謀なフリーソロという登山スタイルを貫いた、マーク・アンドレ・ルクレールのドキュメンタリー映画『アルピニスト』(公開中)より、マークの特異な才能はいかにして育まれたのか、母親が“子育て”について振り返る本編映像が解禁となった。

マーク・アンドレ・ルクレール=ドキュメンタリー映画『アルピニスト』(公開中) (C)2021 Red Bull Media House. All Rights Reserved.

マーク・アンドレ・ルクレール=ドキュメンタリー映画『アルピニスト』(公開中) (C)2021 Red Bull Media House. All Rights Reserved.

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 誰もがひるむような過酷な岩と氷の絶壁を完登し、世界一過酷なルートといわれるコークスクリュー・ルートを単独で制覇、という比類なき快挙を成し遂げながらも、ビジネスには全く無頓着で、名声にも興味がない、自分のやりたいことをピュアに突き進んだマーク。

 危険な崖さえも、登りたいと思ったら登る。ただ気の向くままに、マイペースに、情熱だけが彼を突き動かす。しかし、なぜそんな危険を冒すのか? マークの返答は「娯楽みたいなものかな。楽しい冒険さ」というものだった。

 SNSのなかった「70〜80年代のワイルドな世界にいる」と評されているマークは母親(ミシェル・カイパース)の影響を強く受けているという。学校の教育環境になじめず、学ぶ意欲を失っていたマークのために、母のミシェルは、思い切ってホームスクールで学ばせることを決意し、自由にやりたいことをやらせた。息子に正面から向き合い、その個性を摘み取ることないミシェルのやり方が、マークの可能性を広げることとなりました。

 子どもの頃に冒険しないと、自分を見つけられない。自分の可能性にも気づけない。そうした環境で育まれたからこそ彼は、クライミングの魅力に取りつかれ、独学で学ぶほどにのめり込み、やがて独自のスタイルを生み出していった。そんな親子のきずな、信頼関係が垣間見える映像となっている。

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