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辛坊治郎、安倍元首相の銃撃事件に沈痛「まだつらすぎる」 マスコミの「とある宗教団体」報道に苦言も

 キャスターの辛坊治郎氏が、11日放送のニッポン放送『辛坊治郎ズーム そこまで言うか!』(月〜木 後3:30)に出演。安倍晋三元首相が8日に奈良・近鉄大和西大寺駅前で参議院選挙の応援演説中に銃撃され、死亡したことを受けて、自身の心境を明かした。

辛坊治郎氏(C)ニッポン放送

辛坊治郎氏(C)ニッポン放送

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 警察は、奈良市に住む無職・山上徹也容疑者(41)を逮捕し、殺人の疑いで捜査している。安倍元首相は生前、毎週土曜日に放送していた頃の同番組にも度々出演しており、辛坊氏はテレビ番組でも共演することが何度もあったため、この日のオープニングトークで「安倍さんとの思い出を語るには、まだちょっとつらすぎるというか、とてもじゃないけど私ごときがこのタイミングで何かを語るべきではないだろう。いろんな意味で、気持ちの整理がついたらお話していく」と胸の内を語った。

 続けて、言葉少なめながらもひとつだけ本人と会話したエピソードを披露。ある時、本人に「生まれたときから総理大臣になることを運命づけられている、そういう人生ってどうなんですか?」と尋ねたところ、会話の節々から「この人、畳の上で死ねると思ってないよな」と感じたという。辛坊は「運命の中に生まれてきて、その運命の中で総理大臣になることが宿命づけられていて、それで総理大臣やって、最後にこういう人生の幕切れを想定していたとは思わないが、私なんかみたいに、たぶん畳の上でふつうに死ぬよねという感覚は持っていないと感じた」と振り返った。

 また、今回の事件に関するマスコミ報道について「釈然としないことがたくさんある」と苦言を呈する一幕も。逮捕された山上容疑者が警察の取り調べに対し「特定の宗教団体に恨みがあった」と供述していたことについて、早い段階からSNSやネットニュースの一部で特定の団体名が出ていたにもかかわらず、マスコミはきょう午後の宗教団体による記者会見まで「とある宗教団体」と実名を伏せ続けた。

 これについて辛坊氏は、実名を伏せる意味合いについて解説したうえで、「最近、大手のマスコミが信用されなくなってきているのは、ネットでバンバン話が出ていて、裏が取れないデマみたいな情報はたくさんあるが、明らかにデマではなく簡単に裏が取れるようなことでも『とりあえず名前出すのやめとこう』となっている」と指摘し、既存のマスコミの信用度が下がっている点について言及した。

 さらに、もうひとつの「強烈な違和感」として山上容疑者を「元海上自衛官」と連呼する報道姿勢についても批判。今から15年以上も前に、わずか3年間だけ海上自衛隊に所属していたことを切り取り、事件との直接的な関連性がいまだ明らかでもないにもかかわらず、そこだけを全面的に立てて報道することに疑問を投げかけていた。

 番組の模様は、放送後1週間以内は「radiko」で聞くことができる。
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