海外ドラマ専門チャンネル「スーパー!ドラマTV #海外ドラマ☆エンタメ」にて、あす31日午後10時より独占日本初放送がスタートする人気アクション・サスペンスドラマ『ブラックリスト シーズン9』。プロデューサー兼主演のジェームズ・スペイダー(62)がシーズン9の見どころについて語ったインタビューが到着した。
ジェームズはこれまで映画『セックスと嘘とビデオテープ』『セクレタリー』、ドラマ『ボストン・リーガル』など、数々の作品に主演。ここまでキャリアを重ねれば、ハリウッド作品で主演俳優が作品の“プロデューサー”に名を連ねることは決して珍しくないが、彼にとって『ブラックリスト』(2013年〜)は、初めて“プロデューサー”として名前をクレジットした作品だった。初挑戦のプロデューサー業が『ブラックリスト』で、すでにシーズン10の製作が決定しているほど、大成功を収めている。
最重要指名手配犯レイモンド・“レッド”・レディントン(ジェームズ・スペイダー)が出頭してきて、他の凶悪犯逮捕のためFBIに手を貸すと言い出す。なんと、世界中の犯罪者の情報を集めた“ブラックリスト”を合衆国に提供するというというのだ。FBIやCIAが存在すら把握していない犯罪者のことまで知りつくしているレッドは、超法規的に一定の自由を保障される。だが“リスト”に載った犯罪者の逮捕に協力することもあれば、その背後で暗躍して敵を排除し、金や権力を手に入れることも。いまだ謎に包まれているレッドの正体とは?
――シーズン8が衝撃的な終わりを迎えました。 エリザベスを失ったことで、シーズン9ではキャラクターやストーリー展開にどのような影響があるのでしょうか?
【ジェームズ・スペイダー(以下、JS)】かなり大きく影響を受けています。シーズン9の始まりは2年後です。皆の人生が大きく変わりました。タスクフォースのメンバーもレディントンも、別の人生を歩んでいます。そして一連の状況、ある種の予期せぬ事態によって彼らは集まる事になり、シーズンが始まります。
――ネタバレしない程度にシーズン9について教えて下さい
【JS】シーズン9になっても、本来のあるべき姿のままです。作品に携わってきた私たちは当初から今も変わらず、同じことに興味があります。それは、非礼さ、感情、驚き、謎など複数の要素が混ざり合っているところです。シーズン9の見どころや今までのシーズンと違うところは、レディントンの中で明白な二面性が存在している事です。前シーズンで彼は多くのものを失ったので、今は失うものが少ない。危険な雰囲気で、今までと違う事をやりかねない状態です。
――シーズン9の脚本を読んだ時の感想をお聞かせください
【JS】レディントンはしばらく姿を消していました。彼は社会から離れた生活をしていて、ある姉妹(ウィーチャとミアース)と暮らしています。彼は社会に戻ることにとても抵抗があります。ささやかな安らぎと平穏を見つけたからだと思います。そういう意味で彼は幸せだと感じました。
――シーズン9で視聴者が期待できる事は何でしょうか? ゲストスターやキャラクターの復帰などですか? レディントンはシーズン9でどのように進化や変貌を遂げるのでしょうか?
【JS】シーズン9でもこの作品らしさを失っていません。毎シーズン、しばらく姿を見せなかったキャラクターが突然戻ってきたり、前のエピソードや前のシーズンで蒔かれた種が何シーズンか後に突然実を結んだり、そういったこの作品の要素は他のシーズンと同じようにシーズン9でもドラマチックに存在していると思います。
ゲストスターやサプライズ、さまざまな出来事も含めてです。そして、シーズン8とシーズン9の間の2年間に、特定の登場人物達に何が起きていたのかにも触れています。だから本当にシーズン9は盛りだくさんです。シーズン9はすでにアメリカで放送されていますが、私が信頼しているとても親しい友人たちが、シーズン9はこれまでの中で一番好きな要素を含んでいると言っていました。これは、この作品が新たな形で進化し、発展し続けているという事実を如実に物語っていると思います。
――『ブラックリスト』は今回で9シーズン目を迎えましたが、主役や製作総指揮として心がけていることは何でしょうか? また、同じ役を長く演じるための秘けつやコツは何でしょうか?
【JS】私は自分自身の中で好奇心と驚きを持ち続けるよう努めていますし、脚本家と会話する時も常にそのようなスタンスでいようとしています。 脚本家との会話ではいつも、視聴者が期待する方向と逆の方向に進んだ方がいいのではないかという話になるのですが、それは、本当に身勝手な考えだと思います。この番組を自分にとって持続可能なものにし、長期にわたって自分自身が興味を持ち続けられるようにする秘けつは、驚きと好奇心の重要性を常に理解して、視聴者を楽しませるだけでなく、作品を作る自分自身も楽しむことにあると思います。
――視聴者がこれほど長く『ブラックリスト』を見続けている理由は何だと思いますか? 何が彼らの興味を引き付けているのでしょうか?
【JS】本作で存在するパラレルワールドのようなものにも関係していると思うんです。この作品はほかの犯罪ドラマと違って、現実を切り取ったようなものを目指しているわけではなく、特異な犯罪ドラマシリーズです。
この作品の犯罪ドラマの側面は、事実を題材にしているというわけでなく、独自の世界の中で起こっているということも、長く愛される一因だと思います。それは確かに私たちの世界と並行して存在している世界ですが、それによって視聴者は自分の人生から離れ、キャラクターたちの人生に1時間だけ入り込むことができるのです。そして、その世界が驚きと好奇心とエンターテインメントを提供してくれます。
本作は、ある時は面白くて不遜で、ある時はとても激しくてドラマチックで感情的という二面性を持っており、それによって多くの重要なトーンの変化や流動性を提供し、長期に渡って人々を持続的に視聴させるものにしていると思います。また、すべてのエピソードに何かひとつの公式があてはまるわけではありません。1つのエピソードが次のエピソードと大きく異なり、そのエピソードの性質も大きく異なる傾向があります。
――『ブラックリスト シーズン9』を心待ちにしている日本のファンに向けてメッセージをお願いします。
【JS】日本の皆さんが『ブラックリスト』を見るのを心待ちにしているように、私も来日できるのを心待ちにしています。私は人生で一度だけ日本に行ったことがあります。『2 days トゥー・デイズ』という映画で東京国際映画祭に行くためだったのですが、もっと長い滞在期間でまた日本に行きたいと思っていますし、そのための方法を考えています。できるだけ早く来日したいと思っています。私の長男も日本を旅行したことがあり、日本をとても気に入っています。先日、長男が私に電話してきて、「父さん、いい知らせがあるよ」と言うので、理由を聞くと、「日本が入国制限を緩和するらしいよ」と言うので、「早く行きたいよ」と言ったら、「僕もだよ」と言われました。
■『ブラックリスト シーズン9』放送情報
5月31日 後10:00〜独占日本初放送
【二ヶ国語版】毎週火曜 後10:00〜
【字幕・5.1ch サラウンド版】毎週火曜 深0:00〜ほか
(C)2021, 2022 Sony Pictures Television Inc. and Open 4 Business Productions LLC. All Rights Reserved.
ジェームズはこれまで映画『セックスと嘘とビデオテープ』『セクレタリー』、ドラマ『ボストン・リーガル』など、数々の作品に主演。ここまでキャリアを重ねれば、ハリウッド作品で主演俳優が作品の“プロデューサー”に名を連ねることは決して珍しくないが、彼にとって『ブラックリスト』(2013年〜)は、初めて“プロデューサー”として名前をクレジットした作品だった。初挑戦のプロデューサー業が『ブラックリスト』で、すでにシーズン10の製作が決定しているほど、大成功を収めている。
最重要指名手配犯レイモンド・“レッド”・レディントン(ジェームズ・スペイダー)が出頭してきて、他の凶悪犯逮捕のためFBIに手を貸すと言い出す。なんと、世界中の犯罪者の情報を集めた“ブラックリスト”を合衆国に提供するというというのだ。FBIやCIAが存在すら把握していない犯罪者のことまで知りつくしているレッドは、超法規的に一定の自由を保障される。だが“リスト”に載った犯罪者の逮捕に協力することもあれば、その背後で暗躍して敵を排除し、金や権力を手に入れることも。いまだ謎に包まれているレッドの正体とは?
――シーズン8が衝撃的な終わりを迎えました。 エリザベスを失ったことで、シーズン9ではキャラクターやストーリー展開にどのような影響があるのでしょうか?
【ジェームズ・スペイダー(以下、JS)】かなり大きく影響を受けています。シーズン9の始まりは2年後です。皆の人生が大きく変わりました。タスクフォースのメンバーもレディントンも、別の人生を歩んでいます。そして一連の状況、ある種の予期せぬ事態によって彼らは集まる事になり、シーズンが始まります。
――ネタバレしない程度にシーズン9について教えて下さい
【JS】シーズン9になっても、本来のあるべき姿のままです。作品に携わってきた私たちは当初から今も変わらず、同じことに興味があります。それは、非礼さ、感情、驚き、謎など複数の要素が混ざり合っているところです。シーズン9の見どころや今までのシーズンと違うところは、レディントンの中で明白な二面性が存在している事です。前シーズンで彼は多くのものを失ったので、今は失うものが少ない。危険な雰囲気で、今までと違う事をやりかねない状態です。
――シーズン9の脚本を読んだ時の感想をお聞かせください
【JS】レディントンはしばらく姿を消していました。彼は社会から離れた生活をしていて、ある姉妹(ウィーチャとミアース)と暮らしています。彼は社会に戻ることにとても抵抗があります。ささやかな安らぎと平穏を見つけたからだと思います。そういう意味で彼は幸せだと感じました。
――シーズン9で視聴者が期待できる事は何でしょうか? ゲストスターやキャラクターの復帰などですか? レディントンはシーズン9でどのように進化や変貌を遂げるのでしょうか?
【JS】シーズン9でもこの作品らしさを失っていません。毎シーズン、しばらく姿を見せなかったキャラクターが突然戻ってきたり、前のエピソードや前のシーズンで蒔かれた種が何シーズンか後に突然実を結んだり、そういったこの作品の要素は他のシーズンと同じようにシーズン9でもドラマチックに存在していると思います。
ゲストスターやサプライズ、さまざまな出来事も含めてです。そして、シーズン8とシーズン9の間の2年間に、特定の登場人物達に何が起きていたのかにも触れています。だから本当にシーズン9は盛りだくさんです。シーズン9はすでにアメリカで放送されていますが、私が信頼しているとても親しい友人たちが、シーズン9はこれまでの中で一番好きな要素を含んでいると言っていました。これは、この作品が新たな形で進化し、発展し続けているという事実を如実に物語っていると思います。
――『ブラックリスト』は今回で9シーズン目を迎えましたが、主役や製作総指揮として心がけていることは何でしょうか? また、同じ役を長く演じるための秘けつやコツは何でしょうか?
【JS】私は自分自身の中で好奇心と驚きを持ち続けるよう努めていますし、脚本家と会話する時も常にそのようなスタンスでいようとしています。 脚本家との会話ではいつも、視聴者が期待する方向と逆の方向に進んだ方がいいのではないかという話になるのですが、それは、本当に身勝手な考えだと思います。この番組を自分にとって持続可能なものにし、長期にわたって自分自身が興味を持ち続けられるようにする秘けつは、驚きと好奇心の重要性を常に理解して、視聴者を楽しませるだけでなく、作品を作る自分自身も楽しむことにあると思います。
――視聴者がこれほど長く『ブラックリスト』を見続けている理由は何だと思いますか? 何が彼らの興味を引き付けているのでしょうか?
【JS】本作で存在するパラレルワールドのようなものにも関係していると思うんです。この作品はほかの犯罪ドラマと違って、現実を切り取ったようなものを目指しているわけではなく、特異な犯罪ドラマシリーズです。
この作品の犯罪ドラマの側面は、事実を題材にしているというわけでなく、独自の世界の中で起こっているということも、長く愛される一因だと思います。それは確かに私たちの世界と並行して存在している世界ですが、それによって視聴者は自分の人生から離れ、キャラクターたちの人生に1時間だけ入り込むことができるのです。そして、その世界が驚きと好奇心とエンターテインメントを提供してくれます。
本作は、ある時は面白くて不遜で、ある時はとても激しくてドラマチックで感情的という二面性を持っており、それによって多くの重要なトーンの変化や流動性を提供し、長期に渡って人々を持続的に視聴させるものにしていると思います。また、すべてのエピソードに何かひとつの公式があてはまるわけではありません。1つのエピソードが次のエピソードと大きく異なり、そのエピソードの性質も大きく異なる傾向があります。
――『ブラックリスト シーズン9』を心待ちにしている日本のファンに向けてメッセージをお願いします。
【JS】日本の皆さんが『ブラックリスト』を見るのを心待ちにしているように、私も来日できるのを心待ちにしています。私は人生で一度だけ日本に行ったことがあります。『2 days トゥー・デイズ』という映画で東京国際映画祭に行くためだったのですが、もっと長い滞在期間でまた日本に行きたいと思っていますし、そのための方法を考えています。できるだけ早く来日したいと思っています。私の長男も日本を旅行したことがあり、日本をとても気に入っています。先日、長男が私に電話してきて、「父さん、いい知らせがあるよ」と言うので、理由を聞くと、「日本が入国制限を緩和するらしいよ」と言うので、「早く行きたいよ」と言ったら、「僕もだよ」と言われました。
■『ブラックリスト シーズン9』放送情報
5月31日 後10:00〜独占日本初放送
【二ヶ国語版】毎週火曜 後10:00〜
【字幕・5.1ch サラウンド版】毎週火曜 深0:00〜ほか
(C)2021, 2022 Sony Pictures Television Inc. and Open 4 Business Productions LLC. All Rights Reserved.
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2022/05/30